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平沼赳夫さんの1月30日代表質問起こし(転載)

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【こちらはミラーです。コメントは本館へお願いします。TBは受け付けています(承認制。本記事と無関係な物は削除します)。2012/10/16本館にツイートボタン設置済み。
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読者様向け掲示板もどうぞご活用下さい(^o^)】


 2月は例年であれば仕事が最も暇な時期なんですが、今年はなぜか忙しい。
 国会もいよいよスタートし、中継を張り切って見ようと思ってたのに、あてが外れました(仕事が忙しいのは勿論ありがたいことではあるのですが)。

 そういうわけで、代表質問を世間様よりもかなり遅れて見ています。
 この週末、ようやく1月30日の衆院本会議における平沼赳夫さんの代表質問の動画を見ることができました。

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 幕末の偉人・山田方谷(ほうこく)のエピソードに始まり、最初の質問が、日本にとって最も大切な皇統の問題。
 おお~そう来たか~と、まず感嘆。

 さらに憲法の問題、防衛費増額、領土問題、拉致問題、集団的安全保障を含めた防衛体制、外国人への生活保護増加の問題と、まさに保守の中の保守、平沼さんらしい質問の組み立てだなぁと感動してしまいました。
 (もちろん、間には、経済政策、財政、衆院議員定数削減、日銀法改正、年金問題、医療問題、震災のがれき処理問題などの質問も挟まれていますが)

 平沼さんの代表質問を文字に起こしたくなりました。
 でも時間ないし、そもそも日にちもかなり経ってますし、すでに起こしてくれているブロガーさんがいるのではないかと思い検索したところ、やはりいらっしゃいました(^▽^)!

 ご存知の方も多いかもしれませんが、国会審議を書き起こして下さっている「国会審議速報」さんです。
 私も過去に何度かこのブログさんにはお世話になっていますが、本当に根気強い作業を続けておられる方です。国会審議だけでなく、記者会見なども起こされています。
 
 今日はその「国会審議速報」さんから、全文転載させていただきます<(_ _)>
 転載元は以下のエントリーです。

1月30日 衆議院本会議 平沼赳夫議員の代表質問と安倍晋三内閣総理大臣の答弁 1
1月30日 衆議院本会議代表質問 平沼赳夫氏・安倍晋三総理 2

 質問は項目ごとにまとめて下さっています。
 また、安倍総理の答弁も各質問の下に添えて下さっており、非常に分かりやすい構成です。
 テレビ中継やネット動画ですでにご覧の方も、ぜひお読みになって下さい。

※画像はYouTubeからキャプチャしたものをこちらで独自に貼らせていただいています。
※質問・答弁の太字強調はこちらで独自にさせていただいています。


 全文転載ここから____________________________
動画:http://www.youtube.com/watch?v=EvGt1pwksPQ
 
質問 平沼赳夫氏(日本維新の会国会議員団代表)
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答弁 安倍晋三内閣総理大臣
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はじめに
 
平沼 まず初めに、アルジェリアで不幸なテロによって生命を奪われた被害者の皆様のご冥福をお祈りし、ご家族の皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。
 
私は日本維新の会を代表して安倍総理大臣の所信表明演説について質問を致します。日本維新の会はこの度の総選挙において54議席を獲得し、比例で頂戴した票の総数は1226万票あまりでありました。全体の20%で、二番目の地位を占めたわけであります。私どもは国会の第三党としてその責任を自覚し、日本のために国政の場にあって、是は是、非は非の基本姿勢で今後の政治に責任を持って対処してまいる覚悟であります。
 
本題に入る前に、我が岡山が生んだ幕末、江戸後期の偉人、備中松山藩の山田方谷(ほうこく)について触れてみたいと思います。彼は今より200年ほど前、1805年に現在の岡山の高梁市で生まれました。家は貧しい農商で、菜種油の製造と油の販売を行っていました。幼くして両親を失った方谷は、陽明学を学び、苦学して家業に精を出しました。彼は神童の誉れ高く、その学徳が藩主に認められ、わずか9歳の折、将来は何になりたいか、こう問われた時、「治国平天下」と答えたと言います。『大学』にある「修身斉家治国平天下」、身を修めて、家を斉え、以って国を治めれば、天下は平らかである、この言葉を9歳の少年が堂々と述べたというので、皆びっくりしたそうであります。
 
彼は京都や江戸へ出て、学問に勤しみ、武士に取り立てられるまでに至りました。江戸では佐藤一斎の塾に入り、佐久間象山と二傑と称され、彼が塾頭になったわけであります。32歳で故郷の松山藩に戻った方谷は、藩校の有終館の学頭、教授となりました。方谷は教育家として、学識経験に一所懸命に邁進し、40歳で殿様の教育掛にもなったわけであります。
 
松山藩は当時大変な貧乏藩で、石高は5万石でしたが、方谷が調べたところ実際は1万9000石ほどしかなかった、こういうふうに言われております。そして借金は膨大で、10万両の借金が大阪の両替商にあり、利息を払うだけでも四苦八苦の状況でした。藩主板倉勝静(かつきよ)に請われて全権を委任されて、元締役兼吟味役、今で言えば財務大臣に就任したわけであります。
 
方谷は現在の日本に匹敵する財政難に必死で立ち向かいました。方谷は節約の大号令を発し、藩札の刷新、産業の振興、藩政改革、文武の奨励、軍制の確立、新田の開発等々で一所懸命にそれに取り組み、現在の貨幣価値で言うと600億円にもなる10万両をわずか7年で完済し、その上に10万両の蓄えまで持つことができました。
 
彼は節約でお金を浮かし、大阪の両替商には正直に内情を示し、再建計画書を提出、利息をまけてもらい、この資金で製鉄のためのたたらを造り、鉄製の三本又の備中鍬を大量製造して、当時日本の総人口の8割を占めている農民に向かって、江戸でこれを販売しました。
 
これが羽が生えたように売れ、藩の収入に大変寄与しました。これで方谷は街道の整備、港の建設を行い、流通面でも配慮したわけであります。
 
当時は藩の発行した紙幣、藩札は紙くず同然になってそれぞれの家に眠っていました。方谷は、藩札を持ってくれば金貨銀貨銅貨に替える、交換を約束を致しました。藩中の人たちは半信半疑で藩庁に藩札を持ってきました。約束どおりに金銀銅貨に交換してくれ、藩の中心にある河原に旧札がうずたかく積まれました。方谷は衆人環視の中でこれに火をかけて燃やしました。新たに藩札を発行しました。新しい藩札には信用があり、瞬く間に流通をし、隣の藩にまで浸透したようです。
 
こうして情報を開示し、資金を創出し、産業を興し、信用ある藩札の発行、金融改革、財政改革を行い、必要な公共事業にも手を伸ばしました。また方谷は新田の開発にも熱を入れ、新田からの米には年貢をかけませんでした。農民だけでなく、武士にも屯田兵制度で新田を開発させ、これも無税扱いに致しました。これは税制改革のひとつと言え、経済は盛んになりました。
 
また軍備にも着目し、里正隊(りせいたい)、武士でない一般人からなる軍隊を創設し、総理のご地元の奇兵隊の10年も前にこの里正隊を設立しました。これを日下玄瑞もわざわざ見学に来て、多大な影響を与えたものと言えます。山田方谷は72歳で没するまで、教育、それに邁進し、彼の教育の教えを受けた人々が大変活躍をしました。彼の藩政刷新の効果絶大で、板倉勝静は徳川幕府の筆頭老中にまで上り詰めることができました。方谷は勝静の右腕として活躍し、大政奉還の精神も彼が起草したと言われております。現在の日本と同じ状態となっていた松山藩を実質1万9千石から20万石の実力とまで言われるようにした山田方谷のこと、我々は今、今後の参考に大いになると考えております。(拍手)
 
このことを念頭に置いて、以下所信にはないことを含めて質問をさせていただきます。

 
安倍 ただいま、平沼赳夫議員から、格調高い、そして示唆にとんだご質問をいただきました。お答えをさせていただきます。
 
Q1 皇統の伝統・男系継承についての見解
 
平沼 まず、皇統の問題です。
 
平成16年12月、皇室典範に関する有識者会議が突如設置されました。国論を二分することになったわけであります。背景には昭和40年11月30日に礼宮文人親王、現在の秋篠宮殿下ご誕生以降、平成16年まで40年間、親王様のご誕生を見ない異常な事態がありました。この40年間に8方の女子皇族がご誕生になっておられたのに、男子は0という状態でした。男女ほぼ5割と見られている確率から見れば、異常な事態が出現しておりました。今上陛下の次の次の世代において、皇位を継承すべき男子のお世継ぎがおられないということで、これに一応応えての有識者会議の設立でした。
 
しかし、これをよく吟味してみると、皇室の危機を克服するどころか、この危機に乗じて皇室の解体の企図につながる皇室典範の改正という手段で、これを間接的に行おうとする意図が明白なものとなりました。そして平成17年の1月に開始された有識者会議の結論は、女系天皇の出現を可能とするようなものになりました。当時の総理大臣は、「よい答申をいただいた。次の通常国会で取り上げる」とまで言い切ったのであります。しかし平成18年、2月7日に秋篠宮家の紀子妃殿下ご懐妊の兆候が発表され、2月9日には皇室典範改正法案の国会提出は見送るということになりました。そして同年の9月6日に悠仁親王のご誕生でこの作業は打ち切られることになったのです。
 
しかし、皇室典範の改正を目論んだ勢力は決して諦めておりませんでした。平成23年10月に女性宮家の創設という名分を立てて行動が開始されました。私には思い起こすことがあります。有識者会議で国論が二分された時、平成18年の春、武道館で国民大集会を開催致しました。当時のマスコミの一部は、あんな大会場を満杯にするような人は集まらない、せいぜい半分だ、こう揶揄致しました。
 
当日出席した私は、感激に浸りました。1階のアリーナ席から3階まで人々が参集、1万人を超える全国からの人々の大集会となったわけであります。各界より数々の意見が寄せられましたが、イスラエルのヘブライ大学の教授、ベン=アミー・シロニー氏のメッセージに皆感動いたしました。「自分はユダヤ人であり、ユダヤ教のラビ、お坊さんは男親から男の子に引き継がれる。全世界に10億人を超えるカトリック教徒がおり、イスラエルもそしてカトリック教徒も男女同権思想が強いけれども、ローマ法王が男だということで誰も異論を差し挟まない。それは長い歴史、伝統文化のなせる業であり、誰もが当然のことと思っている。日本の皇室は125代男系で続いた尊いものである。世界唯一の存在ではないか。なんで日本人はその尊いものを変えようとするのか。日本人しっかりせい。」というものでした。
 
私は総理にお尋ねします。
 
皇室典範の改正により男系の継承は可能だと思います。本来であれば皇室の家法である皇室典範のことを我々国民が云々するべきではありませんが、昭和22年の連合国の強権によって11宮家が廃絶、皇室典範は憲法のもとに置かれてしまい、国民の代表たる我々が意見を述べなければならなくなりました。皇統の伝統について、総理大臣の見解をお聞きしたいと思います。

 
安倍 皇統の相続についてのお尋ねがございました。安定的な皇位の継承を維持することは、国家の基本に関わる極めて重要な問題であります。野田前内閣が検討を進めていた、いわゆる女性宮家の問題については、改めて慎重な対応が必要と考えます。(「そうだ!」)
 
男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みを踏まえつつ、今後安定的な皇位継承の維持や将来の天皇陛下をどのようにお支えしていくかということについて考えていく必要があると考えております。(拍手)

 
Q2 憲法は改正か、新しく制定するか
 
平沼 次に日本国憲法の問題です。
 
総理も改憲論を展開されており、私共も現在の憲法は改めないといけない、こう思っております。我が党の石原慎太郎代表は廃憲論を述べております。それは現憲法を改正するのではなくて、憲法を新しく制定すべきとの意見です。被占領国に対し占領した国が憲法の変更を迫ることは、ハーグ陸戦条約の43条、大西洋憲章の第3条等に逸脱することになるからであり、違法な手段、不法な条件で意図的に改正された日本国憲法は問題との見解です。現在、96条改正が憲法改正の要のように言われておりますが、総理として、憲法を改めるにはどうしたら良いか、このことを是非お聞かせ頂きたいと存じます。

 
安倍 憲法改正についてのお尋ねがありました。現行憲法の成立過程については種々の議論がありますが、現行憲法は最終的には帝国議会において議決され、既に60有余年経過したものであり、有効なものと考えております。
 
憲法の改正については、党派ごとに異なる意見があるため、まずは多くの党派が主張しております憲法第96条の改正に取り組んでまいります。(拍手)

 
Q3 米国の覇権の終わり、G0の時代に向けて必要な経済政策とは
 
平沼 次に経済政策の問題です。
 
総理は三本の矢の政策を掲げ、無期限の金融緩和に踏み込み、2%のインフレターゲットを日銀と歩調を合わせて断行しました。それにつれ、10円以上の円安、株価の上昇、国民の景気マインドの向上等、効果は現れつつあり、そのことは私共も評価致します。しかし、米国国家情報会議のメガトレンド2030を見ると、覇権的なパワーの分散、人口の動態、食料、水、エネルギーの需給の大問題、危機が起きやすいグローバル経済、米国の役割の低下、格差の増大、米国のエネルギー需給と中東諸国との関係、気候変動、ユーロの崩壊の危機、中国の経済動向、米国の後退等々、大問題が山積しています。
 
自由に世界経済をコントロールする覇権国家が存在したのは歴史上二度しかありません。ナポレオン戦争の終了から第一次世界大戦までの英国、第二次世界大戦後のアメリカの存在だけです。要するに、覇権国家がなくなるということであり、G7、G20と言っていましたが、G0の時代が到来しております。もちろん、アメリカと日本は仲良くして行かなければなりませんが、G0を想定される場合、日本の将来に対してどういう手段が経済政策に必要か、この肝心なことを総理にお聞きしたいと思います。最近では、デフレインフレの議論の上に、スクリューフレーションの危機があり、更なる中産階級の貧困化を招くと言われております。こういった現状にあって、我が国の産業を支える多くの中小企業にきめ細かく対応しつつ、競争原理を導入し、力強い産業を振興して新たな市場を生み出していく決断が必要です。前述の山田方谷の話ではありませんが、是非、総理のお考えをお聞かせ頂きたいと思います。

 
安倍 日本の将来のために必要な経済政策についてのお尋ねがありました。大胆な金融政策、機動的な財政政策、そして民間投資を喚起する成長戦略という三本の矢で経済再生を押し進めてまいります。このうち、成長戦略については、企業が活動しやすく、雇用と所得が拡大する国を目指した取り組みなどを盛り込んでいます。また、日本経済の足腰を強くし、地域経済と地域の雇用を支える中小企業、小規模事業者が躍動するよう、きめ細かな支援を講じてまいります。
 
Q4 防衛費増額・領土問題・拉致
 
平沼 次に、外交安全保障について質問させて頂きます。
 
北方四島、竹島、そして尖閣諸島を巡って緊張が高まっています。ロシアとの関係、韓国との軋轢、中国の覇権主義、どれひとつとっても我が国にとって喫緊の課題です。アルジェリアのテロを見ても、我が国の情報収集力の不足が現実であります。予算の貧しさも嘆きます。我が国の現状を見ると、諸外国では軍事費が増大しております。ただひとつ、日本は小泉内閣以来、実質的に削減をしており、この国の安全と平和を守る上で限界に近づいております。国の財政状況を見ると、その厳しさは解りますが、防衛費を思い切って上げる覚悟が必要です。(拍手)福祉が叫ばれておりますが、国の平和と安全を担保することは、福祉と同じぐらい国民の心の安寧を保つためにも必要であります。防衛費の確保はお考えのようですが、思い切って防衛費を大幅に上げる決断をして頂きたいと存じます。(拍手)
 
領土問題に関しても、我が国は正々堂々と国際司法裁判所へ提訴するなど、正しい行動をとるべきだと考えます。防衛費増額と領土問題について、総理のお考えを伺いたいと存じます。
 
小泉内閣の時に北朝鮮は初めて拉致を認めて、5名の被害者が帰国し、引き続き家族の方々も帰って参りました。そして昨年で10年も経っております。この間、何の進展もありませんでした。ご家族の方々も年を取られ、全国で1000万人になんなんとする署名も集まっており、拉致された方々は必ず生きておられると確信いたしております。総理も拉致の問題でこれまでめざましい活躍をされて来られましたが、拉致問題解決のため、総理は日本政府としてどう対応していくか、六者協議のこともよく考えて、是非そのお考えを承りたいと思っております。

 
安倍 防衛費と領土問題についてのお尋ねがありました。防衛費については、厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、国民の生命・財産と領土・領海・領空を断固として守りぬくため、しっかりと確保をしてまいります。
 
我が国が抱える領土問題については、竹島問題は平和的な解決を図るため、粘り強い外交努力を行っていき、北方領土問題は、4島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するため、粘り強く交渉に取り組んでまいります。
 
なお、尖閣諸島については、我が国固有の領土であることは歴史的にも国際法上も疑いのないところであり、現に我が国がこれを有効に支配をしております。従って、尖閣諸島を巡り、解決すべき領有権の問題はそもそも存在はしません。(拍手と歓声)
 
拉致問題の解決に向けた取り組みについてお尋ねがありました。拉致問題は、我が国の主権および国民の生命と安全に関わる重大な問題であります。国の責任において解決すべき喫緊の重要課題であります。(「そうだ!」)我が国としては国際社会とも連携し、北朝鮮に対する対話と圧力の方針を貫き、全ての拉致被害者の安全確保および即時帰国、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡しに向けて全力を尽くしてまいります。


Q5 日米関係・集団的安全保障・防衛力整備のあり方
 
平沼 鳩山内閣の時に日米関係にヒビが入り、普天間基地問題で米国との関係に軋みが出、(「そうだ!」)沖縄の方々にも不信を与えております。(「そうだ!」)日米関係の円滑化のため、総理はどう対処されようとしているか、これも総理のお考えをお聞き致します。先程も触れましたが、防衛力の整備は我が国にとっても大変重要な課題です。日本独自の防衛力整備に関し、向こう10年は我が国の優位が保たれている今、集団的自衛権の行使を含む集団的安全保障、核攻撃に対するシミュレーションの必要性や、我が国の防衛体制のあり方について、ご意見をお聞きしたいと考えております。

 
安倍 普天間飛行場の移設問題についてのお尋ねがありました。日米同盟は日本外交の基軸であります。普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編については、現行の日米合意に従って進め、抑止力を維持しつつ、沖縄の負担軽減に全力で取り組んでまいります。
 
普天間飛行場の固定化はあってはなりません。(「そうだ!」)政府としては、沖縄の声によく耳を傾け、信頼関係を構築しつつ、普天間飛行場の移設に取り組んでまいります。
 
我が国の安全保障体制についてのお尋ねがありました。我が国周辺の安全保障環境が一層厳しさを増していること等を踏まえ、現防衛大綱を見直し、我が国の防衛体制を強化してまいります。また、集団的自衛権等については、安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会の報告書を踏まえつつ、新たな安全保障環境に相応しい対応を改めて検討してまいります。

 
Q6 TPP交渉への見解
 
平沼 最近TPPについて国論が喧しくなっております。最大の同盟国、アメリカの提唱ですから話し合いには参加すべきと考えますが、農業問題を含め24項目、全て国益に関する重要な検討項目があります。私共はこの交渉も是は是、非は非で国益を十分に考慮して臨むべきと思っております。TPP交渉につき、総理のお考えをお訊ね致します。

 
安倍 TPPについてお尋ねがありました。自由貿易の推進は我が国の対外通商政策の柱です。力強い経済成長を達成するためには、自由貿易体制を強化し、諸外国の活力を我が国の成長に取り込む必要があります。他方、我が党の公約で明記したとおり、聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉には参加しません。TPPについては、政府としてはこれまでの協議の内容、TPPに参加した場合に生じ得る様々な影響等も含め、しっかりと精査・分析した上で、国益にかなう最善の道を求めてまいります。
 
Q7 財政制度改革(複式簿記と財務諸表)
 
平沼 次に、財政制度改革につき、現在の単式簿記・現金主義から世界標準の複式簿記・発生主義への転換が必要と考えます。東京都や大阪府では、すでに採用して大変な効果が上がっています。この会計制度の改革につき、ご意見をお聞きしたいと存じます。
 
私共は国の一般会計・特別会計等を連結し、予算ベースで財務諸表を作成、国の財務のコントロールを徹底すべきと思っております。

 
安倍 国の会計制度改革についてお尋ねがありました。東京都や大阪府の取り組みと同様に、国においても平成15年度決算分より毎年複式簿記・発生主義といった企業会計の考え方および手法を参考として、国の財務書類を作成・公示をしているところであります。こうした企業会計と同様の手法で国の財政状況を把握し、また、わかりやすく開示することは重要であると考えております。引き続きその有効活用等に取り組んでまいります。
 
Q8 衆議院議員の定数削減
 
平沼 なお昨年、11月16日、民主自民公明3党は衆議院議員の定数削減について、選挙制度の抜本的な見直しについて検討を行い、次期通常国会終了までに結論を得た上で必要な法改正を行うとする衆議院議員定数削減に関する合意書を取り交わしましたが、今回の総理の所信表明演説では、国会議員自らが身を切る定数削減等については何ら言及されていません。(「そうだ!」)行政の歳出削減を断行する前には、まず政治家が身を切る覚悟を示すべきです。(拍手)日本維新の会は議員定数3割から5割削減を公約としてその実現を図りますが、この問題に対する総理の所信を伺います。

 
安倍 衆議院の定数削減等についてお尋ねがありました。衆議院の定数削減などの選挙制度のあり方は、議会政治の根幹に関わる重要な課題であります。先の三党合意においても、定数削減について制度の抜本的な見直しの検討を行い、今般の国会終了までに結論を得て、必要な法改正を行うこととしているところであります。各党・各会派において十分ご議論をいただき、改革を進めてまいります。
 
Q9 日銀法改正
 
平沼 政府と日銀の責任分担を明確化する協定が必要と考えます。政府が日銀に物価目標を指示する場合、その目標を達成するため日銀は非伝統的な金融政策に踏み込まざるを得なくなります。その政策実施の責任は政府が負うことを明確化すべきであります。政府と日銀の責任分担、日銀のガバナンスのあり方を再定義するための日銀法の改正が必要です。(「そうだ!」)総理の見解をお聞きします。

 
安倍 日銀法改正についてお尋ねがありました。政府としては、まずは今般取りまとめた共同声明に基づき、日本銀行が自ら設定した2%の物価安定目標について責任を持ってできるだけ早期に実現することを期待しております。
 
なお、日本銀行法の改正については、将来の選択肢として引き続き視野に入れてまいります。

 
Q10 年金積み立て方式への移行、世代間格差の是正
 
平沼 次に社会保障についてお訊ね致します。
 
年金問題は大きな問題です。現役世代、若者世代を応援するために、世代間格差を是正することが必要です。具体的には、年金制度の考え方として賦課方式から積立方式への移行、世代間格差の是正が必要です。年金問題について、今後どうあるべきか、総理のお考えをお聞き致したいと存じます。

 
安倍 年金制度のあり方についてのお尋ねがありました。ご指摘の積み立て方式への切り替えについては、いわゆる二重の負担の問題が生じること、より市場変動リスクにさらされることになることなど、様々な問題があると考えております。現在の年金制度については、平成16年の改正により、中長期的に持続可能な仕組みとなっていると考えておりますが、経済情勢の変化に対応し、より世代間で公平な制度にする観点等から、さらに残された課題について検討してまいります。
 
Q11 今後の医療をどう守っていくか
 
平沼 医療について問題が多々あります。自己負担割合の一律化、世代間格差の是正、混合診療の解禁等々、問題が山積しております。今後の医療をどう守っていくかについてお聞き致します。(議長「平沼赳夫君に申し上げます。申し合わせの時間が過ぎておりますから、なるべく簡潔にお願いを致します」)

 
安倍 今後の医療についてのお尋ねがありました。日本が世界に誇る国民皆保険制度を堅持するため、社会保障制度改革推進法に基づき、現在、社会保障制度改革国民会議において、世代間の負担の公平化を図る措置、その他必要な改革について、真剣にご議論をいただいております。政府としては、国民会議の議論を踏まえ、持続可能な医療保険制度の構築に向けた検討を進めてまいります。
 
Q12 外国人への生活保護増加の現状
 
平沼 生活保護のことを考える人々を対象とすべきなのに、実施の内訳を見るとその給付が外国人に大きくなりつつあり、全体の3兆円の相当な部分を占めるようになっています。真の弱者を支援するという立場に立って、私共はこのあり方を見なおさなければならんと思っております。この現状について、総理のお考えをお聞きします。

 
安倍 外国人に対する生活保護についてのお尋ねがございました。生活保護法は日本国民のみを対象としており、外国の人は対象とはなっておりませんが、永住者、定住者等の在留資格を有する外国人の方については、人道上の観点から予算措置として生活保護を支給しています。しかしながら、日本人・外国人を問わず、不正受給には厳正に対処していくことが重要であり、こうした取り組みを通じて、広く国民の信頼に足る制度の確立に努めてまいります。
 
Q13 瓦礫処理
 
平沼 次に震災の復興です。
 
絆と言いながら各市は瓦礫の処理に非協力的になっています。東北4県を除くと、東京都や大阪市などがまずは率先して受け入れを決断し、現在11県が受け入れていますが、まだまだ不十分です。残念ながら瓦礫処理は遅々として進んでおりません。もちろん安全性はしっかり担保しなければなりませんが、各市はもっと協力をするべきです。

 
議長 平沼赳夫君に申し上げます。申し合わせの時間が過ぎておりますから、なるべく簡潔にお願いを致します。
 
1628万トンの内、未だに50%以上が未処理であります。被災された方々は強制移住をされて毎日不便な生活を強いられております。一日も早い完全な復帰が求められており、政府は全力を挙げてこの問題に取り組んでいくべきです。復興に関するご意見をお聞きしたく存じます。
 
安倍 瓦礫の処理についてお尋ねがありました。被災3県の復興を果たすため、瓦礫の処理をさらに加速化する必要があります。政府としては、広域処理の受け入れ地域の今年度の確定、仮設焼却炉の施設整備や、再生利用の推進を通じ、瓦礫の処理の加速化に全力で取り組んでまいります。以上でございます。(拍手)
 
結び
 
平沼 山田方谷は今の日本の現状と類似した備中松山藩の大改革を単なる経済復興だけではなく、金融財政、必要な公共事業、流通、教育再生、軍備改革等、総合的に成し遂げました。私共は総理の姿勢に共感を覚えるものでありますが、是非、三本の矢を総合的な抜本改革によって、日本再生のため、頑張っていただくことを祈念し、私の代表質問を終わります。(拍手)


 ____________________________全文転載ここまで


 平沼さんはこの原稿を、前の週の週末に、早朝3時に起き、一気に書き上げたのだそうです。

 また、皆さんご存知かとは思いますが、維新の大阪サイドからの要望で文言調整した「脱原発問題」は時間超過で割愛されています(産経1/30)。

 マスコミの一部には、原発については維新と旧太陽の党とで考え方が一致していないため、平沼さんが確信犯でこれを飛ばしたのではないかという見方もあったようですが……うーん?(^_^;

 それにしても平沼さん、本当に保守の王道を進んでいるというか、もちろん今は野党の立場だから思い切った事をより言いやすいというのはあるでしょうが、それを差し引いても凄いなぁと思いました。

 選挙前.comで平沼赳夫さんの“思想と実績”を見ると、何と「+28」という高い数字です。
 この数字は保守的な活動が多ければ多いほど、高くなります(もちろんこれはひとつの目安、あくまで参考値ですが)。

 安倍晋三さんですら「+20」です。
 安倍内閣の閣僚で一番数字が高いのは、古屋圭司さん稲田朋美さんですが、それぞれ「+23」で平沼さんには及びません。
 (安倍内閣閣僚全員の数字は、拙エントリー12/12/27付にまとめてあります。ただし12/12/27時点での数字であり、その後若干増減している閣僚もいるかもしれません)

 参考までに、同じ旧太陽の党の石原慎太郎さんは「+4」、西村真悟さんは「+15」、中山成彬さんは「+8」です。
 (石原さんは国会から長く離れていたし、西村真悟さん、中山成彬さんもブランクがあったので、それも影響しているのかもしれませんが)

 平沼赳夫さんが、なぜ今、野党にいるのだろう?
 それも左から右までごちゃ混ぜの、まるで民主党みたいになってる維新に(T_T)

 【下は、「左から右までごちゃ混ぜ」がよく分かる画像。平沼さんの前の2人、右は元民主党の小沢鋭仁さん、左は社会党→自民党→維新と渡り歩いた谷畑孝さん。谷畑さんは、先の総選挙の際に民主党から自民党に移籍した長尾敬さん(落選)と同じ大阪14区】

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 私は以前、「正論」2011年4月号の企画「これが日本再生の救国名簿だ!」*1に便乗して自分なりの「救国内閣」を考えたことがありましたが(2011/3/7付)その時、総理になってほしい人として安倍さん、安倍さんを支える副総理になってほしい人として平沼赳夫さんの名前を挙げました。

 現在の安倍内閣に特に不満があるというわけではないのですが、平沼さんがいてくれたら保守内閣としてもっと重厚なものになるのになぁと、この日の代表質問を見て改めて感じた次第です。


*1 「これが日本再生の救国名簿だ!」は正論編集部が識者らに理想の内閣を問うたアンケート企画。この企画の後日談として、「正論」2013年3月号で金美齢さんが面白い話を披露されています。
 アンケートで安倍さんに票を投じた人たちを、後日、三宅久之さんが全日空ホテルに集めたところ、全員ではないもののかなり集まり、そこで安倍さんを総理大臣にするためには何をすべきか議論が始まりました。それがいわゆる「安倍再生プロジェクト」の始まりだったそうです。

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※おまけ
 togetter>2/3放送「たかじんのそこまで言って委員会」惠隆之介さんのパート起こし(メモ)


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「お気楽くっくり」更新済
 わたし的には岩代の次が南部!

※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
 http://ameblo.jp/hosyuyamato/

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 NY州議員宛にメールを出して下さった方々のもとに、Mark Butler下院議員から「いただいた情報に基づいて、私は決議案に署名しない決定をなしました」という返信が届いています。米国の議員さんは韓国側の情報しか知らないor問題自体をよく知らないので、まずは知ってもらうことが大切です。効果はあります。まだの方はぜひメールを送って下さい(下院を中心に)。

 以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
デトロイト 慰安婦少女像建立 絶対阻止!メッセージを送ろう!
ニュージャージ州議会 慰安婦決議に反対のメッセージを送ろう!
シンガポール 慰安婦少女像計画 阻止!
(1/31「慰安婦像設置、シンガポール政府は拒否」報道あり。事実関係確認中)

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「竹島プロジェクト2013」参加者募集中!!

「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
takeshima dokdo dokto tokdo tokto

 2013年2月22日の「竹島の日」までに10,000人の署名を集める【竹島問題ー国際司法裁判所で法廷を開く請願書】チャレンジ(by谷山雄二朗さん)もあります。Facebook登録者の皆様、よろしく!

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 アニメ「めぐみ」配信中。
 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
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