ぼやきくっくりFC2版

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「国民の修身」を親子で読みました(付:廣瀬中佐とマカロニほうれん荘)

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 先日、「国民の修身」が発行されました。
 渡部昇一さんの監修です。

 戦前の修身教科書を再現したものです。
 総ルビ・現代語訳・用語解説も付いて、親子で読むのにも最適です。
 
 「尋常小學修身書 兒童用 卷一」(文部省著作・大正七年発行・一年生用)
 「尋常小學修身書 兒童用 卷二」(文部省著作・昭和二年発行・二年生用)
 「尋常小學修身書 兒童用 卷三」(文部省著作・昭和三年発行・三年生用)
 が基になっています。

 他に、「教育勅語」とその大意も収録されています。

 「ヨクマナビ ヨク アソベ」(よく学びよく遊べ)
 「ジコク ヲ マモレ」(時刻を守れ)
 「ナマケル ナ」(怠けるな)
 「トモダチ ハ タスケアヘ」(友だちは助け合え)
 「ケンクワ ヲ スル ナ」(けんかをするな)
 「ギヤウギ ヲ ヨク セ ヨ」(行儀をよくせよ)
 「モノ ヲ ソマツ ニ アツカフ ナ」(物を粗末に扱うな)
 「オヤ ヲ タイセツ ニ セ ヨ」(親を大切にせよ)


 といった、最初に学ぶべき大事なことから始まり、祖国を大切にすること、正直に生きること、思いやりをもつこと、礼儀を守ること、心身を強くすること、けじめをつけること、人を敬うこと、我慢強くなること、謙虚になること、等々、まさに人間としての基礎を教える内容です。

 また絵も当時のものがそのまま再現されていますから、戦前の教育を受けた世代の方々は本当に懐かしく感じられると思います。


 「尋常小學修身書 兒童用 卷二」から、ひとつだけお話を引用しますね。

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【十八 オン ヲ ワスレル ナ
 オツル ガ 母 ト イツシヨニ トナリムラ ノ マツリ ヲ 見ニ 行ツタ コト ガ アリマシタ。ソノ トキ 母 ニ ハグレテ、大ソウ コマツテ ヰマシタラ、コノ トシヨリ ガ シンセツニ オツル ヲ ツレテ 母 ヲ タヅネテ クレマシタ。オツル ハ ソノ オン ヲ イツマデ モ ワスレマセン。今 モ ガクカウ カラ カヘル ミチ デ アイサツ ヲ シテ ヰマス。(p.88-89)

 現代語訳:
 十八 恩を忘れるな
 お鶴が母と一緒に隣村の祭を見に行ったことがありました。その時母にはぐれて、大層困っていましたら、この年寄が親切にお鶴を連れて母を尋ねてくれました。お鶴はその恩をいつまでも忘れません。今も学校から帰る道であいさつをしています。】


 修身には、天皇陛下やご皇族ももちろん登場します。

 例えば三年生用では、皇后陛下(香淳皇后)が関東大震災の際、ご自身でたくさんの着物をお縫いになって困っている人たちに賜った…というお話が紹介されています。

 新年・紀元節・天長節・明治節といった祝日の意味も説明されています。

 偉人についても、軍人を含め大勢紹介されています。

 二宮金次郎や本居宣長や毛利元就や廣瀬武夫などは今でもそれなりに有名ですが、谷村計介、木村重成と言われても私にはさっぱり分かりません(T^T)
 (谷村計介は明治初期の陸軍軍人、木村重成は豊臣秀頼の重臣)

 「正直」の項では、例えば、三代将軍家光の側近だった松平信綱の話が取り上げられています。

 大切な屏風を破ってしまった信綱。
 通りかかった将軍が「これは誰が破ったのか」。
 信綱は「私が破りました」と少しも隠さず申し上げてお詫びをした。
 すると、将軍はかえってその正直さをほめた…というものです。

 私の世代は正直者の話といえば、もう「ワシントンと桜の木」が定番だったように思います(ワシントンとは言わずと知れたアメリカ初代大統領)。

 「笑い飯」の漫才にもこの「ワシントンと桜の木」のネタがありますが、もし戦前だったら、ワシントンじゃなく松平信綱になってたかもしれませんね。
 って、お笑いに興味のない方、ごめんなさい(^_^;


 監修の渡部昇一さんは、9ページに渡る序文の中で、自らの体験をもとに、「よい話は記憶の底にすり込まれる」と述べておられます。

 そして、「子供の時に読んだ話は、その時に感心してもすぐ忘れる。しかし十年も二十年も経ってから、人生のある局面においては、昔読んで、感心して、忘れていたような行動を選択するものではないか」と分析されています。

 さらに、渡部さんは、何十年も前にある小学校の校長先生から言われた、このような言葉を紹介されています。

 「非行少年が出た場合、その親が教育勅語や修身を教えられた世代の場合は指導に成果が上がりました。しかし親が教育勅語も知らず、修身も教えられていない世代になると手の施しようがありません

 渡部さんは、「確かに戦前は親殺しや、先生を撲(なぐ)ったりする少年の話は聞いたことがなかった。教育勅語と結びついた義務教育は、確かにモンスターペアレントや、したがってモンスター・チルドレンの発生を予防する力があったのである」と、述べておられます。

 その上で、「今日には今日に合ったふさわしい道徳教育が行われるべきであるが、教育勅語の徳目は時代や場所を超えて普遍・不変の価値があるし、そこに示された徳目を目指して修身に心がけることは、普遍・不変の価値があると思う」と、序文を締めくくっておられます。

 私は昭和39年生まれです。
 私の父は昭和10年1月生まれ、母は昭和15年4月生まれです。
 父はぎりぎり教育勅語や修身を教わった世代です。

 渡部さんの言を借りれば、戦前生まれの親を持つ私は、ぎりぎりモンスターペアレントにならずにすんでいる世代なのかもしれません(もっとも私には子供はおりませんが…)。

 「国民の修身」の内容については、【「国際派日本人養成講座」No.758 『国民の修身』を読む】でも、論説とともに紹介されています。
 どうぞご訪問下さい!(^o^)

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 実は私は今回、この本を自分用に購入しただけでなく、実家の父にもプレゼントしました。
 (そう、タイトルの「親子で読みました」の「親子」とは、父と私だったのです(^^ゞ)

 父は本が到着した翌日、私に電話でお礼の言葉とともに、このような感想を伝えてくれました。

 「全部読み終えた。すごく懐かしい。発行年を見ると、自分が実際に使っていた本とは内容が少し違うかもしれない。でも、廣瀬中佐と杉野の話を習ったことはよく覚えている

 日露戦争の第2回旅順港閉塞作戦(明治37年)における廣瀬武夫と杉野孫七の話は有名なので、ここでは説明しませんが、もしご存知ない方がおられましたらこちらをご覧下さい。

 修身の教科書には、この話が「忠義」という題で掲載されています。

 ちなみに、廣瀬の葬儀には海軍首脳が参列したのみならず、天皇からの勅使も差し遣わされ、英国公使や米国領事も参列し、葬儀の様子は海外でも報道されたそうです。

 また、葬儀に参列した杉野の妻、柳子は、号泣とともにこう話したそうです。

 「今日の御仏は、私の夫、孫七の姿が見えぬとて、3度までもお捜しくだされたばかりに、こういうことになりました。その優しき御心にはなんと申してもお礼の申しようがございません」

 (廣瀬の葬儀に関する参考資料:産経新聞2012年7月26日付夕刊【先人巡礼】安本寿久 廣瀬武夫(11))

 明治45年には、文部省唱歌「廣瀬中佐」もつくられました。

 1.轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸(だんがん)。
   荒波洗ふ デッキの上に、
   闇を貫く 中佐の叫び。
   「杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや」。
 2.船内隈なく 尋ぬる三度(みたび)、
   呼べど答へず、さがせど見へず、
   船は次第に 波間に沈み、
   敵弾いよいよあたりに繁し。
 3.今はとボートに 移れる中佐、
   飛来る弾丸(たま)に 忽ち失せて、
   旅順港外 恨みぞ深き、
   軍神廣瀬と その名残れど。


 修身には「忠義」の他にも、「約束を守れ」という題で、廣瀬がある子供へのお土産(ロシアの郵便切手)を持って帰る約束を守った話も掲載されています。

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 最後に、完全に余談になりますが、私は廣瀬少佐(戦死後中佐に昇進)と杉野上等兵曹(戦死後兵曹長に昇進) の話を、ギャグ漫画の「マカロニほうれん荘」で知りました。

 主要キャラの一人、膝方歳三(通称トシちゃん)が、ギャグで「杉野ー!杉野はどこだー!杉野兵曹ー!」と人を探すくだりがあったんです。
 もっとも私も当初はさっぱり意味が分からなかったんですが。

 このシーンは、少年チャンピオンコミックス第6巻「水の中の太陽!!」という話の中に出てきます。手元にある人は確認してみて下さい。

 現在40代から50代の方で、私のように「マカロニほうれん荘」を読んで知ったという方は、意外と多いのではないかと思います。
 戦後の学校では教えてくれないことですからね。

 もうひとつついでに言えば、「マカロニほうれん荘」には、旧日本軍がパロディ的によく登場しました。
 あと、ちょっとしたセリフの中にも、戦争にまつわるものが出てきたりしました。

 ★沖田そうじ
  「おしまいには大和の46センチ砲が火をふきますよっ」

 ★クマ先生
  「それじゃページ54の英文を読んでみてください」
  トシちゃん
  「ひざかた読みます!一つ!軍人は忠節を尽すを本分とすべし!…」
  クマ先生
  「なにを読んでるんですかっ!?」


 以上、いずれも第5巻から。
 「軍人は忠節を尽すを本分とすべし!」というのは「軍人勅諭」ですね。

 こんなセリフ、最近の漫画ではほとんどお目にかかれませんよね(^_^;
 ちなみに、作者の鴨川つばめ氏は1952年生まれとのことです。

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