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2012.09/08 [Sat]
民主・自民の代表選や大阪維新国政進出など最近の政局について
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まずはお知らせ。
Hinako Shibainu さまが拙エントリー8/27付:慰安婦問題まとめ2012を元にした動画をつくって下さいました。
・慰安婦問題まとめ 2012 大前提 慰安婦大募集、日韓協定
http://www.youtube.com/watch?v=AK8x9Cs2-P4
・慰安婦問題まとめ 2012 捏造1 朝日新聞、河野談話、外務官僚
http://www.youtube.com/watch?v=gRSo1bgmXyU
・慰安婦問題まとめ 2012 捏造2 戸塚悦郎弁護士、クマラスワミ報告
http://www.youtube.com/watch?v=T-8CAEXkqp0
・慰安婦問題まとめ 2012 現在の状況、日本の対策、参考資料
http://www.youtube.com/watch?v=B_x31LOEZgU
皆様どうぞご活用下さいませ(*^-^*)/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
民主党代表選、自民党総裁選、それから「大阪維新の会」国政進出。
最近、政局がかまびすしいですね。
今日はそのあたり、自分なりに思うところを書いてみます。
政局というのはプロでも読み違えることが多いですから、大阪の一介の主婦の私に分かるわけもなく、従って本当に「ぼやき」になりますが(^_^;

まず民主党。
若手に推された細野さんが代表選に出馬するのではというムードになってましたが、9月7日に結局不出馬を表明しましたね。
前日には出馬がほぼ確定したかのように伝えてたメディアも複数あったので、ちょっと拍子抜けしました。
でも冷静な判断をしたんじゃないかと思います。
出たところで、細野さん個人にとってはほとんどメリットないですからね。
党内に敵を作ってしまう上に、「解散総選挙だけで終わってしまう首相」になる可能性大ですから。
そもそも細野さんには出る理由というか大義もなかったんですよね。現総理を支えてる現職閣僚ですから。
それに私から見れば、細野さんって何がやりたい人なのかがよく分かりません。
党内に敵が少ないと言われてきたのも、要するに要領がいいというか、八方美人なだけでは?
細野さんを推した人たちも、下心みえみえでしたよね。
野田さんが選挙の顔では落選者が大量発生するから、少しでもそれを軽減したいという保身。
それには若くて男前で知名度もある細野さんが適任だ!となったのは、素人目にもバレバレ(^_^;
野田さんはこれで再選ほぼ確実になったのではないでしょうか。
反民主党の私は少しほっとしています。
「顔だけ変えても有権者はもう騙されない」とは言うものの、もし細野さんが新しい顔になってたら、そっちになびく有権者はけっこういただろうから。
消費増税反対派からは原口一博さんが出馬する方向で話が進んでるようですが、あんなテレビ芸人(失礼!(^^ゞ)は野田さんの敵ではないでしょう。
細野さんについては、9月3日(月)放送「アンカー」で、ピンチヒッターで出演したコメンテーターの男性(元民放記者だったかな?)が、こんなこと言われてました。
「細野さんはサラリーマン。サラリーマンとしては優秀で、出世するだろうが…」
分かりやすいたとえですね(^_^;
そしてもうひとつ、このコメンテーターさんが言ってて私が得心したのは、これ。
「野田さんは、消費増税法案が成立したら国民に信を問うと言っていたのに、なぜすぐ解散しないのか。とっとと解散総選挙をやれ」
おっしゃる通り!!(^-^)
でも9月7日(金)の記者会見で、野田さん、尖閣諸島や竹島問題をめぐる対応を理由に、当面解散には踏み切らないと言いましたね。
領土を口実にダラダラ解散を引き延ばすのはやめてほしいものです。
てか、領土や主権よりも己の保身を優先させた人が何を言うんでしょう?!(-_-;)
(青山繁晴さんの取材によれば、野田さんは、外務省の横やりプラス岡田克也副総理が野田再選支持することと引き換えに、尖閣に施設を造ることを却下した)

尖閣といえば、同じ9月7日、東京都の石原慎太郎知事が地権者と会ったそうですね。
そして、地権者から、国に売却することで合意したことを伝えられたと(産経2012.9.8 00:49)。
ショックですわ~(>_<)
ただ、東京都への寄附金については、石原さんは最初「政府に渡す」と言ってたのを撤回、「何も作らず国有化しても献金した人は是とせず安心もしない」と述べ、国が施設整備を行うまで都で預かるとのこと(産経2012.9.7 22:38)なので、そこは救われました。
さらに、石原さんは尖閣諸島への漁船待避施設などの整備を行うかについて、自民党総裁選立候補者に公開質問状を出すことを明らかにしています。
これも良いことですね。各候補が本気で尖閣を守る気があるのかは、私も知りたいところです(もっとも党員ではないから、知ったところでどうしようもない部分はあるけども)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
政局に話を戻して……
細野さんが不出馬表明をしたのは7日午前ですが、前夜あるいは当日早朝の時点で、自民党側からは「細野さんが出馬表明したら野田さんは今日解散に打って出るのでは」という憶測も流れていたようです。
もしそうなってたら、大阪維新の会は困ったでしょうね。
まだ新党の選挙準備できてないから。

大阪維新に関しては、少し前まで「橋下さんは大阪市長を辞めて衆院選に立候補するんじゃないか」という声が出てましたよね。
が、今はその話はもうすっかりどこかへ行ってしまって、今度は「新党の党首に就任するようだが大丈夫?」という方向に行ってますね。
大阪市長と国政政党の党首を兼務するなんて可能なんですか?という批判が出るのも分かります。
ご本人が言ってるように、やり方を考えれば何とかなるのかもしれませんが、でもこの兼務って下手したら総理大臣以上に忙しくなりませんか?
私は大阪維新の国政進出にはさほど関心がないのですが、それでも最近のメディアや世論の論調を見ていると、いや、それは違うでしょ!と言いたくなることはいくつかあります。
例えば、「大阪維新は民主党のようになるに違いない」という批判について。
3年前に追い風に乗って政権を取った民主党とだぶって見える人が多いようですね。
でも大阪ではそういうイメージを持っている人は少ないと思います。
なぜなら、大阪維新の所属議員の多くが自民党出身だからです(但し、昨年春の統一地方選後は新しい血がたくさん入ってきたようですが)。
ただ私は、メディアに叩かれている時点ですでにあの時の民主党とは全然違うやんと言いたい。
だって政権交代前の民主党というのは、産経などごく一部のメディアを除き、今の大阪維新のようにバッシングを受けたりはしてなかったから。
新聞もテレビもみんなこぞって民主党を持ち上げ、政権交代ムードを作り上げ、国民を煽動しました。
ネットもネットで、保守を標榜していた人たちの中にも「まぁでも一度民主党にやらせてみたら」って人が多くいたのを私は覚えてます。
てか、民主党と大阪維新にはもっと根本的な違いがあります。
それは、政権交代前後に民主党をことさら持ち上げていた勢力を思い出してもらえれば分かります。
メディアをはじめほとんどがサヨクだったでしょう?
民主党とは逆に、大阪維新はサヨクからは蛇蝎のように嫌われています。
それは大阪維新が労組はじめ既存の勢力と対立しているからです。
また民主党は寄り合い所帯で、とにかく何でもいいから頭数を揃えたい、政権交代のためなら「考え方が違ってもOK!」でしたが、大阪維新はそうではないと思います。
むしろ民主党の逆で、「考え方さえ合ってればOK!(=考え方が違ってたらダメ!)」ではないですか?
もちろん、考え方さえ合えば政治の素人でもいいのか?という疑問はあります。
その点に関しては、民主党と大阪維新がだぶって見える人の気持ちは分かります。
政策面でも「維新八策」をざっと見た限り、民主党に比べれば格段にまとまっている(一定の方向が見える)と思います。
もっとも疑問も多々あります。
例えばTPP推進にしても、これまで言われてきた懸案材料(日本の医療制度への影響とかISD条項とか)を検討した節は見えません。
それでも、保守派の中のTPP賛成派がよく言ってる「対中国包囲網」という戦略があるならまだしも、そういう話も聞いたことがありません。
それより何より私が気に入らないのは、「憲法9条改正を国民投票で問う」と国民に投げてしまっていることです。
これは私は橋下さんなりの作戦というか、「憲法9条改正」とはっきり言ってしまうと護憲派の有権者から敬遠されるから、こういうふうにしたんじゃないかという気もしています。
が、もしそうだとしたら、それも卑怯な話ですよね。
それに、「どうするか国民に決めてもらう」という姿勢は一見民主的に見えるけれども、微妙な問題をそんなふうに国民に投げ始めたら、党の存在意義って何なの?ってことにもなりかねません。
但し、「憲法改正発議要件(96条)の緩和」というのは良いと思います。
てか、絶対にやるべきでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、私が強調したいのは、橋下さん自身は今は国政に関わるべきではないということです。
維新は維新として国政に進出してもらう分には別にかまいませんが、橋下さんにはこのまま大阪市政に集中してほしいです。
だから、党首との兼任もできれば避けてほしいと私は思ってます。

【画像は大阪市役所】
せっかく公務員改革、教育改革など、大阪が生まれ変わるための改革をハイスピードで進めてきてるのに、ここで「橋下市長」の力が弱まったら、中之島一家(大阪市役所を支配している労組や利権団体)が元気を取り戻して、元の暗黒時代に戻ってしまう可能性が大いにあるからです。
私と同じことを思っている大阪の人はたぶん多いと思います。
まだ途上とはいえ大阪の改革がここまで進めてこられたのは、「民意に基づいた独裁」をやれる橋下さんがフルパワーで当たってきたからこそです。
新党の党首は他の人でもできるでしょうが、市長は橋下さんでないと無理です。あの強烈なキャラ、あの強い性格、あの行動力でなければ。
ご本人はプライベートを削ったり、市政の仕事を工夫することで兼務は十分できると言っているようですが、どうでしょう?
党首として国政に関わり始めたら、そっちに気持ちが行ってしまわないでしょうか。
だから橋下さんには、今は国政からは距離を置いてほしいです。
国政をやるなら、ご自身が国会議員になることも含め、市長をせめて1期全うしてからにして下さいと。
新党の党首、橋下さん以外に誰かいないんですかねぇ。
って、いないからこうなってるんでしょうけどね。うーん……(^_^;
あと橋下さんに関しては、夫がさっきこんなことを強く言ってたので、どうか聞いてあげて下さい。
曰く、「テレビのコメンテーター(特に東京)はアホすぎやろ!何とかしてくれ!」。
「橋下や大阪維新のことをあんまり知らん奴が知ったかぶりで喋ってるの見たら、ほんまに腹立つわ」と言うので、例えばどんなことを?と聞き返したら、こんなことを。
「ちょっと前のことやけど、橋下が民主党を批判して、でも何日か後に『野田首相はすごいですね』ってほめたのを、そのまんま受け取ってるコメンテーターが何人もおった。『えー?こないだと言ってること違う。橋下ってころころ変わる風見鶏?』って、アホか!お前ら何年、橋下見てきたんや。あいつの言うことそのまま取るなや!あいつは永田町のじじいより狡猾やぞ!」
どうどう…… \(^◇^;)
こんな夫ですが、実は次期衆院選では大阪維新に投票する気はないそうです。
理由は色々らしいけど、特に「脱原発依存」が引っかかってるみたい。
まぁでも、もともと人物本位で投票する人なので、候補者によっては大阪維新でも投票するかもしれませんが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあくっくりよ、あなたは衆院選後どんな政権の形を望むのか?と聞かれたら…
私の理想はずばり安倍首相の再登板です。
憲法改正はじめ、この3年間で民主党政権によってガタガタにされてしまった外交・国防を立て直せるのは、この人しかいないんじゃないでしょうか。

ただ、あんな辞め方をした安倍さんを、世論はまだ受け入れる準備ができていないかもしれません。
事実、テレビの街頭アンケートなど見てますと、安倍さんに期待しない人の多くは「病気で政権を投げ出した」ことを理由に挙げています。
でもそれって逆に言えば、それ以外に大きな失点はなかったとも言えませんか?
安倍内閣としては閣僚の不祥事や失言などあったけれども、安倍さん自身の失点として他に指摘されているのは年金記録問題ぐらいでしょう。
でも、これにしたって、安倍政権下で表面化した理由として、社会保険庁の解体・公務員の天下りの改革などを進めた安倍政権を倒閣するために、社保庁自らが民主党サイドやマスコミにこの問題をリークしたと、当時多くの識者から指摘がありました。
外交・国防の立て直しが他の人でも可能であれば、安倍さんが首相にならずとも、例えばサポートという形でもかまわないとも思いますが、少なくとも、いま出馬表明してるor名前が出ている町村さんや石破さんや石原伸晃さんでは力不足だと思います。
石破さんはわりといいんじゃないの?と思われる方もおられるかもしれません。
でも、私は石破さんの歴史観はかなり危ういんじゃないかと思っています。
例えば、中国共産党系の新聞「世界新聞報」の2008年1月29日付に石破さん(当時防衛大臣)のインタビューが掲載されたのですが、そこで彼はこのように述べています。
「私は防衛庁長官時代にも靖国神社を参拝したことがない。第二次大戦の時に日本の戦争指導者たちは、何も知らない国民を戦線に駆り出し、間違った戦争をした。だから私は靖国神社に参拝しない、あの戦争は間違いだ、多くの国民は被害者だ」
「日本には南京大虐殺を否定する人がいる。30万人も殺されていないから南京大虐殺そのものが存在しないという。何人が死んだかと大虐殺があったかは別問題だ」
「日本人が大東亜共栄圏の建設を主張したことは、侵略戦争に対する一種の詭弁だ」
「日本は中国に謝罪するべきだ」……等々。
もちろん中共系の新聞ですから、石破さんの発言を彼らの都合の良いように歪曲している可能性も考えられます。
そこで雑誌「WiLL」編集部が、このインタビュー内容は石破さんが話した事実に即しているのかを石破さんサイドに確認したところ、事務所から来たのはこのような回答だったそうです。
「インタビューを先方が記事にまとめたものですので、事実に即していないと言うほどではありませんが、事実そのままでもありません」
「どのマスメディアでも発言を加工することはありますので、特別対処というほどのことはしておりません」
(詳しくは「反日勢力を斬る」さまをご覧下さい)
石破さんサイドは「事実そのままでもない」ものの「特別対処はしていない」と。
これでは「世界新聞報」の記事を事実と認めたのとほとんど同じでは?
己の歴史観に関わる重大な発言ですから、事実と明らかに違っていれば反論したり訂正を求めるはずです。
それをしなかったということは、この人はそういう歴史観の持ち主だと考えざるを得ません。
あと、個人的な見解を言えば、石破さんは(石原伸晃さんもそう?)前回の下野したばかりの総裁選の時に「逃げた」イメージが私の中にあって、そこも引っかかるんですよね。
それを思うと、谷垣さんはちょっとかわいそうですね。彼は彼なりに自民党の立て直しにこの3年間努力してきたのに。
古賀誠さんが谷垣さん不支持の理由として「若い人を支持したい」と言いましたが、「若い人」=「重鎮の言うこと聞く人」としか聞こえへんっちゅーねん(-_-;)
とにかく安倍さんには、首相時代に取り組んだ公務員改革や教育改革、こういったものに再度取り組んでほしいです。
河野談話の撤回も、あの当時に比べれば(韓国大統領の自爆のおかげで)格段にやりやすい状況になってきてますから、そこも期待してます。
また安倍さんが総裁になった場合、自民党と大阪維新との連携が取り沙汰されてますが、私はそれも場合によっては良いんじゃないかと思います。
戦後長く続いた古い体制を変えていくという、大きなくくりで両者は一致してますから。
先ほど書いた公務員改革、教育改革、それに河野談話の撤回でも一致してますしね。
もっともエネルギー政策など相違点もあるようなので、そこらへんの擦り合わせが大変でしょうが…。
……以上、今日は最近の政局について感じてることをつらつらと書いてみました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました<(_ _)>
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野田さんが選挙の顔では落選者が大量発生するから、少しでもそれを軽減したいという保身。
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野田さんはこれで再選ほぼ確実になったのではないでしょうか。
反民主党の私は少しほっとしています。
「顔だけ変えても有権者はもう騙されない」とは言うものの、もし細野さんが新しい顔になってたら、そっちになびく有権者はけっこういただろうから。
消費増税反対派からは原口一博さんが出馬する方向で話が進んでるようですが、あんなテレビ芸人(失礼!(^^ゞ)は野田さんの敵ではないでしょう。
細野さんについては、9月3日(月)放送「アンカー」で、ピンチヒッターで出演したコメンテーターの男性(元民放記者だったかな?)が、こんなこと言われてました。
「細野さんはサラリーマン。サラリーマンとしては優秀で、出世するだろうが…」
分かりやすいたとえですね(^_^;
そしてもうひとつ、このコメンテーターさんが言ってて私が得心したのは、これ。
「野田さんは、消費増税法案が成立したら国民に信を問うと言っていたのに、なぜすぐ解散しないのか。とっとと解散総選挙をやれ」
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でも9月7日(金)の記者会見で、野田さん、尖閣諸島や竹島問題をめぐる対応を理由に、当面解散には踏み切らないと言いましたね。
領土を口実にダラダラ解散を引き延ばすのはやめてほしいものです。
てか、領土や主権よりも己の保身を優先させた人が何を言うんでしょう?!(-_-;)
(青山繁晴さんの取材によれば、野田さんは、外務省の横やりプラス岡田克也副総理が野田再選支持することと引き換えに、尖閣に施設を造ることを却下した)

尖閣といえば、同じ9月7日、東京都の石原慎太郎知事が地権者と会ったそうですね。
そして、地権者から、国に売却することで合意したことを伝えられたと(産経2012.9.8 00:49)。
ショックですわ~(>_<)
ただ、東京都への寄附金については、石原さんは最初「政府に渡す」と言ってたのを撤回、「何も作らず国有化しても献金した人は是とせず安心もしない」と述べ、国が施設整備を行うまで都で預かるとのこと(産経2012.9.7 22:38)なので、そこは救われました。
さらに、石原さんは尖閣諸島への漁船待避施設などの整備を行うかについて、自民党総裁選立候補者に公開質問状を出すことを明らかにしています。
これも良いことですね。各候補が本気で尖閣を守る気があるのかは、私も知りたいところです(もっとも党員ではないから、知ったところでどうしようもない部分はあるけども)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
政局に話を戻して……
細野さんが不出馬表明をしたのは7日午前ですが、前夜あるいは当日早朝の時点で、自民党側からは「細野さんが出馬表明したら野田さんは今日解散に打って出るのでは」という憶測も流れていたようです。
もしそうなってたら、大阪維新の会は困ったでしょうね。
まだ新党の選挙準備できてないから。

大阪維新に関しては、少し前まで「橋下さんは大阪市長を辞めて衆院選に立候補するんじゃないか」という声が出てましたよね。
が、今はその話はもうすっかりどこかへ行ってしまって、今度は「新党の党首に就任するようだが大丈夫?」という方向に行ってますね。
大阪市長と国政政党の党首を兼務するなんて可能なんですか?という批判が出るのも分かります。
ご本人が言ってるように、やり方を考えれば何とかなるのかもしれませんが、でもこの兼務って下手したら総理大臣以上に忙しくなりませんか?
私は大阪維新の国政進出にはさほど関心がないのですが、それでも最近のメディアや世論の論調を見ていると、いや、それは違うでしょ!と言いたくなることはいくつかあります。
例えば、「大阪維新は民主党のようになるに違いない」という批判について。
3年前に追い風に乗って政権を取った民主党とだぶって見える人が多いようですね。
でも大阪ではそういうイメージを持っている人は少ないと思います。
なぜなら、大阪維新の所属議員の多くが自民党出身だからです(但し、昨年春の統一地方選後は新しい血がたくさん入ってきたようですが)。
ただ私は、メディアに叩かれている時点ですでにあの時の民主党とは全然違うやんと言いたい。
だって政権交代前の民主党というのは、産経などごく一部のメディアを除き、今の大阪維新のようにバッシングを受けたりはしてなかったから。
新聞もテレビもみんなこぞって民主党を持ち上げ、政権交代ムードを作り上げ、国民を煽動しました。
ネットもネットで、保守を標榜していた人たちの中にも「まぁでも一度民主党にやらせてみたら」って人が多くいたのを私は覚えてます。
てか、民主党と大阪維新にはもっと根本的な違いがあります。
それは、政権交代前後に民主党をことさら持ち上げていた勢力を思い出してもらえれば分かります。
メディアをはじめほとんどがサヨクだったでしょう?
民主党とは逆に、大阪維新はサヨクからは蛇蝎のように嫌われています。
それは大阪維新が労組はじめ既存の勢力と対立しているからです。
また民主党は寄り合い所帯で、とにかく何でもいいから頭数を揃えたい、政権交代のためなら「考え方が違ってもOK!」でしたが、大阪維新はそうではないと思います。
むしろ民主党の逆で、「考え方さえ合ってればOK!(=考え方が違ってたらダメ!)」ではないですか?
もちろん、考え方さえ合えば政治の素人でもいいのか?という疑問はあります。
その点に関しては、民主党と大阪維新がだぶって見える人の気持ちは分かります。
政策面でも「維新八策」をざっと見た限り、民主党に比べれば格段にまとまっている(一定の方向が見える)と思います。
もっとも疑問も多々あります。
例えばTPP推進にしても、これまで言われてきた懸案材料(日本の医療制度への影響とかISD条項とか)を検討した節は見えません。
それでも、保守派の中のTPP賛成派がよく言ってる「対中国包囲網」という戦略があるならまだしも、そういう話も聞いたことがありません。
それより何より私が気に入らないのは、「憲法9条改正を国民投票で問う」と国民に投げてしまっていることです。
これは私は橋下さんなりの作戦というか、「憲法9条改正」とはっきり言ってしまうと護憲派の有権者から敬遠されるから、こういうふうにしたんじゃないかという気もしています。
が、もしそうだとしたら、それも卑怯な話ですよね。
それに、「どうするか国民に決めてもらう」という姿勢は一見民主的に見えるけれども、微妙な問題をそんなふうに国民に投げ始めたら、党の存在意義って何なの?ってことにもなりかねません。
但し、「憲法改正発議要件(96条)の緩和」というのは良いと思います。
てか、絶対にやるべきでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、私が強調したいのは、橋下さん自身は今は国政に関わるべきではないということです。
維新は維新として国政に進出してもらう分には別にかまいませんが、橋下さんにはこのまま大阪市政に集中してほしいです。
だから、党首との兼任もできれば避けてほしいと私は思ってます。

【画像は大阪市役所】
せっかく公務員改革、教育改革など、大阪が生まれ変わるための改革をハイスピードで進めてきてるのに、ここで「橋下市長」の力が弱まったら、中之島一家(大阪市役所を支配している労組や利権団体)が元気を取り戻して、元の暗黒時代に戻ってしまう可能性が大いにあるからです。
私と同じことを思っている大阪の人はたぶん多いと思います。
まだ途上とはいえ大阪の改革がここまで進めてこられたのは、「民意に基づいた独裁」をやれる橋下さんがフルパワーで当たってきたからこそです。
新党の党首は他の人でもできるでしょうが、市長は橋下さんでないと無理です。あの強烈なキャラ、あの強い性格、あの行動力でなければ。
ご本人はプライベートを削ったり、市政の仕事を工夫することで兼務は十分できると言っているようですが、どうでしょう?
党首として国政に関わり始めたら、そっちに気持ちが行ってしまわないでしょうか。
だから橋下さんには、今は国政からは距離を置いてほしいです。
国政をやるなら、ご自身が国会議員になることも含め、市長をせめて1期全うしてからにして下さいと。
新党の党首、橋下さん以外に誰かいないんですかねぇ。
って、いないからこうなってるんでしょうけどね。うーん……(^_^;
あと橋下さんに関しては、夫がさっきこんなことを強く言ってたので、どうか聞いてあげて下さい。
曰く、「テレビのコメンテーター(特に東京)はアホすぎやろ!何とかしてくれ!」。
「橋下や大阪維新のことをあんまり知らん奴が知ったかぶりで喋ってるの見たら、ほんまに腹立つわ」と言うので、例えばどんなことを?と聞き返したら、こんなことを。
「ちょっと前のことやけど、橋下が民主党を批判して、でも何日か後に『野田首相はすごいですね』ってほめたのを、そのまんま受け取ってるコメンテーターが何人もおった。『えー?こないだと言ってること違う。橋下ってころころ変わる風見鶏?』って、アホか!お前ら何年、橋下見てきたんや。あいつの言うことそのまま取るなや!あいつは永田町のじじいより狡猾やぞ!」
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こんな夫ですが、実は次期衆院選では大阪維新に投票する気はないそうです。
理由は色々らしいけど、特に「脱原発依存」が引っかかってるみたい。
まぁでも、もともと人物本位で投票する人なので、候補者によっては大阪維新でも投票するかもしれませんが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあくっくりよ、あなたは衆院選後どんな政権の形を望むのか?と聞かれたら…
私の理想はずばり安倍首相の再登板です。
憲法改正はじめ、この3年間で民主党政権によってガタガタにされてしまった外交・国防を立て直せるのは、この人しかいないんじゃないでしょうか。

ただ、あんな辞め方をした安倍さんを、世論はまだ受け入れる準備ができていないかもしれません。
事実、テレビの街頭アンケートなど見てますと、安倍さんに期待しない人の多くは「病気で政権を投げ出した」ことを理由に挙げています。
でもそれって逆に言えば、それ以外に大きな失点はなかったとも言えませんか?
安倍内閣としては閣僚の不祥事や失言などあったけれども、安倍さん自身の失点として他に指摘されているのは年金記録問題ぐらいでしょう。
でも、これにしたって、安倍政権下で表面化した理由として、社会保険庁の解体・公務員の天下りの改革などを進めた安倍政権を倒閣するために、社保庁自らが民主党サイドやマスコミにこの問題をリークしたと、当時多くの識者から指摘がありました。
外交・国防の立て直しが他の人でも可能であれば、安倍さんが首相にならずとも、例えばサポートという形でもかまわないとも思いますが、少なくとも、いま出馬表明してるor名前が出ている町村さんや石破さんや石原伸晃さんでは力不足だと思います。
石破さんはわりといいんじゃないの?と思われる方もおられるかもしれません。
でも、私は石破さんの歴史観はかなり危ういんじゃないかと思っています。
例えば、中国共産党系の新聞「世界新聞報」の2008年1月29日付に石破さん(当時防衛大臣)のインタビューが掲載されたのですが、そこで彼はこのように述べています。
「私は防衛庁長官時代にも靖国神社を参拝したことがない。第二次大戦の時に日本の戦争指導者たちは、何も知らない国民を戦線に駆り出し、間違った戦争をした。だから私は靖国神社に参拝しない、あの戦争は間違いだ、多くの国民は被害者だ」
「日本には南京大虐殺を否定する人がいる。30万人も殺されていないから南京大虐殺そのものが存在しないという。何人が死んだかと大虐殺があったかは別問題だ」
「日本人が大東亜共栄圏の建設を主張したことは、侵略戦争に対する一種の詭弁だ」
「日本は中国に謝罪するべきだ」……等々。
もちろん中共系の新聞ですから、石破さんの発言を彼らの都合の良いように歪曲している可能性も考えられます。
そこで雑誌「WiLL」編集部が、このインタビュー内容は石破さんが話した事実に即しているのかを石破さんサイドに確認したところ、事務所から来たのはこのような回答だったそうです。
「インタビューを先方が記事にまとめたものですので、事実に即していないと言うほどではありませんが、事実そのままでもありません」
「どのマスメディアでも発言を加工することはありますので、特別対処というほどのことはしておりません」
(詳しくは「反日勢力を斬る」さまをご覧下さい)
石破さんサイドは「事実そのままでもない」ものの「特別対処はしていない」と。
これでは「世界新聞報」の記事を事実と認めたのとほとんど同じでは?
己の歴史観に関わる重大な発言ですから、事実と明らかに違っていれば反論したり訂正を求めるはずです。
それをしなかったということは、この人はそういう歴史観の持ち主だと考えざるを得ません。
あと、個人的な見解を言えば、石破さんは(石原伸晃さんもそう?)前回の下野したばかりの総裁選の時に「逃げた」イメージが私の中にあって、そこも引っかかるんですよね。
それを思うと、谷垣さんはちょっとかわいそうですね。彼は彼なりに自民党の立て直しにこの3年間努力してきたのに。
古賀誠さんが谷垣さん不支持の理由として「若い人を支持したい」と言いましたが、「若い人」=「重鎮の言うこと聞く人」としか聞こえへんっちゅーねん(-_-;)
とにかく安倍さんには、首相時代に取り組んだ公務員改革や教育改革、こういったものに再度取り組んでほしいです。
河野談話の撤回も、あの当時に比べれば(韓国大統領の自爆のおかげで)格段にやりやすい状況になってきてますから、そこも期待してます。
また安倍さんが総裁になった場合、自民党と大阪維新との連携が取り沙汰されてますが、私はそれも場合によっては良いんじゃないかと思います。
戦後長く続いた古い体制を変えていくという、大きなくくりで両者は一致してますから。
先ほど書いた公務員改革、教育改革、それに河野談話の撤回でも一致してますしね。
もっともエネルギー政策など相違点もあるようなので、そこらへんの擦り合わせが大変でしょうが…。
……以上、今日は最近の政局について感じてることをつらつらと書いてみました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました<(_ _)>
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