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韓国系が排斥する「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」を読みました

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 1コ前のエントリーで、私は、引揚者に対するソ連兵や朝鮮人の蛮行について、日本のメディアの扱い方が不十分であるとぼやきました。
 今日のエントリーは、いわばその続きと言えるかもしれません。

 今日紹介する「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」は、朝鮮北部から家族とともに命からがら引き揚げてきたヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんの、自伝的小説です。

※多少ネタバレを含みますのでご注意下さい。
※画像は【動画】竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記より引用。
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 著者のヨーコ(漢字表記は擁子)・カワシマ・ワトキンズさんは1933年(昭和8年)、青森生まれ。
 生後6ヶ月で南満州鉄道(満鉄)に勤務するお父さんに連れられ、家族で朝鮮北部の羅南(現在の北朝鮮・咸鏡北道清津市)に移住しました。

 1945年(昭和20年)、敗戦の間際、ソ連軍が攻めてくるというのでお母さん、お姉さんとともに羅南を脱出。
 朝鮮半島を縦断する決死の体験を経て、日本へと引き揚げました。

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 帰国後は、京都市内の女学校に入学。
 働きながら卒業し、大学の夜間部で英文学を学びました。

 卒業後、米軍基地で通訳として勤務していましたが、結婚し渡米。
 アメリカの子供たちに日本文化を伝える活動をしていました。

 そして、1986年(昭和61年)、自身の体験を描いた初の著書である本書「So Far from the Bamboo Grove」を刊行。
 タイトルの「竹林」には、羅南の自宅と、青森県の母の実家への思いの2つの意味が込められているそうです。

 「So Far from the Bamboo Grove」は、戦争の悲惨さを訴える資料としてアメリカで優良図書に選ばれ、中学校用の教材として多くの学校で使用されています。

 長い間、日本語版の出版が待たれていましたが、今年7月、ついに「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」というタイトルで日本語版が刊行されました。

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 数年前、「So Far from the Bamboo Grove」は日本(のネット)で一躍有名になりました。

 なぜ有名になったのか?
 拙ブログの読者様はよくご存知でしょう。
 韓国人・韓国系アメリカ人がこの本の内容に反発し、教材使用禁止運動を繰り広げたことがきっかけです。

 著者のヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんが、あとがき「日本語版刊行に寄せて」の中で経緯に触れていますので、その箇所を引用させていただきます。

 この本がアメリカで出版されて20年経った2006年の秋、ボストン近辺に住む在米2世韓国人たちが突如怒りを爆発させました。
 本書はアメリカで中学生の教材として採用されていたのですが、その内容について、「日本人を被害者にし、長年の日帝侵略が朝鮮人民に対して被害、犠牲、苦痛を与えた歴史を正確に書いていない」「強姦についても写実的に書いており、中学生の読むのにふさわしい本ではない」といった理由をつけて、本を教材からはずす運動をあらゆる手段を使ってやり始めたのです。
 さらに、「著者の父親が731部隊に属していた悪名高い戦犯であり、また慰安婦を満州に送った悪者である」といった事実に反することも言い始めました。そこにボストン駐在韓国領事も仲間に加わり、この動きが世界中に広まったのです。

 本書は、私が11才のとき、母、姉と朝鮮北部の羅南を脱出したときの体験を書いた自伝的小説に過ぎません。私の意図は、個人や民族を傷つけるためのものではなく、この物語を通して戦争の真っ只中に巻き込まれたときの生活、悲しみ、苦しさを世の中に伝え、平和を願うためのものでした。
 どの国でも戦争が起きると、人々は狼狽し、混乱して下劣になりがちですが、その反面、人間の良さをも引き出させることがあります。私はこの物語の中で、自分たちの身の危険もいとわずに兄の命を助けて保護してくれた朝鮮人家族の事を語っています。これは「親切さ」についての一つの例えですが、彼ら以外にも親切にしてくれた多くの朝鮮人たちがいました。
 羅南から釜山、日本の福岡へと帰ってきた少女時代の経験は、戦争とは恐怖そのもので、勝負はなく互いに「負け」という赤信号なのだということを私に教えてくれました。私はそのことを本書を通して地球上の全ての子供たちに伝えたい――それだけが私の願いです。
 子供時代の思い出であるが故、歴史家から見れば、いたる所に間違いもあるでしょう。その点はお許し下さい。

 「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」を読み終えた後、真っ先に出た私の感想は、「韓国人がなぜこの本を排斥しようとするのか理解できない」というものでした。

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 確かに、ひどい朝鮮人はたくさん出てきます。

 特に日本女性に対しては見境ない状況で、ヨーコさんも強姦の現場を何度となく目撃する羽目に陥りました。

 「共産軍」(本書には朝鮮共産軍と記されていますが、朝鮮人の保安隊のことと思われ)も冷酷非道な人間ばかりで、日本人のみならず反共産主義者とみなせば朝鮮人でも殺す有様でした。

 でも、ひどい日本人も少なからず登場します。

 金属供出で自宅に来た憲兵はヨーコさんを足蹴にして怪我を負わせました。
 ヨーコさんたちの荷物を盗もうとした日本人引揚者もいます。

 ヨーコさんとその家族にしたって、目の前で爆撃により死んだ「共産軍」の兵士の衣服を剥ぎ、それを着て逃げています。
 もちろん、自分たちが日本人であること、そして女性であることを隠すためです。

 あの時代、誰もかれもが皆、生き延びるために必死だったのです。

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 一方で、あとがきにあるように、優しい朝鮮人も出てきます。
 兄の淑世(ひでよ)さんが出会った朝鮮人一家がそうでした。

 淑世さんは終戦時、弾薬工場での勤労奉仕のためにヨーコさんたちとは別の町にいて、一緒に逃げることができませんでした(38度線が引かれた時、彼は北にいました。そのため帰国が大幅に遅れます)。

 何度も死に直面しながら逃避行を続けた淑世さんは、雪の中、一人で行き倒れていたところを金さん一家に助けられ、命をとりとめます。
 日本人を匿っているのがばれれば、自分たちも殺される状況であったにもかかわらず助けてくれたのです。

 しかも数ヶ月間も家においてくれ、「このまま我が家の子供になりなさい」とまで言ってくれました。
 が、淑世さんの「祖国に帰りたい、家族に会いたい」という気持ちを理解し、最後は38度線を南に越える手助けまでしてくれました。

 他に、戦前からヨーコさん一家と家族ぐるみの付き合いがあった李さん一家もいました。
 ただ、終戦時に淑世さんが李さん一家を頼って家に行ってみると、無残にも彼らはすでに「共産軍」に殺害された後でしたが……。

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 戦争は人に狂気を芽生えさせます。
 勝者にも敗者にも、です。

 あとがきでヨーコさんが述べている「戦争とは恐怖そのもので、勝負はなく互いに『負け』という赤信号」という言葉は、そのことを如実に示していると思います。

 特に、戦勝国民(朝鮮人は先勝国民ではないが彼らはその気でいた)が敗戦国民に乱暴狼藉を働くというのは世界共通です。

 だから、朝鮮人だけが殊更ひどかったなどと私は言う気はありません。

 殊更ひどいことがあるとしたら、それは彼らが、自分たちが乱暴狼藉を働いたという歴史的事実を完全に「なかった」ことにして、今なお自分たちだけが被害者であるかのような顔をし続けていることです。

 ヨーコさんは小説の中で、「戦争はいけない」とか、反戦平和のスローガンめいたことは一切書いていません。

 思想的に全く色のついていない内容で、ただただ、幼かった自分と家族が体験したことを日記風に淡々と綴っています。

 日本を美化したところは全くないし、逆に、朝鮮を特に悪く書いたりもしていません。

 「少年H」のように、戦時下の庶民が、戦後明らかになったことをなぜか知っていたり、戦後の価値観で物を言ったり、などという嘘もありません(文庫化した際に作者の妹尾氏はこういった間違いの何カ所かは訂正したと聞きますが)。

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 作中、わずかに反戦平和めいたことを口にした人は、ヨーコさんのお母さんだけです。

 まだ一家が朝鮮に住んでいた頃、お母さんは、「東條内閣が真珠湾を攻撃し、戦争を始めたのが一番悪い」「夫や息子を失うくらいなら、国が戦争に負ける方がずっとまし」といった言葉を口にしています。

 が、それは戦況がみるみる悪化していた時期に、一人息子の淑世さんから急に予科練に入隊することにしたと打ち明けられ、動揺した時に出た言葉でした(淑世さんは結局試験に落ち、工場勤務となりました)。

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 日本がどう、朝鮮がどう、ソ連がどう、といった政治的な記述は一切存在しません。

 これは、戦争に巻き込まれながらも、さまざまな苦難に打ち勝ち、時には人の優しさに助けられながら、力強く生き抜こうとした純粋な少女と家族の物語です。

 だからこそ「戦勝国」であるアメリカ国民も、この物語を感動と教訓を持って受け入れることができたのでしょう。

 この現実を、韓国人・韓国系アメリカ人の方々にはちゃんと見ていただきたいです。
 ごく一部の記述に脊髄反射するのではなく。

 「日本人を被害者にし、長年の日帝侵略が朝鮮人民に対して被害、犠牲、苦痛を与えた歴史を正確に書いていない」というのが、彼らの言い分の骨子のようです。

 なのに、その「正確に書いていない」と言い募る側が、ヨーコさんのお父さんの経歴を捏造してまで排斥運動を行うというのは、いかがなものでしょうか。

 反日に凝り固まって、目的のためには手段は選ばない、自分たちの意にそぐわないものを排斥するためなら捏造も辞さず、というのは彼らのいつものやり方だから、今さら私たちが何を言っても馬耳東風なのでしょうが……。

<追記8/20 17:10>ヨーコさんは現在も、講演活動などで全米だけでなく世界各国をめぐる多忙な日々を送っておられます。詳細はコメント欄の【くっくり@管理人 | 2013/08/20 05:09 PM】を参照。

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 最後になりましたが、私が今日一番言いたいこと。

 この本を、ぜひ日本の学校でも教材として導入すべきです。
 というか、日本人の体験なのですから日本の学校で教えるのが、よりふさわしいと思います。

 これまで日本の教育現場で、戦争の悲惨さ、特に民間人が犠牲となる理不尽さを伝えるための題材とされてきたのは、広島・長崎の原爆、あるいは日本の各都市への空襲、あるいは地上戦に見舞われた沖縄といったふうに、国内の話がほとんどではないでしょうか。

 私は昭和39年生まれで、両親から祖父母に至る世代がまさに引揚者の世代であるにもかかわらず、教師から引き揚げ体験を聞いたことは全くありません(被爆体験、空襲体験は山のように聞かされましたが)。

 ましてや今の子供たちは、敗戦前後の朝鮮半島や満州などの混乱、引揚者の苦労などは、ほとんど知る機会がないのではないでしょうか。

 それらを子供たちに教えるために、この本は最適だと私は思います。
 1コ前のエントリーでぼやいたように、自虐史観に染まったテレビの戦争特集など見たところで、真実はなかなか伝わってきませんから……。




※拙ブログ関連エントリー(戦争を考える)
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