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「主権回復の日」政府式典の意義を考えてみた

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 1945年8月15日の終戦から、サンフランシスコ講和条約が発効した1952年4月28日までの約7年間、日本は独立国家ではありませんでした。

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 [出典:Wikipedia。1951年9月8日、平和条約に署名する吉田茂首席全権と全権委員]

 その頃の日本は、「連合国統治領日本(OCCUPIED JAPAN)」でした。

 従って、海外に物を売る際も「MADE IN JAPAN」と書くことは許されませんでした。
 「MADE IN OCCUPIED JAPAN」という表記をしなければなりませんでした。

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 [出典:「arte orientalis」様]
 日の丸の掲揚も原則禁止され、当時の国際信号旗のE旗に基づいたこのような旗が代用されていました。

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 [出典:「ニコニコ静画>Sinsei_Neoさんのイラスト]

 これは現日本国憲法と共に制定されたもので、1949年1月1日にマッカーサーが日本の国旗の使用を自由とする旨の声明を発表するまで使用されました。

 他に、たとえば、参議院議員の山谷えり子さんはこんな話をされています(チャンネル桜H25/3/7)。

 「父は占領時代に国会担当の政治部記者でした。父や父の仲間の記者から当時のことを聞きましたが、マッカーサーのOKがないと本会議のベルも押せませんでした

 1952年4月28日を迎え、ようやく日本の製品に「MADE IN JAPAN」と表記できるようになりました。
 また、マッカーサーの許可なしに国会も開けるようになりました。

 1952年4月28日とは、日本にとってそういう大きな節目の日だったのです。

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 4月28日、政府主催の「主権回復の日」式典が初めて開催されます。

 3月12日の官房長官記者会見によれば、式典の主旨はこうです。

 「サンフランシスコ講和条約の発効による日本の完全な主権回復、及び国際社会復帰60年の節目を記念をし、我が国による国際社会の平和と繁栄への責任ある貢献の意義を確認するとともに、これまでの経験と教訓をいかし、我が国の未来を切り拓いていく決意を確固としたものにするため、挙行する」

 が、1952年4月28日は日本から沖縄が切り離された日であり、沖縄にとっては屈辱の日である、よって政府が「主権回復の日」式典を主催するなどとんでもないことだ……と、沖縄のメディアや一部沖縄県民、そして本土の左翼の方々は主張しています。
 保守の中にも、ほぼ同じ理由で反対している方々がいるようです。

 もちろん式典開催に当たっては、沖縄など復帰が遅れた地方への配慮も盛り込まれています。
 同じく3月12日の官房長官記者会見より。

 「本日閣議において、総理から、この式典に当たっては、奄美、小笠原、沖縄が、戦後の一定期間、我が国の施政権の外に置かれたという苦難の歴史を忘れてはならない、苦難を耐え抜かれた先人の心情に思いをいたし、沖縄の方々の抱える基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めた我が国の未来を切り拓いていく決意を新たにすることが重要であるとの発言がありました」

 沖縄のこれまでの苦難の歴史に思いを馳せた時、私も一部沖縄県民の方々の心情はある程度理解はできますが、「主権回復の日」式典の開催には基本的に賛成の立場です。


 話は少々ずれますが、ひとつ興味深い話を紹介させて下さい。

 青山繁晴さんが2012年5月16日放送の関西テレビ『アンカー』でされていた話です。

 青山さんは、かつてアメリカ国防総省の高官から、このようなことを言われたそうです。

 「日本のゴールデンウィークは変だ。国際社会の常識から見たら、あるいは国際法の精神からしたら、ものすごく祝うべき日なのに、なぜ4月28日(サンフランシスコ講和条約発効の日)と5月15日(沖縄祖国復帰の日)が祝日になってないの?

 突き詰めれば、「日本という国は、主権を回復してから60年になるのに、未だに占領下のつもりなのかという疑問が、実は国際社会にある」のだと。

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 私は何も、アメリカ人がそう言ってるから4月28日を祝うべきだと言ってるのではありません。
 日本の中にいては分からないけど、外からはそう見えてるんだという話です。

 そして、青山さんは沖縄に関してはこう言われました。

 「沖縄は実は5月15日も祝えない。その理由は、在日米軍基地のおよそ74%が沖縄県に集中していることである」
 (※74%というのは在日米軍専用施設の面積の割合で、在日米軍施設・区域では約23%。このことは青山さんからも説明あり)

 つまり、沖縄の「負担」が軽減されない限り、沖縄県民は「主権回復の日」どころか祖国復帰の日すらも祝えないということになります。

 この論理で言えば、じゃあ北方領土なんて未だに返還すらされてないわけですから、元島民の方々も「主権回復の日」など祝えないということになりますが、そちらの方からはあまり反対の声は聞こえてきません。

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 [出典:沖縄タイムス2013年3月14日。那覇市で開かれた「政府による沖縄切り捨て『4・28主権回復式典』糾弾!緊急集会」の様子。県議や加盟労組の代表が「沖縄の切り捨てを許さない」と式典の中止を求めました]

 「主権回復の日」政府式典をめぐる最近の動きで、ひとつ強く感じるのは、式典に反対する沖縄のメディアや一部沖縄県民の声を利用して、日本から沖縄を分断したい勢力が跋扈しているのではないかということです。

 彼らは「沖縄の声を代弁する者」として、こう声を上げます。

 「主権回復の日を祝うのは、沖縄切り捨てだ!」

 一昔前、支那から沖縄の領有云々を言及する声がまだあまり聞こえてこなかった頃にこう言われた場合は、私も「ああ、確かにそういう面もあるかもしれない」と思ったかもしれません。

 が、支那がもう目に見えて「沖縄はもともと我が国の領土だ」と主張し始めている今では、

 「主権回復の日を祝うのは、沖縄切り捨てだ!」

 と、ことさら声高に叫んでいる人たちこそが、実は沖縄切り捨てを目論んでいるのではないか、実は支那の息がかかった人たちではないかというふうに見えて仕方がありません。


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 [出典:官邸サイト。平成25年3月7日衆議院予算委員会での安倍総理]

 では、肝心の安倍総理は「主権回復の日」をどう捉えているのでしょうか。

 安倍さんは3月7日衆院予算委員会(会議録こちら)で、野田毅議員の質問に対し、こう述べています。

 一九五二年四月の二十八日にサンフランシスコ平和条約が発効いたしまして、七年にわたる長い占領期間を終えて、我が国は主権を完全に回復いたしました。つまり、独立を手に入れたわけでございます。

 既に六十年を経ているわけでございますが、六十年を経た結果、むしろ若い方々の中には、我々はかつて主権を失っていた、七年という長い占領期間があったんだということも知らない人たちがふえているわけでございまして、その中で、御承知のように、憲法あるいは教育基本法といった、日本を形づくる、そうしたものもその期間にできたわけでございます。

 この四月の二十八日、六十年前の四月二十八日に独立をした、このことをしっかりと認識する、そして新しい歩みがそこから始まったんだということも認識をするいわば節目の日であるわけでございますが、この節目を記念し、我が国による国際社会の平和と繁栄への責任ある貢献の意義を確認するとともに、これまでの経験と教訓を生かし、我が国の未来を切り開く決意を確固としたものとするため、本年の四月二十八日に政府主催の記念式典を実施する方向で検討しております。

 (中略)特定の思想に立脚するものではなくて、いわば、日本がかつて主権を失っていたという事実、そして一九五二年の四月二十八日から新しい歩みが始まったんだという事実を捉えて、主権を失うということはどういうことなんだ、あるいはまた、主権を回復して独立をしたということはどういうことなんだ、国際社会に復帰をしたということはどういうことなんだということをもう一度思い直す日にまさになるんだろうと思います。

 そういう意味におきましては、若い人たち、子供たちにとっても極めて有意義な日になるし、していきたい、このように思います。

 また、安倍さんは、4月23日の参議院予算委員会で、丸山和也議員の質問に対し、このように述べています。
 (会議録にまだUPされてないので動画から要旨をまとめました)

 戦後の日本、自由や民主主義、基本的人権、平和主義、私たちが確立した素晴らしい概念、哲学はもちろん今、定着しています。これは戦後の歩みで評価すべき点であろうと思います。

 が、同時に、7年間の占領時代に、いわば占領軍の手によって、事実上、占領軍の手によって、憲法、教育基本法もそうですが、占領時代に作り上げられた仕組みがあるわけで、その中で真の独立を取り戻す上においては、私たち自身でしっかりと自分たちの基本的な枠組みを作り直していく必要があるだろうという考えであります。

 憲法の前文にこうあります。「平和を愛する諸国民の公正と正義に信頼して、我らの安全と生存を保持しようと決意した」。自分たちの、国民の安全、命を、他国の人たちの善意に委ねていいか。このこと自体を疑問に思わないほうがおかしいというのが私の考え方です。やはりこうした仕組みを基本的に変えていくことによって、我々は、真の独立の精神を取り戻すことにつながっていくと、こう信じております。

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 安倍さんの指摘どおり、サンフランシスコ講和条約の発効をもって日本は国際法上は独立を果たしたものの、それは決して真の独立とは呼べないものでした。

 安倍さんは、日本が真の独立を達成するためには、占領軍(ほぼアメリカ)の手により定められてしまった仕組みの見直し、すなわち「戦後レジームからの脱却」が必要不可欠と考えています。

 それを目指す大きな流れの中で、「主権回復の日」というものを捉えているのだと思います。

 よって、「日本が主権を回復した日だから式典を催す」だけではなく、「日本の真の独立を取り戻す決意を込めて式典を催す」という気持ちも安倍さんの中に強くあるのだろうと。

 もちろんそこには沖縄への想いも込められています。

 安倍さんは、式典開催が閣議決定された3月12日の衆院予算委員会(会議録こちら)で、遠山清彦議員の質問に対し、こう述べています。

 もちろん、この式典に当たっては、奄美、小笠原、沖縄が戦後の一定期間、我が国の施政権の外に置かれたという苦難の歴史を忘れてはならないということは当然のことでございます。

 まずは、日本がこのサンフランシスコ平和条約にのっとって、残念ながら、本当に残念ながら、沖縄、奄美、小笠原については施政権の日本への返還はできなかったのでありますが、その道への一歩を踏み出そうという思いの中で、大変そういう地域の皆様には申しわけないとの思いの中で、まずこのサンフランシスコ平和条約を発効させることによって独立を、主権を回復したわけでありますが、当然、そのときに、その段階では、沖縄を初めそういう地域は主権を回復できなかった。これは本当にじくじたる思いであった。その思いも我々は共有しなければならない、こう思っているわけであります。

 戦後の一定期間、我が国の施政権の外に置かれたという苦難の歴史をまず忘れてはならない。そして、苦難を耐え抜かれた先人の心情に思いをいたし、沖縄の方々の抱える基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めた我が国の未来を切り開いていくという決意を新たにしていくことが重要であろう、このように考えております。

 実際のところ、占領軍(ほぼアメリカ)がつくった、占領軍にとって都合の良い枠組みに置かれてしまっているのは、何も沖縄だけではありません。
 日本という国全体が未だにそうなのです。

 沖縄も含め日本が国全体として占領体制から脱却し、真の独立を果たす!……その決意を新たにするための式典であると私は理解しています。


 それでもやはり一部沖縄県民や左翼の方々は、「沖縄を犠牲として、アメリカに差し出すことで主権を回復した日だ。沖縄にとっては屈辱の日だ」と主張するのでしょう。

 あるいは、イデオロギーとは全く別の次元のところで、「沖縄は置いてけぼりを食っているのでは?」と感じている沖縄県民の方々も少なからずおられるかもしれません。

 その心情は私も否定しませんし、沖縄の苦悩も自分なりに理解はしているつもりです。

 しかし考えてみて下さい。
 物事には順序というものがあります。

 日本が国家としての主権をまず回復しなければ、沖縄返還交渉を始めることすらできませんでした。
 国家主権を失っていた日本は、沖縄返還を訴える法的根拠を何も持っていなかったのですから。

 日本が独立国家として沖縄返還交渉へのスタート地点に立つことができた日が、まさに1952年4月28日だったのです。

 沖縄の苦悩の歴史にも想いを馳せつつ、日本の真の独立を目指そうという決意を国民が等しく分かち合おうとする時、やはりこの4月28日が、1年365日の中では最もふさわしい日ではないでしょうか。

 現時点ではベスト(最も)ではなく、あくまでベターだとは思いますが……。

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 [米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)]

 実は、私は「主権回復の日」が政府主催の式典として開催されることもさることながら、4月28日という日が、沖縄の苦悩も含めて、報道などでクローズアップされていることにも大きな意義を感じています。

 それは、日本国民が、国家とは何か、主権とは何か、真の独立とは何か……等々を考える良いきっかけになっていると思うからです。

 戦後、日本国民は平和ボケが長く続き、国家や主権などについて考えるきっかけを特に与えられずに来ました。

 が、ここ10数年間は、拉致問題、竹島や尖閣諸島、あるいは閣僚の靖国参拝に対する中韓の内政干渉などを受けて、それらについて考える機会が明らかに増えています。

 「主権回復の日」式典の開催により、4月28日という日が国民に浸透していくことで、それらをより深く考えるための良い機会にしていくことができるのではないでしょうか。


 最後に、天皇陛下の式典へのご出席を「天皇の政治利用」に当たるという声も出ているようですが、私には理解できません。

 そんなことを言い出したら、たとえば、終戦の日に行われている政府主催の全国戦没者追悼式に陛下は毎年出席されていますが、これも「天皇の政治利用」になってしまいませんか?

 陛下を引き合いに出してあれこれ言う人たちの方が、むしろ天皇を政治的に利用しているんじゃないかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以下、告知です(チャンネル桜のイベント情報より転載)。
 志を同じくされる皆様、ぜひご参加を!

【東京都千代田区】 主権回復記念日国民集会 (4/28)
 日時:平成25年4月28日(日)
    14時00分~16時30分 (13時00分開場)
 場所:日比谷公会堂 http://hibiya-kokaido.com/
 登壇予定:城内実、小池百合子、高市早苗、西田昌司、西村眞悟、
      野田毅、平沼赳夫、山谷えり子 ほか多数
 入場料:無料(予約不要)
 共同主催:主権回復記念日国民集会実行委員会
      自民党主権回復記念日制定議員連盟
 協賛放映:日本文化チャンネル桜
 御連絡先:主権回復記念日実行委員会事務局
      TEL 080-5898-2586  FAX 050-3156-7462

【東京都千代田区】 4.28 「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」にご臨席される天皇皇后両陛下のお出迎え・お見送り (4/28)
 期日:平成25年4月28日(日)
 日程:10時00分 第二議員会館前 集合 ~ 三宅坂交差点へ移動
    11時00分 お出迎え・お見送り
 ※ 「日の丸の小旗」以外の旗類の持ち込みは御遠慮ください
   (サイズによってはお断りする場合もございます)。
 ※ 参加御希望の方は、必ず事前に事務局まで御連絡ください。
 主催:頑張れ日本!全国行動委員会
    チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
 御連絡先:頑張れ日本!全国行動委員会
    http://www.ganbare-nippon.net/
    TEL 03-5468-9222  MAIL info@ganbare-nippon.net



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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
 http://ameblo.jp/hosyuyamato/

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 NY州議員宛にメールを出して下さった方々のもとに、Mark Butler下院議員から「いただいた情報に基づいて、私は決議案に署名しない決定をなしました」という返信が届いています。米国の議員さんは韓国側の情報しか知らないor問題自体をよく知らないので、まずは知ってもらうことが大切です。効果はあります。まだの方はぜひメールを送って下さい(上院採択済・下院はまだ)。

 以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
デトロイト 慰安婦少女像建立 絶対阻止!メッセージを送ろう!
ニュージャージ州議会 慰安婦決議に反対のメッセージを送ろう!
(下院採択済・上院はまだ)

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