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両陛下ご訪英と日英友好秘話(チャーチル首相とフォール卿の尽力)

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 ご訪英中の天皇皇后両陛下。

 両陛下のイギリスでのご様子や、皇室とイギリス王室との歴史的関係の深さ等々についてはメディアで連日伝えられていますので、拙ブログでは少し違う視点から書かせていただきます。
 
 ご訪英に先立ち5月11日に発表された天皇陛下の御言葉の中に、このようなくだりがありました。

 女王陛下の戴冠式が行われたのは,戦後,日本との平和条約が発効した翌年,1953年6月のことでした。当時19歳の私は,昭和天皇の名代として式に参列し,その機会に欧米諸国を訪問いたしました。様々なことを学び,経験した旅でしたが,戦争により荒廃した国土から訪れた者として,訪問した多くの国の人々が豊かに生活していることに胸をつかれ,そのことが深く心に残りました。

 当時の英国の対日感情は,厳しい状況にあると聞いており,事実,英国の一地域においては訪問が受け入れられなかったような事態もありましたが,チャーチル首相始め,知日英国人,在英大使館員などの尽力により,私自身はそのような雰囲気をあからさまに感じるようなことに遭遇することはありませんでした。関係者の心配りによるものであったことと思います。

 戴冠式では女王陛下を始め,英国の王族,外国からの代表とお会いし,興味深く,楽しい時を過ごすことができました。それからほぼ60年,女王としてのお務めを今もお元気に果たしていらっしゃる女王陛下に,この度お祝いをお伝えする機会を持てますことを誠にうれしく思います。

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【1953年(昭和28年)6月2日、エリザベス二世女王陛下の戴冠式に出席された今上陛下(当時の皇太子殿下)】

 今上陛下(当時の皇太子殿下)が昭和天皇の名代としてエリザベス二世女王陛下の戴冠式に出席された1953年(昭和28年)当時、イギリスでは大東亜戦争中に旧日本軍の捕虜となった元イギリス軍将兵たちを中心に、反日感情は極めて強いものがありました。

 英大衆紙が激しい反日キャンペーンを繰り広げており、特に主導していたのはデイリー・エクスプレス紙でした。

 そこでチャーチル首相(当時)は特別な昼食会を催しました。

 大衆紙の激しい反日キャンペーンを「静かにさせる」ため、新聞社の社主らと今上陛下を引き合わせようということで企画したのです。

 このことは、英公文書館が2002年1月までに公開した機密文書(1971年1月に当時のピルチャー駐日英大使が英外務省にあてた文書)により明らかになりました。

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【ウィンストン・チャーチル首相。1874年-1965年】

 チャーチル首相の「策略」は図に当たりました。

 ピルチャー氏は、「皇太子殿下(今上陛下)の全く無防備なご性質、そして殿下が軍部との共犯において明らかに無実であることが、すべての出席者を武装解除させた」と、会食でイギリス側の雰囲気が和んだとの観察を記録し、この昼食会を機に同紙の反日キャンペーンは収まったとの見方を記しています。

 (以上、2002年1月2日付共同通信より。ソース1ソース2

 またチャーチル首相はこの昼食会で、女王陛下への乾杯の前に、昭和天皇のための乾杯を行いました。

 さらに首相は予定外のスピーチも行いました。
 曰く、「殿下(今上陛下)は非常に幸福な青年だ。われわれは過去に属しているが、殿下は未来を持っていられる」。

 食卓に置かれていた馬のブロンズ像は、首相の母親が60年ほど前に日本を旅行中、プレゼントされたものだったそうです。親日イメージを醸し出す心憎い演出でした。

 (以上、2012年5月18日付産経新聞「産経抄」より


 時は流れ、1998年(平成10年)5月の天皇皇后両陛下のご訪英(前回のご訪英)。

 1953年当時と比べれば、イギリスの対日感情はもちろんかなり改善していましたが、実はひとつ気がかりなことがありました。

 旧日本軍による捕虜の問題が再燃していたのです。

 本来この問題は、国際法上、講和条約成立をもって解決したものなのですが、1993年(平成5年)に当時の細川護煕首相がイギリス人元捕虜に謝罪し、「在英の日本企業に賠償させる」と発言、それがきっかけで泥沼化していたのです。

 両陛下がイギリスを訪問されることが発表された時、元捕虜たちが戦争責任を陛下にまで転嫁し、ご訪英を阻止しようとしました。

 そんな中、4月29日付の英紙「ザ・タイムズ」に、ある投稿が掲載されたのです。

 それはサミュエル・フォール卿による、「戦時中、日本帝国海軍に捕虜になったが友軍以上の処遇を受けた」とする一文で、日本との和解を主張したものでした。

 フォール卿が指摘したのは大東亜戦争下の1942年(昭和17年)の、日本の駆逐艦「雷」工藤俊作艦長によるイギリス海軍将兵救出劇です。

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【「雷」工藤俊作艦長。1901年-1979年】

 その時救出された将兵の一人がフォール卿だったのです。
 (詳細は08/11/3付拙エントリー:「雷」工藤艦長の武士道精神とサー・フォールの報恩を)

 この投書はイギリスの読者に感動を与え、以降、元捕虜たちの反日活動は急速にトーンダウンしていったそうです。

 翌月、両陛下が訪英された時、エリザベス二世女王陛下とともに馬車でバッキンガム宮殿に向かわれるパレードの沿道で、元捕虜数人が背中を向けて抗議をしたものの、圧倒的多数のイギリス国民は両陛下を歓迎したのでした。

 日本は武士道の国、イギリスは騎士道の国と言われます。

 あまりクローズアップはされないけれども、このように日英友好を目指した様々な人々の尽力があったことを、私たちは知っておくべきでしょう。

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【2004年12月、工藤艦長のお墓に向かうフォール卿】

 ちなみに、フォール卿は2003年10月と2004年12月に来日しています。
 二度目の来日の際には、工藤艦長の墓参を果たしました。

 高齢のため車イスを使うフォール卿が、墓前への献花では、「座ったままでは失礼」と立ち上がって敬意を表し、戦時に工藤艦長が示した武士道に英国の騎士道で返礼したのだそうです。


 日本にとってイギリスは距離的にはとても遠い国です。
 が、共通点はいくつもあります。

 大陸のそばの島国という地理的条件も似ていますし、また、皇室とイギリス王室はヨーロッパの君主国よりも類似点が多いそうです。

 先の大戦では残念ながら敵同士になってしまいましたが、同盟国だった時代もありました。

 両陛下のご訪英を機に、日英の歴史について改めて調べてみるのも面白いかもしれません。

 日英同盟締結のひとつのきっかけを作った柴五郎の話など、お勧めですよ。
 (12/2/13付拙エントリー:子供たちに教えたい柴五郎

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 さて、ここからはご訪英中の天皇皇后両陛下のご様子を。
 (って、拾った画像を貼り付けただけですが)
 皆さん一緒に和みましょう!(^o^)

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【16日午前、羽田空港から英国に向け出発される天皇皇后両陛下=時事通信】


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【英国のヒースロー空港に到着された両陛下=毎日新聞】


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【17日午前、ホーランド・パークに到着された両陛下。在英日本人らの歓迎を受けられました=毎日新聞】


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【ホーランド・パークで在英の日本の子どもたちに声を掛けられる両陛下=共同通信】


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【ホーランド・パークの日本庭園を散策される両陛下。不遜ながら私たち夫婦もお二方のように素敵に歳を重ねたいとしみじみ思いました。どうかいつまでもご壮健であられますように=2ちゃんねるの拾い物】


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【17日午後、両陛下は東日本大震災で日本の支援にあたったイギリスの人々をロンドン大使館に招かれ、感謝のお気持ちを伝えられました。英国救助隊を指揮した消防士ロイ・ウィルシャーさんとお言葉を交わされる天皇陛下=共同通信】


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【18日、ロンドン郊外のウィンザー城でエリザベス女王陛下ご夫妻主催の午餐会(昼食会)が行われました】


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【女王陛下ご夫妻の出迎えを受けられる両陛下=2ちゃんねるの拾い物】


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【午餐会の記念写真です。この写真のみクリックすると新規画面で拡大します。写っている方々がそれぞれどなたなのかはこちらのサイト(英語)で確認できます。席次は即位年順でしょうか。ちなみに「Emperor」は陛下お一人ですね=2ちゃんねるの拾い物】


 両陛下はこの後(日本時間19日未明)、チャールズ皇太子殿下ご夫妻主催の晩餐会に出席されます。
 日本には20日に帰国されます。

 今回のご訪英はかなりハードな日程だと聞きます。
 特に天皇陛下は心臓バイパス手術を受けられてからまだわずか3カ月です。
 両陛下がご無事に日本にお戻りになりますよう、お祈りしております。


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