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カンボジア軍が自衛隊に笑顔で握手を求めてきた理由

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 雑誌「正論」で連載中の【不肖・宮嶋の現場】。
 皆さんおなじみ、報道カメラマンでジャーナリストの宮嶋茂樹さんの写真付きコラムです。

 今月号(2012年10月号)は、PKO(国際連合平和維持活動)にまつわるお話。
 感動的なお話でしたので、今日はそれを紹介させて下さい(^▽^)
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【6月23日、南スーダンの首都ジュバの国際空港に到着した陸上自衛隊施設部隊の2次隊要員の隊員たち(陸自施設部隊提供・共同)】

 宮嶋さんは、20年前のUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)にはじまり、UNDOF(国連ゴラン高原兵力引き離し監視軍)、UNMIT(国連東ティモール統合ミッション)等々、日本の全てのPKO活動を取材してきました。

 今年1月からは、陸上自衛隊の部隊320人が南スーダンに派遣されています。
 分離独立後も戦闘が続くアフリカの南スーダンの平和を守るためです。

 宮嶋さんはこの南スーダンにも取材で訪れました。
 大新聞大テレビ局に数多の記者あれど、PKO活動全てを取材したのは宮嶋さんだけだそうです。

 なぜ宮嶋さんはPKO活動の取材に向かうのか。
 ご本人曰く、「我が精鋭が歩むところ必ず心ふるわせる物語が生まれるから取材しとるのである」。

 つい先日(8月6日)も、南スーダンでこのような光景が見られたそうです。

 日本隊が首都ジュバで給水作業をしていた時のこと。
 国連MP部隊のカンボジア軍が日本隊の給水活動を警備するため訪れました。

 すると、カンボジア軍の将校らは日本隊の将兵に笑顔で握手を求めてきたのです。

 これがその時の写真です。

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 なぜカンボジア軍が日本の自衛隊に握手を求めてきたのでしょうか。
 それには理由がありました。

 話は今からちょうど20年前にさかのぼります。

 1992年(平成4年)9月から、自衛隊が、国際平和協力法に基づきPKOの一環としてカンボジアに派遣されました。

 陸上自衛隊の施設部隊は、第1次(1992年9月~1993年4月)及び第2次(1993年3月~同年9月)それぞれ600名の計1,200名が派遣されました。

 (他に、停戦監視要員として自衛官計16名が、選挙要員として国家公務員・地方公務員・民間人の計41名が、さらに文民警察要員が75名派遣。また、カンボジアへの要員・部隊の派遣に際しては、海上自衛隊及び航空自衛隊による支援も行われました)

 当時のカンボジアはポル・ポト派がうようよいて国中はめちゃくちゃ、国軍を維持するどころか政権維持すら危うい状態でした。

 しかし明石康特別代表が指揮するUNTACは、文民警察官の高田晴行警視と国連ボランティア中田厚仁さんの尊い犠牲を乗り越えて、初の国政選挙を実施し、平和の礎を築いたのでした。

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【地雷・不発弾等の除去作業にあたる自衛隊の施設部隊】

 特に自衛隊の施設部隊は、大きな活躍を見せました。

 施設部隊の主要業務は、当初は、内戦などで荒廃した国道2号線及び3号線の道路や橋の修理などでした。

 しかしその後、UNTACからの要請を受けて、UNTACの構成部門などに対する給水、給油、給食、医療、宿泊施設の提供の業務や物資などの輸送、保管の業務などが追加され、幅広く活動することとなりました。

 施設部隊は、昼間は40度を超える猛暑といった厳しい環境のもと、さらには作業地域付近には不発弾などがある危険性もある中で、粛々と任務をこなしました。

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【カンボジア・タケオ市で、地元市民の協力を得てPKO活動を行う自衛隊員】

 その甲斐あってカンボジアは復興し、新国軍を創設し、PKO活動にも将兵を派遣できるほど成長しました。

 自衛隊の汗と涙が結実したのです。

 それから20年の歳月が流れ……。

 お互い祖国から1万キロ以上も離れた南スーダンの大地で、カンボジア隊と日本隊は思いがけなく巡り会ったのです。

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 宮嶋さんによれば、日本隊に握手を求めてきたカンボジア軍将校らは、「ありがとう」などと野暮なことは言いませんでした。
 こういうことは、口には出さなくても通じるものなんですね。

 特に、誰もがうらやむ国連MPとなった若き女性カンボジア将校の笑顔の中に、万感の思いが込められているのを宮嶋さんは感じました。

(★ここからは宮嶋さんの想像)
 おそらくこの女性将校は少女時代、自衛隊が玉の汗を流して働いていた現場を見て育ったのだろう。
 そして自衛隊が補修した道路を歩いて小学校に通ったのだろう。
 そして「私も将来あんなふうに他国の役に立ちたい」と小さな胸を膨らませたのだろう……。

 そして今、このブラックアフリカでも、黙々と作業する自衛隊の背中に向けて小さな瞳が、敬意のまなざしがたくさん注がれているのを宮嶋さんは見ました。

 「この小さな瞳の中から、20年後に新たなPKO隊員が生まれることやろう」

 最後に宮嶋さんはこのように述べ、コラムを締めくくっています。

 「20年前のカンボジア派遣の時に『自衛隊は全滅する』とか『戦争をしに行くな』とか吹きまくっとったプロ市民の皆サマも、ヨチヨチ歩きの牛歩でPKO法案成立の邪魔しよったセンセイ方も、反原発反オスプレイのデモなんかせんで、ここ南スーダンで自らの不明を恥じたらどうや」

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 はい、ここからは余談(^^ゞ
 ありましたねー、PKO国会の牛歩戦術!

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 「自衛隊の海外派遣は軍国主義復活につながる」として、強硬に反対した社会党や共産党などがとった戦術です。

 採決まで参院で5泊6日、衆院で4泊5日を浪費。
 疲れて熟睡したり、眠気をとばすため議場で体操したりする議員もいました。

 あの時テレビに映し出されたアホらしい光景を、私は今もよく覚えています。

 あとプロ市民の皆サマといえば、宮嶋茂樹さんの著書「ああ、堂々の自衛隊」によると、カンボジア派遣の時にはピース・ボートも現地にやってきたそうです。

 これがその時の画像……。

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 あっ、間違えました!ごめんなさい。
 これはピース・ボートが万景峰号をチャーターして北朝鮮へ渡航した時の画像でした(^_^;

 で、そのピース・ボートはカンボジアのあちこちを回ったようですが、これはトティエ山駐屯地に現れた時の話。

 40度の炎天下にもかかわらず、化粧をした「若いきれいなネーチャン」もいました。

 選挙をスムーズに進めるために、地雷を撤去し、橋や道路を修復している自衛隊員に対して、彼女たちは敵意あふれる態度でした。

 「この山では一日どれだけの土砂を採るのですか?」という問いに、応対した太田三佐が丁寧に数字を答えたところ、質問者はしてやったりと声を励まし、こう言ったそうです。

 「それだけ採って、環境への影響は?……環境への悪影響があるでしょう。それは調査してるんですか」

 その時の宮嶋さんの描写。

 『それは異様な光景だった。背後の兵舎には、汗とドロにみれ、基地にすら帰ることができぬトティエ駐屯の将兵が、埃まみれで死んだようになっている』

 しかし太田三佐は、誠実にこう答えたそうです。

 「正直言って、環境の調査は行っていません。そりゃあ、環境への影響はあるでしょう。しかし、私たちの仕事は、選挙をスムーズに進めるために、橋や道路を修復することです。そのためには採石場が必要なのです。私たちがしていることは、将来的にも、きっとカンボジアの人たちの役に立つと信じています

 また、正月元日には、こんなこともあったそうです。

 「ジャパン・フェスティバル」と称して、模擬店などを基地内に開き、現地人を迎え入れたのですが、その最中に乱入した一派がありました。

 それは『自衛隊は帰ろう』と書かれた横断幕を持った3人の日本人でした。

 宮嶋さんによれば、彼らは「『明日の日本はこれで良いのか?市民連合』とかいう連中」でした。

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【この人たちと思われ。画像はさくらの花びらの「日本人よ、誇りを持とう」さまより拝借】

 3人は基地全体の嘲笑を買い、集まっていたマスコミにも相手にされなかったそうですが、1社だけ非常に熱心に取材していた記者がいました。
 それは朝日新聞でした。

 ……このぐらいにしておきますね。
 せっかくの「ええ話」が「腹立つ話」に変わってしまいそうなので(^^ゞ


※参考サイト
内閣府 国際平和協力本部事務局>南スーダン国際平和協力業務
内閣府 国際平和協力本部事務局>カンボジア国際平和協力業務
国際派日本人養成講座>平成11年2月27日 PKO常識のある人、ない人
リアリズムと防衛を学ぶ>2009/5/15 ピースボートと自衛隊の平和な関係~カンボジアPKOの場合~

※拙ブログ関連エントリー
2012/4/2付:カンボジアの紙幣に描かれた日本「ビーバップ!ハイヒール」より
 カンボジアの1000リエル紙幣には、「日本橋」が描かれています。これは1966年に日本の協力でつくられ、その後内戦時に破壊されたものを、1993年にやはり日本が修復したものです。修復には大林組の技術者、田辺勝義さんが尽力しました。「橋を建設するな」というポル・ポト派の脅迫に晒された中の、命がけの仕事でした。

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