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北が拉致を認めて10年…横田さんご夫妻の苦悩に胸が痛みます

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 2002年9月17日、北朝鮮が日本人拉致を認めました。
 あれから10年になります。

 時の流れは速いですね。
 そして残酷です。

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 皆さんは「めぐみへの遺言」という本をご存知でしょうか。

 横田滋さん・早紀江さんご夫妻が語り下ろしたインタビュー集です。
 聞き手は元朝日放送プロデューサーで拉致問題報道の先駆け的存在である石高健次氏。
 今年4月に発行されました。

 ところが、「正論」2012年9月号の野村旗守氏の論説によれば、発売後3ヶ月以上経過した時点で、中央マスコミでこの本を取り上げたのは朝日新聞、週刊朝日など、かつて石高氏が所属していた朝日系メディアと週刊金曜日のみだそうです。

 言われてみれば、産経読者の私はこの本の書評を見たことがありません。
 それどころか本の存在自体を知りませんでした。
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【2012年3月11日、「めぐみへの遺言」を手にする横田滋さん・早紀江さんご夫妻】

 そんなわけで私はまだ「めぐみへの遺言」を読んでいないのですが、野村旗守氏によれば、この本の中で実はご夫妻はかなり強い言葉で、政府当局・政治家・支援団体・マスコミ等の批判をされているそうです。

 例えば、早紀江さんはこのような発言をされているそうです。

 「大きな講演会で地方に行くと、呼びかけて下さった県議会とか市議会の議員さんが次から次に来られて私たちと写真を一緒に撮る。(略)断って娘のことよろしくって言えないから横に並ぶ。選挙の時の宣伝用写真にすることもあると聞きますが、そういう撮影会というのはものすごく嫌なんです、情けなくて」

 滋さんもまた、

 「北と交渉したいなら金正日の死に弔意を示すべきだった」
 「制裁を強化するのでなく緩めるべき
 「拉致があるから朝鮮高校無償化反対というのはおかしい」

 というように、対北朝鮮強硬派の保守系議員や救う会などの支援団体がこれまで発してきたメッセージとは正反対の主張をして、周囲を驚かせたそうです。

 滋さんが制裁を緩和すべきと言われる理由は、「制裁、制裁といって6年経つが一向に解決の目途が立っていない。金正日が亡くなってチャンスが巡ってきたんだから、制裁を強化するのではなく、むしろ緩めて話し合いの機会を設けるべきだ」というものだそうです。

 そして、ここからが深刻なのですが、「めぐみへの遺言」が朝日系メディアと週刊金曜日のみでしか取り上げられていない理由として、滋さんのこれら北朝鮮に対する融和的な姿勢に原因があるのではないかという見方があるのです。

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【この8月末に発行されたばかりの早紀江さんの著書「めぐみと私の35年」。この本の書評も私は見たことがありません】

 早くから拉致被害者救出運動に関わってきた人権活動家でもあり、書評家でもある三浦小太郎氏は、こう話しているそうです。

 「『遺言』の書評を、という依頼があるかと思ったら、どこからもなかった。善意に解釈すれば、この沈黙は、拉致事件の解決に向け制裁強化に取り組んでいる保守陣営が、『制裁緩和』を言う滋さんの意見をあえて回避したのではないかと言えなくもないが、悪く言えば自分たちに都合の悪い意見には耳を貸したくないだけともとれる。拉致問題に取り組んできた政治家や言論人がこの本を無視、沈黙することは許されないはずだ」

 これは非常に難しい問題です。

 三浦氏の言うように、都合の良い意見(北への強硬論)を言う人の話には耳を傾けるが、都合の悪い意見(北への融和論)を言う人の話は無視するというふうに、保守系の政治家やメディアが被害者家族への態度を変えているのだとしたら、アンフェアな話です。

 が、政治的に見た場合、どうでしょうか。

 拉致事件の象徴的存在である横田めぐみさんのお父様である滋さんが、北朝鮮に融和的な姿勢を見せているとなれば、北朝鮮にとっては狙い目です。
 滋さんを狙い撃ちし、揺さぶる作戦を取ってくるのではないでしょうか。

 また、日本の世論はどうなるでしょうか。

 滋さんが北朝鮮への制裁緩和や対話を望んでいることが大きく伝えられれば、「お父さんが望んでるのなら、そうしてあげれば?」という声が高まってしまうのではないでしょうか。

 が、現実的に言って、北朝鮮のこれまでの拉致問題への対応を振り返った時、制裁を緩めて対話の場に引き出したところで、そう簡単に歩み寄るとは考えにくいですよね。
 特に、中国、韓国、ロシアなど近隣国に舐められきっている今の民主党政権では。

 実際、8月末に4年ぶりに日朝政府間協議が始まりましたが(この時は課長級の実務会議。今後は局長級にレベルを上げて継続)、日本の情報当局者は「議題になってもその先は望めない。日本政府は舐められている」と見ています(9月5日放送の関西テレビ「アンカー」 による)。

 もしも本当に保守陣営が拉致問題に与える悪い影響を心配し、「制裁緩和」を言う滋さんの意見をあえて回避したのだとすれば、それは苦渋の決断でやむを得なかったのかもしれないと私は思います(この私の意見も「苦渋の決断」です)。
 
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【2010年3月、川崎市役所で開催された「めぐみちゃんと家族のメッセージ~横田滋写真展」で写真を見て回る横田さんご夫妻】

 しかし、滋さんが融和派に「転向」したのだとしたら、その原因や責任はどこにあるのでしょう?
 日本政府はもちろん、政治家、支援団体、メディア、そして関心を徐々に失ってきた国民、その全てにあるのではないでしょうか。

 私たちには滋さんを責める資格などないのです。

 私は悲しいです。
 横田さんご夫妻はじめご家族の方々が、なぜこのように政治的なことに巻き込まれなければならないのでしょう?

 彼らは運動家ではありません。私たちと同じ普通の国民のはずです。

 が、現実は、彼らを普通の国民でいられなくしてしまいました。
 なぜか?
 お子さんが北朝鮮による拉致という国家犯罪の被害に遭ったからです。

 もしこれが国内の誘拐事件であれば、日本の警察に任せておけば概ね上手く行くでしょう。
 が、この場合はそうではありません。

 外国の、しかもその政府が主導して行った組織的な誘拐事件。
 さらに相手は無法な独裁国家。

 日本が普通の国であれば、軍隊を出すなり何なりして、実力行使で取り返すこともできます。

 が、日本は普通の国ではありません。
 戦後の日本の体制では、拉致被害者を救出できない仕組みができあがってしまっているのです。

 ゆえに、ご家族にとって日本政府は頼りにならない。
 自分たちが主導的に動いて行かなければ何も動かない。

 講演をしたりデモをしたり署名を集めるなどして、国民運動を高める。
 日本政府への要請はもちろん、他国の政府や機関にも支援を要請する。

 こういった政治活動に嫌でも関わらざるを得なくなってしまいます。

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【2011年6月12日、川崎市内で行われた拉致被害者の早期救出を求める署名活動。横田さんご夫妻も参加】

 お子さんが拉致されている現実だけでも辛いのに、さらに政治的なものに巻き込まれてしまっているご家族が、本当にお気の毒でなりません。

 しかもご家族の高齢化はどんどん進んでいます。
 時間がない中で、皆さんはこれまでぎりぎりの戦いを何度も強いられてきました。

 特に横田さんご夫妻は、めぐみさんの娘のヘギョン(ウンギョン)さんのこと、めぐみさんの偽遺骨のこと等々、精神的に非常につらい揺さぶりを北朝鮮から受けてきました。

 最近では、2008年の福田政権の時の「再調査」が消えていった経緯が、2012年9月5日放送「アンカー」で明らかにされました(有本恵子さんの父・明弘さんが青山繁晴さんに託した「放送されない資料」より)。

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【2012年9月5日放送「アンカー」より】

 この時、もし北朝鮮の提案に乗っていたならば、もしかしたら何人かの被害者は帰国できたかもしれません。
 でも、拉致被害者全体のことを考えて、ぐっとこらえ、家族会はそれに乗りませんでした。
 これも本当に胸が痛む話でした。
 
 本来、普通の国民であるはずのご家族の方々が、このように何度も「政治的な決断」を迫られてきたのです。
 身を切られるような苦しみを味わってこられたのです。

 日本国民ならば誰しも、拉致被害者の方々が一日も早く解放され、日本に帰国できることを願っています。
 帰国された皆さんがご家族と抱き合う日を待ち望んでいます。
 これは政治的なものを超越した国民共通の願いではないでしょうか。

 どうすれば拉致問題が解決するのか?あるいは進展するのか?
 それには、まず民主党に下野してもらうことが絶対に必要だと思います。

 なぜなら、民主党政権と北朝鮮の間には、信頼に足る外交チャンネルが全くないからです。
 (このことはやはり「正論」2012年9月号で野村旗守氏が解説しています)

 そもそも、歴代の民主党政権はみな拉致問題に冷淡な姿勢でした。
 政権だけでなく民主党という党自体が、拉致問題への関心が薄いのです。

 民主党の有田芳生参議院議員は、自党の拉致問題への取り組みを、このように厳しく批判しています。

 「一昨年、菅氏が首相になったとき、拉致問題について2人で3時間も話し込んだ。『これからも意見が欲しい』と言われたので、枝野官房長官を通じて計5通の書簡を送ったのだがナシのつぶてだった。
 はっきり言って、民主党には拉致問題への具体的な目標や方針がまったくない。本気で取り組もうという議員もいない。なんでそんなことやるの?という感じだ。
 昨年12月の北朝鮮人権週間では、政府主催のイベントにもかかわらず、最初から最後まで出席した民主党議員は自分一人だけだった

 菅元首相は、昨年まだ現職だった時、拉致事件容疑者親族の政治団体への献金問題が発覚しました。

 その前の鳩山元首相もそうでしたし、他にも同じような議員が民主党に複数いるのが明らかになりました。

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【拉致事件容疑者親族の政治団体への献金問題の相関図。画像クリックで新規画面で拡大されます。淡交ブログさまに新聞記事のまとめがあります】

 もちろん、自民党政権時代の拉致問題への対応が十分だったとは言いません。
 が、こんな「親北体質」の民主党に任せおけますか?

 次期総選挙で自民党が政権を奪還した暁には、以前の反省・教訓を生かし、解決を目指して今度こそ死力を尽くしてほしいです。

 同時に、この10年間、徐々に拉致問題への関心を失ってきた私たち国民も大いに反省すべきでしょう。

 仮に私たちが、歴代民主党政権や民主党議員に強力に「圧力」をかけ続けていれば、彼らもこのような冷淡な態度でいるわけにもいかなかったでしょうから。

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【平成21年(2009年)11月6日、天皇陛下ご即位20年に際して行われた天皇皇后両陛下の記者会見】

 かつて、天皇皇后両陛下が拉致問題に関して発言なさったことがあります。
 皆さん、覚えておられますか?

皇后陛下お誕生日に際し(平成14年)
宮内記者会の質問に対する文書ご回答より皇后陛下のお言葉抜粋


 「悲しい出来事についても触れなければなりません。
 小泉総理の北朝鮮訪問により,一連の拉致事件に関し,初めて真相の一部が報道され,驚きと悲しみと共に,無念さを覚えます。
 何故私たち皆が,自分たち共同社会の出来事として,この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことができません。
 今回の帰国者と家族との再会の喜びを思うにつけ,今回帰ることのできなかった人々の家族の気持ちは察するにあまりあり,その一入(ひとしお)の淋しさを思います


天皇陛下ご即位二十年に際し(平成21年)
天皇皇后両陛下の記者会見より天皇陛下のお言葉抜粋


 「このように今日の世界は,決して平和な状況にあるとは言えませんが,明るい面として考えられるのは,世界がより透明化し,多くの人々が事実関係を共有することができるようになったことです。
 拉致の問題も,それが行われた当時は今と違って,日本人皆が拉致の行われたことを事実として認識することはありませんでした。
 このため,拉致が続けられ,多くの被害者が生じたことは返す返すも残念なことでした。
 それぞれの人の家族の苦しみは,いかばかりであったかと思います


 両陛下は今も、拉致被害者とそのご家族に思いを寄せ続けておられるに違いありません。

 皆さん!今からでも遅くはありません。
 拉致被害者を一日も早く取り返せと、政府や政治家や政党に対して声を挙げ続けていきましょう。

 国民の声など無力なものと思う人がおられるとしたら、それは誤りです。

 当初は一時帰国の予定だった5人の方々が永久帰国を果たせたのも、北朝鮮に対する経済制裁が進んだのも、朝鮮学校無償化が未だに適用されていないのも、私たち国民の関心の高まりや、怒りの声があったればこそだということを思い出して下さい。

 また、これは拙ブログで何度か紹介してきたことですが、青山繁晴さんがこのような話をされています。

 「まず国民が声を挙げること。送られてくるメールは政治家、政党、役所も実は非常に気にしてる」
 「小選挙区の代議士にも言うこと。『○○○をしたら、次は投票しない』と言ったらビビる」


 遠からずやってくる解散総選挙を控え、特に今は政党も政治家も、有権者の声に非常に敏感になっている時期です。
 彼らにどんどん声を届けましょう!


※参考文献
 「正論」2012年9月号 野村旗守氏
 【対日交渉責任者の演説を暴露 北朝鮮にナメきられた戦略なき日本】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※要請先

○首相官邸
 http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
○外務省
 https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
○民主党
 http://www.dpj.or.jp/contact/contact
○自由民主党
 http://www.jimin.jp/voice/
○国民新党
 http://kokumin.or.jp/index.php/pages/contact_us
○みんなの党
 https://www.your-party.jp/contact/mail.cgi
○たちあがれ日本
 https://www.tachiagare.jp/contact.php
○日本共産党
 http://www.jcp.or.jp/web_info/mail.html
○大阪維新の会(日本維新の会の正式設立は9月下旬以降予定)
 https://www.oneosaka.jp/contact/

■北朝鮮が拉致を認めて10年-9/17東京特別集会ご案内

 飯塚繁雄さん、横田滋さん、横田早紀江さん、増元照明さん、本間勝さんが今の思いを語ります。
 西岡力救う会会長の情勢分析もあります。

日 時 平成24年9月17日(月)祝日
    午後2時~4時 開場1時半

場 所 友愛会館会議室(三田会館があるビル9F 玄関は別)
    地下鉄三田線芝公園A1出口1分 03-3453-5381
    JR田町駅徒歩10分

参加費 1,000円(事前申込み不要)

主 催 救う会東京・救う会全国協議会
連絡先 救う会事務局03-3946-5780 FAX03-3946-5784
〒112-0013東京都文京区音羽1-17-11-905

詳細こちら→
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3141.html

※おすすめリンク

・救う会メールニュース>平成24年9月2日「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録
 1 飯塚繁雄さん、曽我ひとみさんなど
 2 松原仁大臣、安倍晋三議員など
 3 東祥三議員、石原慎太郎知事など
 4 横田早紀江さん、有本嘉代子さんなど
 5 有本明弘さん、浜本七郎さん(地村富貴江さん兄)など
 6 荒木和博さん(特定失踪者調査会代表)など
 7 大会決議案、西岡力さんなど

・産経特集【再び、拉致を追う】第1部 めぐみさんは生きている
 (1)北「死亡」シナリオの原点「知りすぎた」
 (2)幕引き狙う北「象徴」に照準
 (3)DNA型鑑定が暴いた謀略
 (4)増え続ける「疑惑」被害者
 (5)32年前のスクープ黙殺

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「お気楽くっくり」更新済
 幻想的な動画と画像。

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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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