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「アンカー」尖閣問題 中国の真の狙い&人権救済法案 最大の問題点

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※安倍自民党新総裁誕生については1つ前のエントリーに書きました。

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■9/26放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

中国の真の狙いは…青山が外交危機を解説

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 前半は、なぜ中国ではなく台湾の漁船が大挙して尖閣諸島海域に押し寄せたのか?中国共産党が尖閣問題で強硬に出ざるを得ないその背景とは?
 後半はアメリカ大統領選に絡んだイスラエルの動きと、人権救済法案の問題点についても。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
・“尖閣”めぐり日中外相会談開かれる
・緊張高まる日中関係、中国が初の空母配備
・尖閣諸島海域で日本領海に一時侵入した台湾漁船団、台湾に戻る
 など尖閣諸島関連のストレートニュースのあと

山本浩之
「さ、もう今日はさっそく、この尖閣をめぐる動き、“ニュースDEズバリ”のコーナーで解説をしていただこうと思いますが」

青山繁晴
「はい。あの、今の尖閣のニュースも、最後の方は台湾の話で」

山本浩之
「ああ、そうでしたねー」

青山繁晴
「あの、視聴者、国民の方は、あれれ?と思ってる方、多いと思うんですよ。つまり台湾ていうのは中国と違って、大変親日的で」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「それが、台湾がどうしてこんなになるのか、それって台湾と中国の間に、何か、その、水面下で、裏交渉とか、カラクリとかあるのかと。あるならそれを知りたい、ないんならないで、それはっきり言ってもらいたいっていうのがきっと、皆さんあると思うので、そこを色々調べてみました。で、今日は実はささやかな、提案があってですね、こういう時には、これを使いましょう(フリップ出す)」

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山本浩之
「『鳥の眼』」

青山繁晴
「何か下手な絵まで描いちゃいましたが」

山本浩之
「下は絵ですよね。どう読むんだろうと思って…(笑)」

青山繁晴
「ああ、そうか(笑)」

山本浩之
「『鳥の眼』」

青山繁晴
「これあの、何となくあの、鷹っぽい鳥のつもりで、つまり、あの、広ーく大きく上から眺めながら、かつ鋭く、ポイント絞って見るっていうつもりで、描いてみたんですが」

山本浩之
「あの、別にタカ派って意味じゃないですよね?(笑)」

青山繁晴
「ああ、違います、はい(笑)。えー、自民党総裁選挙とは何も関係ありません。それで、あの、鳥の眼で見ながら、もちろんその、具体的なことを見ていくんですが、そうやって見ると、この、中国と台湾の絡まり具合っていうのは、要は、バレバレなんです、本当は

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「はい。それを、まずお話ししたいと思います」

山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、緊迫する尖閣問題ですけれども、鷹の眼で、見ながら、青山さんの解説をお伺いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。えー、ここにまず最初の絵があるんですけど、ま、中国がこんなご大層な空母を出してきて、これ、こういうのも増えてどんどん尖閣に、ま、やって来てはいるんですけどね。しかしそれで、その動きは意外に、止まってるでしょう?例えば漁船で言うと、あの1000隻出航した漁船は、どこに行っちゃったかと言うと、海上保安庁の調べによれば、まあ、ここ、このあたり尖閣ですけれども、この東シナ海で操業は、してるようだと。しかし、如何な、この尖閣諸島や、私たちの領海に入ってくる気配はなくて、その代わり、台湾の船が、ま、規模は全然違うけれども、あの、でも普段よりは、全然大きな、多い数が入ってきちゃって、一体どうなってんのかってことなんですが。まずあの、鷹の眼鳥の眼と言いながら、まずポイントを絞って、ひとつ謎解きを最初にやりましょう。それはこれです」

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村西利恵
台湾漁船のスポンサーは、中国大陸に進出した台湾企業、旺旺(ワンワン)グループ

青山繁晴
「はい。で、この旺旺グループって、えっとここにですね、これじゃよく分かんないかな?あの、要するに、おせんべいが中心なんですよね、元々はね。で、そのおせんべいを、ま、台湾から始まって、この中国の膨大な人口に安い値段で売っていったから、それどんどん儲かって、例えば台湾の、けっこう大きな新聞とか、それから、ケーブルテレビの配信する、衛星のテレビ局とかも、ま、傘下に収めて、元はおせんべい屋さんだけども、ま、すごく大きな企業になってる。でも、その成り立ちを考えると、大きくなった経過を考えるとですね、ま、中国の影響力がすごく強いわけです。本当は元々は日本の技術協力で、あの、進んだ会社なんですけどね

岡安譲
「あ、そうなんですか…(一同ざわ)」

青山繁晴
「あの、売る先を、ま、あの、与えてもらったっていう意味で、ま、中国と、あえて言うとベッタリだっていうのが、その、台湾での評価になってるわけです。で、今まで台湾の漁船てのは2つの理由で出航できなかったんです、尖閣方面に。1つは、台湾政府が認めないってことと、それからもう1つはカネがなかったわけですね。で、今回、台湾政府が、ま、事実上黙認したっていうこともありますけれども、やっぱり、えー、何よりも資金が出来たからで、それはこの旺旺グループのこの、蔡衍明(サイエンメイ)会長が、日本円で言うと1350万円をポンと出したから、行くことができたんです。しかし、ま、僕なりに、台湾側の、つまり台湾の、旧政府、っていうかその、元の政府高官などに聞いてみると、やっぱり台湾国内では、こういう漁船の活動が英雄視されてることは全くなくて、要は、その、中国と結びつきの強い企業が、中国のご機嫌も取るために、あるいは中国と事実上一体かのようになって、漁船を使ったというのが、台湾での本当のイメージですということなんですね。で、しかしその上でですね、やっぱりまだ謎が残りますよね。つまり、中国の漁船はなぜ動きが取れなくなってて、なぜ台湾なら、その、尖閣諸島の、その、私たちの領海の、これかなり深くまで、入ってこられたのか。そこが実はポイントですね。つまり、中国の出来ないことを台湾にやらせてるっていうことですね、本当は。それが、なぜ台湾には可能なのかというと、それを大きな鳥の眼で見ると、実はこうなんです」

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村西利恵
「中国が台湾漁船を使った理由は、情報当局者によると、『相手が台湾なら、アメリカが動かない』

青山繁晴
「はい。あの、ま、地図があってもいいんですが、ここに台湾があって、中国大陸あって、台湾あって、ここに尖閣諸島があって、そして沖縄がありますね。これ中国だったら、その、台湾と沖縄の間に、中国が入ってくるわけですね。で、アメリカは、台湾を守る立場をずっと強調してきました、長年。その、中国を国として認めて国交をするようになってからも、つまりニクソン訪中のあとも、台湾は台湾として大事にしてきて、中国がもし万一、台湾を侵攻したら、台湾を必ず防衛する、軍事力も使うと、空母も出すと。中国の、あの新しい空母と違って、アメリカの空母は本当に打撃力ありますから。そういう姿勢で来ましたね。つまり、台湾である限りは、沖縄の目と鼻の先、沖縄の在アメリカ軍の目と鼻の先に現れても、アメリカは、怒らない、あるいは特に動きはしないということがあるので、実は中国としては台湾の漁船なら大丈夫ということで使ったっていうのがカラクリなんですね。で、じゃあ、その逆に中国漁船は、せっかく大船団で出たのに、その、最後の仕上げがなぜ出来ないかと言うと、これは明確な理由が2つあります。はい、出して下さい」

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村西利恵
「中国漁船が尖閣に展開しない2つの理由。それは、今月17日から20日にかけての、アメリカ・パネッタ国防長官の訪中。そして、今月22日に行われた、離島奪還のための日米合同の上陸訓練

青山繁晴
「はい。これあの、尖閣問題の最中に、アメリカの軍のトップであるところの、国防長官、パネッタさんが、中国を訪れたっていうのは皆さんご存知だと思うんですね。で、例えば、次期国家主席になることが、事実上決まってる習近平さんと、も、会談しましたね。他の人とも会談してるけど。で、例えば習近平さんが、アメリカは余計なことするんじゃないと、ってこと言ったっていうのは日本でも大々的に報道されてるけども、そのアメリカのパネッタ国防長官が何を言ったかは、なぜかほとんど報道されないんですよね。で、それを、その、アメリカのルートで、軍の人たちにも聞いてみると、この言葉どおりではないと、いうことですが、趣旨としては、もしも中国が、さっき言いました、えー、台湾と沖縄の間にある尖閣諸島に、軍事力を展開したら、それは容認できないと、いうことを言ってて、じゃあ漁船ならいいのかっていうのではなくて、実はアメリカもちろん実態よく分かってますから、漁船の先頭に海監、海を監視するって書くんですけど、こういう船、本当は中国の海軍の、組織は違うことになってるけど本当は、海軍のコントロール下にある、ことよく分かってるから、これは中国にとっては大きなプレッシャーになった。その上で、えー、実は、22日ですから、もうついこないだですけど、グアム島で、えー、陸上自衛隊とアメリカの海兵隊が、離島を、いったん奪われた離島を奪還するための上陸訓練っていうのを、実は大々的にやったんですよね。で、しかも、これ、これもアメリカ軍関係者に聞くと、特定の島はターゲットにしてない、想定してないと言いながら、その、演習の中では尖閣っていう言葉を実は使ったと(笑)」

村西利恵
「へえー(一同笑&ざわ)」

青山繁晴
「Senkaku Islandsって言葉を、使ったということまで、あの、実は電話では聞きました。で、中国はもちろんそんなことは百も承知なので、もう2つ合わせると、実はやっぱりアメリカのプレッシャーによって中国身動き取れなくなってる。しかし今、日本をこうやってグイグイ押したい時期だから、押したい時期だから、台湾を使ったっていうのが、本当のとこなんですよ

一同
「なるほど…」

青山繁晴
「但しね、時間はないけど、これ1個言っとかなきゃいけないのは、じゃあアメリカは必ず日本の味方かっていう見方は、あの、はっきり言うと、ちょっとイージーだと思います。というのは、今、中国は急に何を言い出したかというと、今、日本がやってる尖閣諸島の国有化っていうのは、第二次世界大戦後の秩序への挑戦なんだと。それはしきりに言ってて、アメリカにも言ってるんです。つまり、戦争で勝ったよね、アメリカも中国も日本に対して。その日本が生意気にこんなこと言ってるのを許すのかっていう、世論工作を、あるいは政界工作をやってるんで、アメリカがいつまでもこういう姿勢でいるかどうかは、そんな甘い考えでいてはいけないと思います。そのとおり日本が、敗戦後の世界秩序に対して、公平な主張をし出したっていうことを言うのがむしろ大事で、アメリカのメディアの中にはやっと日本は中国に対しても、まともなことを言うようになったって報道もありますからね

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「さてその上で、こうやって、使われたかのようになってるその台湾は、じゃあその、なぜ応じたのか。つまり台湾っていうのは、総統を、トップをですね、日本で言うと総理大臣を、直接選挙で選んでる所ですから、中国と違って選挙やってる民主主義ですから、何もかも、馬英九政権っていう今の台湾の、政府が、中国寄りだと言っても、何もかも、漁民が言うこと聞くわけじゃない。じゃあ本音は、実は台湾なりの本音は別にあるんですね。それは何かと言うと、これです」

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村西利恵
尖閣をめぐる台湾の本音は、中国による海洋汚染?で漁獲量が減っているので、尖閣周辺の漁業権がほしい

青山繁晴
「はい。これ何と、この地図ちょっと見ていただくと、その、えー、中国大陸の沿岸部も含めて、この台湾漁民の人たちが、こう操業してたあたりっていうのは、深刻な海洋汚染があることは間違いがないです。で、それが、漁獲量が減った、その、直接の理由かどうかっていうのはまだまだ、科学的に解明しなきゃいけないからクエスチョンマーク付いてますけれども、しかし、この、特にこのあたりの、漁業が、壊滅的な打撃受けてるってのは、もうそれは、明らかになってるわけですね。で、もともと尖閣諸島のあたりってのは豊かな漁場で、そうするとこのあたりの漁場、失っている台湾の漁民の人としたら、やっぱりこの辺を、日本と共同でいいから、何とか、漁業させてほしいっていうのは、深刻な問題なんですね(一同同意)。だから台湾の漁民の人々が、その、Tシャツに赤い字で、為生活、生活の為だって書いてたでしょ?つまり領土領土って言って、その、スポンサーに、ちゃんと、いわば義理は果たしてるけど、本音は、漁をさせてくれないかってことなんです。但し、領土問題でなくて漁業権の問題だから安心してはいけません。というのはこれ、あくまで、本来沖縄の漁民の方々の漁場なんですね

村西利恵
「そうですね(一同同意)」

青山繁晴
「だから簡単に乗ってはいけませんが、しかし、ま、あえて言うと、そんなに心配する動きじゃないんです、台湾の動きは。このカラクリ分かればですね。要は例えば、日台関係を進めるためにも、沖縄の漁業の方と相談しながら、適切な漁業権の交渉をすればいいんであって。そして、その上でですね、実は中国も、えー、僕はあえて申しますが、今、そんなに恐るるに足りないと思ってます。空母が就役したしやっぱり怖いんじゃないかっていう意見あるでしょうが、そうは思いません。まずこれ見ていただけますか」

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村西利恵
「きのう(9月25日)行われた日中外務次官会談で、中国は尖閣問題の『棚上げ』と、『国有化の撤回』を要求してきました

青山繁晴
「はい。で、これで見ると、もう国有化してるのにそれ撤回しろと要求してるんだから、ずいぶん無茶な話だと」

山本浩之
「強硬ですね」

青山繁晴
「やっぱり中国は、軍事力の強化を背景に、ずいぶん強気で、恐ろしいじゃないかという話にもなりかねないと思います。ね。しかし、あの、本当はですね、いや、しかしの前にですね、その上で、例えば日本の報道ぶり見ると、いや、中国の本音は、その、国有化の撤回じゃなくて、これもうできないと。国有化はもう止まらないと。これ財務省に確認したらもう登記は終わってるそうです。はい。地権者からちゃんと国に登記は移された。それは本来、官報に、僕は示すべきだと思いますが、それは日本政府やってないんですね。野田政権やってない。しかし、そうなってしまってんだから日本の報道ぶりを見れば、中国のこれは本音じゃないでしょうと。ね。例えば棚上げにしてもらったら、いや、本当はいいと思ってるから、というような日本は報道してて、何となく、日本も譲って、元の棚上げに戻せばいいじゃないかっていう論調が、だいぶ報道で増えてると思うんです。それは実はまず1つは、中国は国有化の撤回が、本気なんですよ

山本浩之
「うーーん」

青山繁晴
「日本はそこまで、そこまでなめられてる。とも言えるし、同時に、中国は恐ろしいんじゃなくて、中国なりに、どうしても、この日本に国有化を撤退してもらわないといけない、中国内部の、中国が本当は苦しんでる理由があるんです。それは何かと言うとこれです」

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村西利恵
「この一連の動きの背景にあるのは、中国国内の『権力闘争』。情報当局者によると、『胡主席も、習次期主席も、軍頼み』

青山繁晴
「はい。これ実は、来月、10月に、中国共産党は5年ぶりの党大会開いて、静静粛々と、胡錦濤国家主席から、習近平、新しい主席に移すはずだった。それが、例えば重慶でとんでもない事件が起きたように、かつてなかったような、また新しいタイプの、文化大革命とは違うけれども、もっと陰惨な権力闘争が、起きていて、どちらも、胡錦濤一派も、習近平一派も、軍の力を頼みにして、自分の権力を確立しようとするから、軍に、媚びを売らなきゃいけない。軍としては、実は、東シナ海で強い姿勢に出ることによって、その、国防費ももっと増えるし、国民の支持も集まるっていうことで、だから、胡錦濤さんも習近平さんも揃って、もう軍、中国軍のために、その尖閣諸島問題を一生懸命利用してるっていうのが、実は現実なんです。その1つの証拠がこれです」

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村西利恵
「習近平次期国家主席は今月5日に予定していた、アメリカ・クリントン国務長官との会談をドタキャンするなど、およそ2週間にわたって行方不明となりました

山本浩之
「これは驚きましたよねー(一同同意)」

青山繁晴
「これはもう、これは本当に大事件で、来月の党大会で、今後10年間、国家主席を務めなきゃいけない人が、理由も分からないまま、姿を消して、しかもアメリカ合衆国のクリントン国務長官、つまり中国は同じ軍事、いや、元の、元々の軍事大国としてのアメリカは常に意識してるから、その、外交のトップとの会談をドタキャンするってのはこれは大変なことなんですよ。それで、何となく噂で、いや、怪我したんだとか」

村西利恵
「色んな説がありましたね(一同ざわ)」

青山繁晴
「ね。静養中に怪我したんだとか、交通事故でちょっと怪我したとか、肝臓にちっちゃな腫瘍があってとか、たくさん出てるけど、日本の情報当局者と話すといずれもおかしいよねっていうことで、意見一致したんです」

村西利恵
「おかしい?」

青山繁晴
「はい。というのは、クリントン国務長官との会談をドタキャンするっていうのは、つまりよっぽどの重病とか、怪我だったら重くなきゃいけないです。それがドタキャンしてから、1週間ちょっとで、姿現す。しかも出てきたら、全然無事で。ということは、病気や怪我じゃなかったと考えるのが、自然だと

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「で、中国は昔から、権力闘争が第一ですから。中国共産党の独裁なんで、その、コップの中の戦い、すさまじいから、もう独裁者同士で権力闘争始まると、もう対外外交もへったくれもなくなるっていう、伝統はずっとあるわけです」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「で、そうすると習近平さんはスーッと国家主席になれるはずが、とんでもない権力闘争が起きていて、それだから尖閣諸島でこんな一見、強い要求、日本をなめてきたこともありますけれど、国有化そのものを登記は終わってるのに撤回しろという、無茶な話になって、要はそれは国際社会でも本当は受け入れにくいことだから、追い込まれてるのは実は中国の方なんです。だから台湾に関しても、中国に関しても、日本は恐れすぎることはない。心配することはない。少なくとも、恐怖を覚えることはないというのが、今日『アンカー』で皆さんに問題提起したかったことなんですね。そしてその上で、実は、私たちは今日、鳥の眼と言ったのは、もうちょっと世界に眼を広げると、本物の恐怖が、進行してる所もあるんです。えー、それは、このあとお話ししますが、キーワードはズバリこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『別の恐怖』。このあとは、アメリカ大統領選挙に影響する動きについて、詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、尖閣問題については、なるほどそうなのかー、と思われた方、多いと思うんですけども、2つめのキーワードは『別の恐怖』でした。何なんでしょうか」

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青山繁晴
「はい。えー、この世界地図ですが、まあ、えー、このあたりの、その尖閣の問題を恐れることない、少なくとも恐怖などないということを今、申しましたが、実は世界を、もう一回大きな眼で見てみると、こういう風に危機があって(中東と北アメリカを示す)、そして、ここに日本地図が残念ながら浮かんでますが、国内に、まさしく恐怖と言うべき事実が、現実が進行してるというお話を、今日はせざるを得ません。まず、後半の始めの部分は、このことからです」

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村西利恵
「11月6日にアメリカ大統領選挙が行われますが、世論調査で、両候補の支持率は、拮抗しています」

青山繁晴
「はい。これあの、大統領選挙が接戦になってるだけの話じゃないかと、こんなの恐怖じゃないと思われる方、当然多いと思うんですが、ところが、情報当局の見方は、こうです」

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村西利恵
『大統領選が、世界の不安定要因になっている』

青山繁晴
「はい。これは実はですね、このオバマさんが安定的に再選されると、見方強かったんです。ロムニーさんほとんど強みがない。それからモルモン教徒っていうやっぱり決定的な少数派ってこともあってですね。ところが、これ何で苦戦してるかというとその理由はですね、失業率が高いからです。例えば、この間の8月の、アメリカの政府の調査によると、男性の、20代前半、20歳から24歳の、男性の人々の失業率ってのが実に15%を超えました。だから例えばコロンビア大学のような、素晴らしい学校を出ても、ペットのお世話をしてるとかですね、就職できないで、そういう現実があるから、起業家として成功したロムニーさんの方が、もうずいぶん肉薄してるってことなんですよ。でももう一回言いますがそれ、大統領選挙ではよくある話。ところが現在ではそれが、世界の不安定要因になってしまっている。これいくつか理由があるんですが、その中で一番大きなものが、実はこれです」

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村西利恵
「イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカに対して、『アメリカ大統領選挙の前に、イスラエルがイランを攻撃するかも』と、プレッシャーをかけている」

青山繁晴
「はい。このネタニヤフ首相、イスラエルのネタニヤフさんっていうのは、もともと強硬派で知られるんですが、実はアメリカの企業で勤めていて、まあ英語も完璧、ロムニーさんを含めてアメリカに友だち大変多い人なんですが、とにかくオバマさんと仲が悪い。それ、そりが合わないだけじゃなくて考え方も違ってて、最近、ネタニヤフ首相がオバマ大統領に圧力をかけたと言われてて、この、カギ括弧でくくってあるけどこれは誤解しないで下さいね、その、言葉のとおりをオバマ大統領に言ったんじゃないけれども、しかしプレッシャーとしては、オバマ大統領側に、大統領選挙が行われる前に、イスラエルがイランを攻撃するかもしれませんよってことを言ってる。これは常識覆す話で。というのはイスラエルはやっぱりアメリカのことを、中国のように、あるいは中国以上に配慮するから、大統領選挙が終わるまでは、現職大統領が判断に困るようなことをしないはずだと、いうことになってたのが、ネタニヤフ首相は、いや、イランは、核開発をどんどん進めてる、イラン政府は否定してますよ?公平に申しておきますが。しかし、ネタニヤフ首相によれば、あるいは本当はイスラエルの情報機関によれば、あと半年程度で、イスラエルは、本物の核爆弾を製造する能力を持つと。つまり来春ですね。だから、その大統領選挙が終わって、来年1月に就任式があるなんて待てないよ、やるよって言ってるわけです。でもこれ本当は、脅しなんです。ね。どういう脅しかというと、こうです」

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村西利恵
イスラエルを支持しなければ、大統領選でユダヤ系の票を失う

青山繁晴
「はい。これ、だから11月までにやるよってのは言ってるだけなんです。ね。だからこうなるかもしれないからイスラエルへの支持をもっと言えと。ね。言わないとあなた、ユダヤ系の票が離れていくから、あの、僅差だから負けるよってことを言ってるんですが、じゃあこの話はこれで終わりだったら、実は恐怖でない。ところがですね、本当は、イスラエルはかつて、イラクを爆撃して、イラクの核開発やめさせましたが、イランと戦争する場合は、それ全然相手が違うので、イスラエルは単独でできないと思ってて、いずれは、アメリカ軍と一種の、とにかく共同作戦やらないと戦争できないと思ってて、これ全部合わせた本音は、11月までにはやらないよってことで恩を売っといて、来年の春、えー、来年の2月とか3月以降に、あるいは2月とか3月にいよいよ、イランを攻撃するというのが、もう国際社会では常識に近くなっちゃったわけですね

岡安譲
「それ日本にも影響出ますよね」

青山繁晴
「もう影響出るどころか、イランは必ずペルシャ湾のホルムズ海峡を封鎖します。で、その封鎖、短期間で終わるかもしれないけど、その封鎖されるかもしれない、もうそもそもこういう話だけで、値段がつり上げられ、日本は原発に依存できなくなってるから、当然足下見られて、液化天然ガスものすごく値段上がってるわけです。だから電気代が、もうあの、これから、まだ東電だけですけど、日本中で上がっていくんじゃないかとか心配されてるわけですね。そこにものすごく大きな打撃になってしまいますから、これあの、戦争というのは、人が死ぬことですから、それだけでも明らかな恐怖ですが、日本経済にとって、致命的なことになるんじゃないかという意味では、本当はこれは、必ず目を向けなきゃいけないことなんですね。そしてその上で、日本の国内では、これとはまた全く別の恐怖が進行してます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「それが今月19日に閣議決定された、人権救済法案。正しくは、人権委員会設置法案および人権擁護委員法の一部を改正する法律案、です」

青山繁晴
「はい。これがまあ、あの、本来の法案の名前ですけど、普通には、自民党政権時代にもあったんですけどそれは人権擁護法案、民主党時代になって人権救済法案。一見、よい法案に見えますが、問題点は、問題点の1つはこれですね」

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村西利恵
「最大の問題は、人権委員と人権擁護委員に、国籍規定がないこと」

青山繁晴
「はい。これ実は先週の『アンカー』ですでにもうお話ししましたね(一同同意)。つまり、例えば、僕が拉致問題、当然、何度もここで論評してますが、それを北朝鮮側が聞いたら、ああやって北朝鮮のイメージを損ねて、拉致問題解決済みなのに、彼らに言わせれば、イメージを損ねて、その、日本にいらっしゃる在日朝鮮人の方々の人権を傷つけてるってことになったら、何と、捜索令状なしに、僕の自宅も、独立総合研究所も家宅捜索を受けることになってしまうと。その話、しましたね。で、その話をなぜもう一回、今週やるんだって思われる方、多いと思いますね。ちゃんと見て下さる方は。それはどうしてかと言うと、実は、法務省側が全然違うことを言ってるからですね。はい、ちょっと出していただけますか」

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村西利恵
法務省によると、人権擁護委員の候補者は、市町村議会の議員の選挙権を有する住民、ということです」

青山繁晴
「はい。これはですね、あの、えー、ちょっとここには書いてないんですけど、きちんと説明しますとね、その、新しく作るのは人権委員会ってやつで、法案によって、法案が成立したら。まだ閣議決定されてる段階。これから国会に出されて、成立してしまったら、人権委員ってものができて、そして、その上に人権委員長もいて。で、こういう人たち新しくできるんですが、その、新しい権限持つわけですね。で、その人たちが、日本人でなけりゃいけないと、いう、定めがない。ね。そしてさらに、今現在、人権擁護委員ていう人も、すでにいるんですが、これ新たにその人権委員会が、こう、人権を守るって仕事を委託する、嘱託で行うことになってるわけですが、法務省の説明によると、いや、両方とも心配いらないんですと。ホームページにも書いてあるし、それから『アンカー』見て法務省に問い合わせした人の中で、法務省から、いや、青山さんの言ってるのは違うと。その、外国人は、もう一回言いますよ、人権委員長も、人権委員も、人権擁護委員も、みんななれませんと。ね。で、その理由として、まず、今ある人権擁護委員の方で言うと、実は、人権擁護委員になるためには、そもそも、その自治体の議員、例えば市会議員とか、大阪だったら大阪市会議員の選挙権を有する住民でないと、擁護委員になれない。だから外国人はなれないと言ってるわけです。ところがこの説明、分かる人は分かりますね?これカラクリがありますね?なぜかというと、実はこいつと表裏一体になってるんです

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村西利恵
外国人地方参政権が認められれば、外国人も人権擁護委員になれる

青山繁晴
「ええ。だからこれ実はもっと恐ろしい話です。外国人地方参政権、えー、僕はそれにも反対ですが、この外国人地方参政権っていうその動きと、この人権委員会なるものの動きが、実はぴったり合わさった、つまり、決定的にその、外国人に、本来与えてはいけない権限を与えるための動きだっていうことは、これでむしろ分かるわけですね。そしてさらに、人権委員長と人権委員については法務省のホームページにも、これは、独立性の高い三条委員会で、その三条委員会なんてもともと日本国民に決まってるから、だからわざわざ、国籍はこうだってこと他も書いてませんよ、決めてませんよっていうのを理由にしてるわけです、堂々と。で、これをですね、僕は、元検事総長の一人に、これあんまりな説明じゃないかと、聞きましたら、実はその元検事総長自体が法務省に問い合わせをして、この説明はひどいと言ったところ、検事総長なんてのは政治が分かんないと。法務省のほうは、法務省本省のほうは、政治と渡り合わなきゃいけないから、その時の政権が望むことはやっぱりやらざるを得ないんだよという答えが返ってきて

一同
「へえーーー!?(驚き)」

青山繁晴
「びっくりしたってことなんです。皆さん法務省を英語で言うと…」

山本浩之
「それ、法務省が、そう言ったんですか?」

青山繁晴
「そうです。相手が検事総長だから言いたいこと言ったんでしょう。同期に電話してますからね、この人はね。で、話は戻しますと、この法務省って英語で言うと、Ministry of Justiceって言うんですが、正義の役所です。それがこうなのかと。だから、もう時間はないけど皆さん最後に、先週出したキーワードをもう一回思い出して下さい(フリップ出す)」

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一同
「末期の菅さん、そっくり…(笑)」

青山繁晴
「そっくりと言うのはですね、菅政権もう、終わりだと分かった時に、突然、朝鮮学校の無償化とか、あるいは福島の原子力災害について、廃棄物を福島県内に置かしてくれとか、無茶なことを言いましたね。これ、そっくりです。先週、時間がなくて言えなかったんですが、今週何とか時間を作って(笑)、えー、すみません、2週に渡ってしまって申し訳ございませんが(笑)」

山本浩之
「よく、そのフリップ残してて良かったですねえ(笑)」

村西利恵
「毎週残してます」

青山繁晴
「実はそういうことが起きていて、だから例えば、自由民主党の総裁に新しくなった、安倍さんには、そういう責任も、そういう、今の政治に、真っ正面から向かい合う責任もあるということです」

山本浩之
「ですからまぁ…」

青山繁晴
「それを全部総合判断して…、はい」

山本浩之
「色んな意見はまぁ、これに対してはあるかもしれないけれども」

青山繁晴
「もちろんあります」

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山本浩之
「だけど人権救済法案をいきなり閣議決定した、先週も言っていただきましたけれども、それに反対を明言してる閣僚がいない時にですね、えー、閣議決定するっていうね、だからまさに今、正義っていうキーワード出ましたけど、それがあるなら、正義をね、本当に言うんだったら、もっとフェアな場でやるべきだし、それを国民に、判断させてほしいですよね

青山繁晴
「はい、そのとおりです」

山本浩之
そういう意味でも、総選挙を早くしてほしいなっていう風に思います。どうもありがとうございました」

青山繁晴
「はい、ありがとうございました」

 ____________________________内容紹介ここまで


 人権救済法案について、東京のメディアはどのぐらい伝えてくれてるんでしょうか?
 てか、関西でも「アンカー」以外で今のところ見たことないけど(T_T)

 手前味噌ですが、閣議決定された人権救済設置法案及び人権擁護委員法改正(改悪)案の問題点について、拙ブログでも先週末に取り上げました。

9/22付:人権救済法案閣議決定(2)法案はさらに危険度を増しています

 青山さんも指摘された国籍条項、そして、反政府的な暴力団体を結成またはそこに属したことのある人物でも人権擁護委員になれるよう「委員の欠格条項」が改正案では削除されていること等、紹介しています。
 未読の方はぜひご覧ください。


 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。

・自民党総裁選 決選投票で安倍晋三氏を新総裁に選出
・安倍新総裁が会見 「近いうち解散」迫る
・陸山会事件 小沢被告控訴審即日結審

 石破さんの処遇についてヤマヒロさんに尋ねられた青山さん、こう言われてました。

 「幹事長に就けるかどうか、だけですね」
 「今の安倍さんの会見、断片しか見てないから後で全部見なきゃいけませんが、幹事長にしたいなって意欲の表れに聞こえましたね」
 「というのは、地方の票を石破さんものすごく集めたので。ということは選挙の顔として石破さんを起用できるかどうか。安倍さんたぶんしたいんだと思いますね」
 「ところが長老の中に、石破さんが嫌いだと公言している人もいますから、それを打ち破って幹事長にできるかどうか。それが最初の関門。仮にも総理までやった人だから石破幹事長ということになるんじゃないでしょうか。できなかったらまた、党内で色々ごちゃごちゃがあったということになりますね」
 「石破さんに電話してみたら*1、地方から支持された私が何ができるかということでしたから、意欲はあると思います」

 *1 青山さんは石破さんに、総裁選の投開票の前に電話されたそうです。詳細は青山さんのブログ9/26 11:42を参照。

 これらも含め、拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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