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「アンカー」G8閉幕…日本は世界のメインプレイヤーになろう!激動する中東で日本が担う役割とは?

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/19放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

G8閉幕、アベノミクスに対する各国首脳の反応と評価、世界情勢を青山ズバリ

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 前半のキーワードは『世界のメイン・プレイヤーになろう』。G8における日本の特にアベノミクスについての成果と課題は? また、G8のもうひとつの大きな課題はシリア問題でしたが、数年前にシリアに行った青山さんが独裁政権下の将軍から言われたこととは?
 後半のキーワードは『首を突っ込む』。中東問題で日本が果たすべき役割とは? 日本が世界のメイン・プレイヤーになるために必要なこととは?

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________
※G8関連のニュースと解説のあと

山本浩之
「実は、このあとの青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーも、今日は、これG8サミットについてのお話だと、いうことですね」

青山繁晴
「そうなんですね。で、サミットって、1975年に始まってから、もう40年近いんですけど、今まで僕たちの、日本国民の印象に残ってるって言ったら、1983年に中曽根総理が、だから今からちょうど30年前に中曽根総理が、サミットに参加されて、サミットが、こう終わる時にですね、当時のレーガン大統領とサッチャー首相の間に、こう割って入って」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「真ん中に写真、真ん中で写真を撮ったと」

山本浩之
「ありましたねぇ~(笑)」

青山繁晴
「それも今、だいぶ年を取られた中曽根総理が、あれは、国民の代表として頑張ったんだって、もう自画自賛もなさってて(笑)」

山本浩之
「まぁ確かに、あの、サミットごとにですね、どこに立つかっていうことをね、ものすごい…(ざわ)」

青山繁晴
「今は決まっちゃってるんですけどね」

山本浩之
「あの当時言われてましたよね(笑)」

青山繁晴
「というか、今決めたのは、中曽根さんがこうやって割って入ったからじゃないかっていう話も聞くんですけど(笑)。ま、話もとに戻すと、そういうことしか印象に残ってないサミットで、今回は日本の政府が、その、国内でも賛否両論あっても、とにかく今やってる施策がサミットのメインテーマになったっていうのは、たぶんその40年近い歴史の中で、初めてじゃないかというね。ですから、今日はそのことについて、もっと深く考えてみたいんですけれども、実はそのメインテーマになったっていうのはアベノミクス、経済のことなんですが、本当は経済だけではあってはいけないと、いう意味も込めて、今日のキーワードは、これです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『世界のメイン・プレイヤーになろう』と」

青山繁晴
「経済だけではメイン・プレイヤーになれません。じゃあ何が必要なのかっていうことを、皆さんと一緒に具体的に考えたいと思います」

山本浩之
「分かりました。それではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、アベノミクスがこのG8では大きな注目を浴びたわけですけれども、世界のメイン・プレイヤーになるためには、この、経済以外にも世界を引っ張っていくべき課題があると、青山さんはおっしゃいます。さあ何でしょうか。さっそくお願いします」

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青山繁晴
「はい。まずあの、これ今回の参加者ですけどね、北アイルランドらしい、こう風景の前に立ってるわけですけど、ま、パッと見てやっぱり一番実は印象に残るのは、依然として中国がいないってことですよね」

一同
「ああー」

青山繁晴
「で、ここにプーチンさんいらっしゃるんですけど(左から4人目)、実はこのプーチンさんの扱いに、みんなけっこう困ってるっていうのが現実で」

村西利恵
「困っている」

青山繁晴
「ええ。あの、つまりあの、もう完全に独自路線なんですよね。違う価値観で動いてるわけですね。だからもともとはG7だったのをあえてロシア入れたけど、やっぱり、価値観違うなって話になって」

村西利恵
「ちょっと浮いてしまってるというか」

青山繁晴
「浮いてしまってます。はい。浮いてることは屁とも思いませんけどプーチンさんは。だからここにもし中国がいたら、中国とロシアのこの2人がいたらよけい困るっていうので、中国依然として入れてもらえない。入れてもらえないから今はG20っていう枠を広げたやつが別途、作られてるわけですね。逆に言うと、この本家本元の、G8サミットでは、アジア代表は日本しかいないってことはいかに重大かっていうことですよね。日本のためよりも、アジアのためにこそ。それなのに今まで日本の総理は、もうほとんど存在感を示してこれなかった。今回は、明らかに存在感はありました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「G8の中で、イタリアのレッタ首相が、『経済再生の良きお手本として、参考にしたい。アベノミクスについて講演をお願いしたい』と発言しました。首脳宣言でも、『日本の成長は短期の財政刺激策、大胆な金融対策、そして民間投資を推進する成長戦略に支えられている』と、アベノミクスを評価する内容が、盛り込まれました」

青山繁晴
「はい。えー、これまず、今回イギリスでやってるサミットですから、議長のイギリスのキャメロン首相から、安倍さん、2番目に発言して下さいって言われて、もうかなりたっぷり時間取ってアベノミクスを解説したんですね。で、それが各国から高い評価を受けて、それは事実です。で、たとえば、イタリアのこれ新しい総理ですね、エンリコ・レッタさん、このエンリコ・レッタさんは、ま、もう、あの、お世辞に聞こえるぐらい、要するにイタリアも、政治不安と経済危機に苦しんでますから、経済再生のお手本なんだと。だからローマに来て講演して下さいまで言ってですね。まああの、エンリコ・レッタさんっていうのは僕なりに調べたら、そうお世辞を言う人でもないから、けっこう本音があって、但し、これはでも、日本とイタリアの個別会談の場ですよね。で、サミットって全体会合が重要だけど、それ以外に個別の会談やるんで、これだけだと、あの、苦しんでるイタリアが関心持っただけに終わるんですけど、いや、全体会合で出てくる首脳宣言の中に、日本の経済の回復が、とても世界にとっては大事だってことがちゃんと入れられて、しかもアベノミクスについて肯定的に入れられたっていうのは、これは画期的です。あの、アベノミクスに対して賛否両論あっても、それを超えて画期的なのは間違いない。但し、よく見ていただくとですね、この首脳宣言の中に、たとえば、大胆な金融政策、これどういう意味かというと、途中でめげるなよと

村西利恵
「ああー」

青山繁晴
「ええ。最初の通り、もう大胆にやってくれよと。で、さらに、民間投資を推進する成長戦略っていうのは、肝心要はここですよ、民間が、つまり普通の企業は、お金を出したいと思うような、あの、新しい成長を、遂げて下さいよと言ってるから、ここに短期のって入るわけですよ。つまり財政刺激策っていうのは、国のお金を使って、成長を図ろうとすることですけどそれは短期でやめて下さいねと。つまりここに厳しい指摘が本当は隠れていて、これを、露骨に言ったのがこの人です」

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村西利恵
「ドイツのメルケル首相は日独首脳会談で、『日本は大変な財政赤字を抱え、どういう取り組みをしていくのか』と、発言しました」

青山繁晴
「はい。これあの、実は背景があってですね、メルケルさんはもともと、もうメルケルさん長くやってますけど、何度もサミットに来る時に、アメリカとぶつかってるんですよ。メルケルさんの持論として、財政赤字こそが、大事なテーマだと。で、アメリカは、いや、そうじゃなくて、成長していけば法人税増えるんだから、財政赤字超えられると。いつもそこでぶつかってきた。今回も、まあ、アメリカと仲の良い日本の総理が、成長重視で来たから、これやっつけてやろうってのがまずあった。それと同時に、アベノミクスが成功していくと、為替のレートが是正されていくから、ドイツと日本は、車を輸出するって上において、大変なライバルなんで、ドイツの、実はメルケルさんはドイツの車メーカーの代表でもあるから、癒着してるっていう意味じゃなくて、それはドイツの産業を支えてるわけですからね、あの、雇用が大きいので、自動車産業っていうのは。だからそういう背景があって言ってるんですけれども、しかし、このメルケルさんって重要なメンバーから、こういう指摘があったのは大切なことですから、安倍さんはとりあえず、メルケルさんとの個別会談でも、いや、これから具体的に財政再建策を作りますと、言いました。えー、そしてさらに、全体会合では、ある意味もっと踏み込まざるを得なかった。それはこれです」

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村西利恵
『経済指標をみて環境が整えば、消費税率を予定通り引き上げる

青山繁晴
「はい。これあくまでも、経済指標をみてっていうのは、経済の回復が具体的に数字で確認できたらという意味ですけれども、えー、その場合は消費税率を予定通り、今の5%より上げていくから、財政赤字に対して、効果があるはずだってことをおっしゃったんですけど、これ、当たり前じゃないかと思う、あの、視聴者、国民の方もいらっしゃると思うんですね」

村西利恵
「うーん」

青山繁晴
「ところが実は今の安倍政権にとってはこれは全然当たり前の発言じゃなくて、これやっぱり、ここまで言わざるを得なかったんだなあっていうね、あの、ちょっと胸に刺さってる発言なんです。それどうしてかというと、安倍総理と与党には、密かなプランがあるからです。出して下さい」

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村西利恵
「総理側近によると、『安倍総理を含め与党がひそかに考えていたのは、来年4月の消費税率8%への引き上げを先送りして、再来年10月に、一気に10%に引き上げるプラン。しかし、国際社会との調和を図らねばならない』

青山繁晴
「図らねばならないっていうよりは、改めて、あの、国際社会の言うことも聞かなきゃいけないんだなと思っちゃいましたよね、と、これ電話でのやりとりなんですが、そういう言い方だったですよね。で、これ、皆さんもご承知だと思いますけど、今は5%の消費税が、来年の春、に、まず8%に上がって、で、そのあと再来年の10月、秋に、今の倍の10%に引き上げるってプランになってるわけですよね。ていうか、その、3党合意ってものがあってそうなってるわけですけれども。しかし、まず与党が、これ(来年4月に8%引き上げ)、すっ飛ばしたらどうだと。ね。というのは、来春(らいはる)だとですね、アベノミクスってのは実は、地方でなかなか効果が出てないでしょ。だから地方の首長(くびちょう)選、自民党はもう惨敗に次ぐ惨敗」

一同
「(同意)」

青山繁晴
「静岡では、その、3倍の、あの、票を、現職の川勝さんって人に取られて自民党系の候補は惨敗したわけですよね。で、それがあるから、来年4月じゃまだ、給料もちゃんと上がってないかもしれない。そこに消費増税ぶつけたらアベノミクスが吹っ飛んでしまうから、これをやめてですね、再来年の10月だったらこれもけっこう楽観的な見方ですけど、再来年の10月だったら給料がだいぶ上がってるかもしれないから、えー、倍の10%にしても個人消費はそんな落ちないんじゃないかと、とりあえず来年の春は飛ばそうかと、いうのを、僕の責任で申しますが、安倍さん自身も間違いなく検討されています、現在

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「それがかなりやりにくくなったっていうことなんですね。で、これは、サミットに参加する以上は、国際社会の縛りってのは受けざるを得ないので、あくまで決めるのは日本の内政問題ですから最終的には安倍さんが決めますけれども、これは安倍さんにとったら、ひとつの縛り、場合によっては足かせ手かせになると、いうことですよね。で、さらに今回のサミットでは、このアベノミクスが大きなテーマになりましたが、もうひとつ大きな大きなテーマになってたのが、皆さんもご承知の、これですね」

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村西利恵
アメリカとロシアの首脳会談では、シリア問題で激突し、物別れに

青山繁晴
「はい。これあの、シリア問題、この『アンカー』でも、ずっと繰り返し、この、月~金で放送されて、報道されてると思いますけれども、信じがたいことに、自国の政府が、自国民の女性や赤ちゃんにまで爆撃を加えて、惨殺するという、ま、ひどい内戦になってるわけですよね。でも、何となく中東、特にシリア、エジプトとか、たとえばイラク戦争のイラクなんかに比べて、今まで、あんまり登場してこなかったから、日本の方々にとっては、縁遠いかもしれないけど、これ世界では大問題になってるわけですよね。で、その大問題について、オバマさんとプーチンさんが、全く激突して、そして全く物別れに終わって、この意味ではサミットは全然役割を発揮できなかったんですね。で、何で、中東の国シリアをめぐって、遠いアメリカと、そしてロシアが戦わなきゃいけないのか。そしてサミット全体の大きな問題になったか、ということを、日本の問題と絡めて考えたいんですけど、まず、やっぱりこれシリアって地図を見ないとお分かりいただけないと思うんで、出して下さい」

村西利恵
「中東の地図です」

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青山繁晴
「はい、これ見ていただくとですね、まず、あの、けっこう大きな国だと分かっていただけると思うんですけど、ちょうど中東地域の、一番大事な真ん中にあるわけですね。えー、イラク戦争のイラクとも、国境接してるし、実はイスラエルとも国境接してるし。えー、こういう、こういうのを、地政学的に大事と言うんですけれども、実は数年前にですね、このシリアに行きました。で、シリアに行って、まず首都のダマスカスに入ったんですね。ダマスカスって皆さん、あの、高校時代、世界史とった人なら、思い出していただくと、何と紀元前1万年、紀元前1万年、キリストが生まれる1万年前から、人間が都市の住民として住んでた街。だから、おそらく間違いなく世界最古の都市なんですよね。で、その古きも古い街に行くとですね、その、すっごく古い砦とか街並みに、オープンカフェとか、そのけっこう近代的な明るいヨーロッパ風の、店があって、で、独裁国家ですけれども、僕が行った時にも独裁国家、今の大統領の独裁下にあったんですけど、みんなけっこう自由に夜遅くまでワイワイワイワイやってですね、お酒は出ないですけれどもすごく楽しめる所で、感じ良かったんですよ。ところがですね、このダマスカスで、シリア軍の当時の将軍にお会いする予定だったのが、将軍のとこ訪ねて行ったらいないんですよ。もぬけの殻」

村西利恵
「いない?」

青山繁晴
「はい。このダマスカスくんだりまで行って、相手いないんで僕は非常に困りまして、探し回りました。探し回ったところ、実は北部、ずーっと北部のラタキアにいるっていう、話を聞かされたんです」

山本浩之
「それだいぶ北じゃないですか、距離にするとね(笑)」

青山繁晴
「すごい北で、これラタキアっていうのは、ま、日本で言うと、あえて京都っていうか、京都よりもっとはるかに古い、紀元前14世紀、に、その、栄えて、えー、そこに、ウガリット遺跡ってあるんですけど、そこに、あの、今、映ってます、これはあの、遺跡じゃないんですけどね」

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村西利恵
「きれいな海ですね」

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青山繁晴
「これ何が映ってるかというと、これシリアって実は、地中海に面してるんですよ。地中海ってヨーロッパのイメージ強いですけど本当はこのシリアのラタキアは地中海に面していて、さっきの海水浴場、黒い服を着た女性も、ちゃんと海水浴をしてたりですね、そういう所なんです。で、ここにいると言われて訪ねて行って、さっき海辺映ってましたが、まさしくああいう海辺のレストランを指定されて、そこに行ったら、またいないんですよ。いないから、もう困って周り見てたらですね、海辺に、さっき映ってたような海辺にですね、背の高い人が、白い湾岸服ってあの、アラビアのロレンスに出てくるような、ああいう格好をして、海の方を向いて、一人でぽつんと立ってる人がいて、あの背の高さからしてひょっとして将軍かと思って、その、近づいて行って前に回って顔を見たらですね、まさしくその将軍なんですよ。ところが軍服を着ないで、そのアラブ服を着ててですね、そして、僕は、将軍、あなた何で約束のダマスカスにいないんですかと。ね。しかも今もレストランにいないで、って言ったら、ミスター青山、ちょっと顔の向きを変えて、海の方を向いて喋ってくれと言われたんで、僕は将軍に、え、あの、あなたは要するに唇読まれるのを心配してるんですかと言ったら、ああ、その通りと。あの、唇を読む技術は実際にありますけど、僕はちょっと過剰反応じゃないかと思ったけど、その将軍が言った話を聞いて、ああ、将軍が、つまり、ダマスカスにいて喋ったら殺される。そしてラタキアのレストランで普通に喋ってても殺される。そして海辺で喋ってても、その唇を読まれたら殺される。将軍だからよけいに、その、独裁政権にやられる。ね。その話の中身って一体何かというと、実はこれです」

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村西利恵
「そのシリア軍の将軍によると、『シリアは原油が、公表ベースよりも少なくなっている。日本は原油がなくなる中東に手を差し伸べてほしい』

青山繁晴
「ええ、もちろんこれ原文は英語なんですけど、あの、本当はですね、将軍何ておっしゃったかというと、シリアは、公表ベースと違って、もう油が、ないって言ったんですよ」

村西利恵
「少なくじゃなくて、ないと」

青山繁晴
「ほんとは、ないって言ったんです。それでこの将軍は英語が、かなりたどたどしいから、少なくなってるってたぶん言えなかったのかなと。で、ないってことは実際にないと思いますよ(笑)」

村西利恵
「さすがに」

青山繁晴
「但し、もともとシリアは、その、産油国の中では、その、油の量が少なくて、そして、もう最近特にすごく少なくなってきててですね、で、この将軍は、いわば開明派の将軍でしたから、今この内戦で一体どうなってるのか全く消息不明になってるんですけど、シリアのことだけじゃないって彼は言ったんですよ。中東全体が実は、表の数字と違って油がどんどんなくなっていってると。そういう国々が他にもあってですね。で、そうすると、中東は大混乱になる。その大混乱になる中東に、手を差し伸べてくれるのは、日本しかないんじゃないかと。つまりアメリカは油がなくなったら中東なんかに何も興味がないだろうし、アメリカを筆頭にどこも興味ないだろう。日本は公平な国だと聞いてるから、ぜひ、あなたは、つまり僕は自由な民間人だそうだから、この現状を、日本の政府に伝えてくれって言って、僕は伝えたんですけれども、え?、いや、だって数字上はちゃんとありますよって言われて、そのままで終わってしまったんですよ。しかし、実は、この将軍が予言した、その後の中東の大混乱が、本当は起きました。それは何かというと、これなんです」

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村西利恵
「それが、アラブの春」

青山繁晴
「はい。アラブの春っていうのは日本では、ま、ジャスミン革命と言われて、何かとてもいいイメージだけ言われましたけれども、本当はですね、先ほどの将軍の命懸けの証言も合わせて言うと、アラブの春の実態はこれなんです。出して下さい」

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村西利恵
分け合うものがなくなれば、独裁体制が崩壊する

青山繁晴
「油というものはアメリカと結託して、独裁者がずっと独占してるんですけど、でも、やっぱり豊かな油があると、あるいは天然ガスがあると、そっから分け前があって、それなりに独裁体制の秩序が保たれる。しかし分け合うものがなくなってしまったら、独裁体制が崩壊して、このまず民衆の反乱が起きる。民衆の反乱自体はここにいる顔も(プロジェクターの画像に写ってる人々の顔を指して)、ほとんどそうだと思いますけど、ほんとはこういうお顔の中にもですね、イスラム原理主義者が間違いなく入ってると。ね。そういう服装してるわけじゃないし誰にも分からない。そして、そのイスラム原理主義が本当は、大きな力を持っていってしまう。それによって中東は、独裁が終わって民主化して、明るい中東になるんじゃなくて、イスラム原理主義、つまりテロリストを含めた、力が支配するとんでもないことになる、その前に日本はほんとは助けてほしいって話だったんですけど、残念ながら日本は助けの手を差し伸べずに、今の大混乱起きてるわけです。それでは、これから、日本や世界はどうしたらいいのか。特に日本はどうしたらいいのかを後半考えますが、キーワードは、これです」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『首を突っ込む』。中東問題で日本が果たすべき役割とは何なのか。このあと、詳しく解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「2つめのキーワード、『首を突っ込む』でしたね。経済だけじゃなくて、中東全体の問題にもこれは、首を突っ込むことが、なぜ必要なのか。続きをお願いしたいと思います」

青山繁晴
「はい。えー、先ほど申しました通り、アラブの春っていうこのきれいな言葉の行き着いた先が、今のところはあのシリアの、悲惨な内戦なんですよね。その、シリアで何が起きてるかっていうのを、すごく簡潔にまとめてみました。ちょっと出して下さい」

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村西利恵
「シリア内戦の経緯です。2011年3月、『アラブの春』の影響で、シリアでも大規模な反政府運動が起きました。2012年には、アサド政権が複数回サリンを使用したと、これはアメリカが断定しています。2013年4月までの犠牲者は、9万3000人を超えるとみられています」

青山繁晴
「はい。この、アラブの春っていうのは、2011年の3月の前に、この北アフリカで、チュニジアとか、チュニジアから始まって、エジプト、リビアに波及してと、たくさん報道ありましたよね。で、そしてシリアに飛び火した。で、ま、たとえば今エジプトでも、まだまだ政治が混乱して、大変だけれども、それなりに新しい体制模索してるのに、シリアだけはそうならなくて、何と、これ、ま、あくまでアメリカの断定によりますけれどね、僕も直接証拠は何も見つけられてないんですけども、アサド大統領の軍隊が、その、自国民の女性、赤ちゃんを爆撃するだけじゃなくて、毒ガスのサリン、オウム真理教が使ったこのサリン、さらに兵器化したものを複数回、使って自国民を殺害したんだと。こんな無残な話はちょっとこれ、小説に書いてあったらそれやりすぎ、書きすぎだろうっていうのはね、考えすぎでしょって話が実際に起きてる恐れがあって、そして国連が、ま、あの、仮に計算してみたら、今年の春まで、もうすでに、2ヶ月以上経ってますから、その段階で9万3000人、本当は、10万人をはるかに超える、その、普通の、何でもない人々が、殺されてるってことになってるわけですね。もう一回言いますが、このあたりのアラブの春と比べて何でこんな悲惨なことになってるかというのは、アサド大統領の、性格にもよりますよ? それも、独裁者ですから、独裁者の性格に引きずられてるけど、でも根本はですね、えー、このサミットで、よく分かったように、アメリカとロシアの意見こうぶつかってしまって、そのサミットで擦り合わせても全く物別れだったように、国際社会がバラバラで対応できないんですよね。で、それは、どうしてそうなのか。今回のサミットのおかげで本音が分かったところがあるんですね。出して下さい」

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村西利恵
「米ロ首脳会談でオバマ大統領は、『アサド大統領に武器を渡すな』と求めたのに対し、プーチン大統領は、『アメリカこそ反体制派に武器を渡すな。イスラム原理主義の方が野蛮だ』と返しました」

青山繁晴
「えー、今回、プーチンさんの個性にまた、ちょっと僕もびっくりしたんですが、プーチンさんはですね、この反体制派の中に、本当は、それは、あの、本当は市民の方もいらっしゃるけど、しかしイスラム原理主義もいるのは間違いないじゃないかと。で、プーチン大統領はチェチェン問題でイスラム原理主義と、まあ、戦争やってますからね。そのイスラム原理主義は、その殺した敵兵の、内臓をつかみ出して云々と、えー、ほんとはもっとひどい表現で、サミットの場で首脳がそういうことを言ったってのは僕はもう、空前絶後で聞いたことがない。プーチンさんそれ百も承知で、自分がそれこそ野蛮だと思われても、とにかくその、シリアの反体制派っていうのは、あの、道徳すらないんだってことを、すごい強調したわけですよ。でもですね、これで見ると、いわば、分かりやすい対立に見えるでしょ。それ違うんですよね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「両国の本音は、アメリカは本当は反体制派、イスラム原理主義に手を貸したくない。ロシアは、地中海への出口を守りたい

青山繁晴
「はい。これはアメリカっていうか、オバマ大統領も含めて本音はですね、プーチンさんの言ってる通り、そのシリアの反体制派、反アサド大統領の方に、イスラム原理主義がいるっていうのは、それは、それこそNSAの情報活動も含めて、百も承知なわけですよ。で、そこに、あの、武器を渡すっていうのは、イスラム原理主義の力を伸ばすだけになってしまう。で、しかもアサド大統領というのはですね、イスラム教のアラウィ派って言って、要するにイランなんかと仲いい方で、イスラム原理主義の多数派は、その、イランと敵対する、スンニー派なんですよ。で、従ってそれから考えても、反体制派、アサド大統領を倒そうとする側にイスラム原理主義いるのは間違いない、そこに手を貸したくないなってことに、もう何か出たり引っ込んだり出たり引っ込んだりになってしまってて、そしてさらにロシアはですね、ほんとはさっきの地図、思い出していただくと、ほんとの本音はですね、さっき、あの、動画を見ながら言いましたよね、地中海に面してると。あそこに実はロシア海軍が拠点持ってるんですよ。で、ロシアっていう国は…(地図が載ったさっきの画像が出る)」

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青山繁晴
「ロシアっていう国はですね、ロシアっていう国は地中海に出口ありませんから、シリアに、その海軍の拠点あるから、こっからその地中海に出て行けて、これすっごいですよね、アメリカもヨーロッパもみんな睨めるわけですから、ロシア海軍としては。だから自分のことを考えて、そのアサド大統領に味方をしてるだけなんですよ。これ、何を物語ってるかというと、はい、それ出していただけますか。出して下さい」

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村西利恵
世界のメインプレーヤーがいないと」

青山繁晴
「その通りです。つまり、この、仕切れるメインプレーヤーがいないんですよ。まずアメリカはその、さっき言いました通りオバマ大統領は、その、どうしようかどうしようかと、迷ってる状況にあって、ロシアは自分のことだけしか考えてないから、メインプレーヤーにとてもなれない。政治的、あるいは安全保障の話でもそうであるし、経済をさらに考えてみるとですね、なぜ今回のサミットでアベノミクスという、日本経済のいわば改革案がこんなに注目されたかというと、経済でもメインプレーヤーがいないんですよ。中国は、もう本当は世界の工場、世界の下請け工場が、続けられない、人件費上がっちゃって。ところが民間の産業資本は育ってないから、一体どうしたらいいのか分からない、出口のない下り坂に今、中国経済は差し掛かってます。で、アメリカは、国内の失業を減らすことにもう手一杯だってオバマさん、外のことほんとは構ってられない。で、ロシアは実はもともと資源に頼りすぎて、資源全体に今、値段安くなってますから、苦しくなってる。そしてEUは、去年のサミットよりはマシだけど、まだまだ経済危機が続いてるから、どこもメインプレーヤーになれないので、日本がメインプレーヤーになれる、チャンスなんですよね。で、今回アベノミクスをちゃんと説明して、大きな理解を得られたってのはその大きなチャンスをつかまえたってことだけど、でも皆さん最後に考えていただきたいんですが、それだったら日本は経済だけやってればいいと、かつての時代に戻るだけのことです。その時代が今、影響して、たとえば、尖閣諸島で危機を抱えたり、そういうことも起きてるわけですから、その経済だけの日本に戻るんじゃなくて、本当はこのサミットを契機に必要なことは、これです

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村西利恵
政治・外交で発言してこそ

青山繁晴
「はい。テロ対策で、たとえば貧困の問題も大事だということを、言った。それは評価します。さっきニュース(の解説)で言った通り。でも本当は、こうやってオバマさんや、プーチンさんがぶつかっちゃって、全体会合ではダメな時にはもう首を突っ込んでですね、日本は中東にフェアな人脈持ってるんだから、日本の力をもっと、使うべきだという発言を、今後していかなきゃいけないです。参院選終わったあとの、大きな課題のひとつが、この経済だけではない日本、それでこそ回って経済も良くなるってことを、僕たち主権者は考えるべきだと思います」

山本浩之
「はい。ありがとうございました。では、いったんコマーシャルです」

 ____________________________内容紹介ここまで


 日本は欧米に比べると地理的にも政治的にも中東からは距離がありますが、それって実は、日本は中東で政治的に中立を保ちやすい立場にあるってことなんですよね。
 特にアメリカが「決められない」状態にある今こそ、日本はその中立性を発揮して、青山さんのおっしゃったように中東にもどんどん介入していくべきなんだろうと思います。
 そうすることで、欧米における日本の存在感も、それこそ経済だけでなく政治・外交面でも高まっていく可能性もありますよね。

 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・再稼働か廃炉か 原発の新基準が決まる
・G8閉幕 租税回避地(タックスヘイブン)も協議
・中朝戦略対話 6カ国協議再開は?

 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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