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「青山繁晴のインサイドSHOCK」消費税政局のウラに選挙制度改革案

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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 5月9日放送 関西テレビ「アンカー」、青山繁晴さんはお休みでした。
 ただ、同日放送のRKB「中西一清スタミナラジオ」のレギュラーコーナーに電話出演されましたので、今週はそちらを起こすことにしました。

 ちなみに以前のコーナー名は「ニュースの見方」でしたが、現在は「青山繁晴のインサイドSHOCK」という名前に変わっています。

 いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。

 内容紹介ここから____________________________
中西一清
「さ、水曜日のこの時間は、『青山繁晴のインサイドSHOCK』。独立総合研究所の青山繁晴さんです。おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

中西一清
「小沢さんの党員処分が回復しましたね」

青山繁晴
「んー、そうですね。ま、あの、これは、小沢さんのことというよりは、実際は、消費増税をにらんで、野田さんが小沢さんの側に、ま、いわば、恩を売ろうとしたっていう奇妙な」

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「話ですね、本当は」

中西一清
「はいはいはい」

青山繁晴
「そうでなければわざわざ、この、指定弁護士が控訴するかどうか、を決める前にやるわけがないですから」

中西一清
「そうですよね」

青山繁晴
「はい。で、今日の話はその、消費増税に関連することなんですけれども。えー、ご承知の通り、消費増税関連7法案ってやつが、ようやく審議入りしました。で、野田さんは例によって政治生命かけるというふうに、ま、すごく声を荒げてっていうか、大きな声を国会で出されてるんですけれども、えー、マスメディアの報道振りは、今国会での成立のメドが立ってないと、いうことで、ま、例によって横並びで一致してるんですね。で、表で見てる限りは、今、ちょっと話に出た、その小沢さんの、消費増税反対論もあって、その通りメドが立ってないんですけれども、しかし、やはり実は裏の動きっていうのがあります」

中西一清
「ああ、裏の動き、ああ」

青山繁晴
「ええ。で、まずその野田さんの、野田総理の今のブレーンっていうのは、皆さんご承知の通り、元大蔵大臣だった藤井さんとか、そういう政治家が周りにいるわけですけれども、それはいわば表のブレーンなんですね」

中西一清
「ああ、じゃあ裏ブレーンは…」

青山繁晴
「はい、裏ブレーンっていうのは、実はこれほとんど、全員官僚なんです」

中西一清
「うーん」

青山繁晴
「で、しかも、官僚というとどなたでも、そりゃ財務官僚、事務次官をはじめとした財務官僚ですよねってことになるんですけれども、ちょっと意外でしょうが、その、財務官僚だけじゃなくて、今の野田総理が重視してるのは、情報当局なんですね

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「えー、日本にはいくつも、政府機関の中に情報当局があるんですけれども、えー、こういう人たちを、実は野田さん、裏では、非常に重用してて、えー、こまめに情報を取ってるんですね。あるいは考えを聞いてるんです。なぜかと言うとですね、この、情報当局っていうのは、各政党の内情、それは、足元の民主党をもちろん含めて、自民党や公明党、社民党その他の各党の内情を徹底的に調べてる上に、実は選挙情勢を常に細かくチェックして、最新の情報、世論調査には表れないような情報を、えー、把握してるわけです。で、こういう情報当局からまんべんなく話聞けるっていうのは、実は日本の内閣総理大臣の、ま、珍しい特権のひとつなんですね」

中西一清
「おおー、ほうほう」

青山繁晴
「で、これ活用した人は例えば、僕の政治記者時代の経験で言いますと、中曽根総理などは徹底的に活用したんですけれども。ちょっと、あの、どじょうを自称する総理にしては意外かもしれませんが、えー、少なくとも、最近の総理の中では一番、野田さん、こういう人たちを重視してるんですね。で、先日そうした裏のブレーン、複数の人々に会いまして、えー、話を聞いてみました。というのは、消費増税いったいどうするつもりなんですかってことを聞いてみたんですが、そうすると、ま、僕にとってもちょっと意外だった、裏で進行してる秘密交渉が、実はありました。えー、それはですね、消費増税と、選挙制度の改革を組み合わせるってことなんです

中西一清
「うーーーーん」

青山繁晴
「選挙制度改革っていうのは、ま、ちらほら、その、今の小選挙区ダメなんじゃないかって話が出てますよね」

中西一清
「そうですね、一票の格差の問題もありますしね」

青山繁晴
「ええ、一票の格差の問題は全然進まないって出てるんですが、実はその一票の格差の問題も、その、各党のエゴで、国会議員のエゴで進まないって面だけが報道されてるんですが、実はその一票の格差を、いわば、短期的にいじるんじゃなくて、今の小選挙区制度、小選挙区比例代表並立制ってやつですね、これ96年から導入されましたから、ま、16年目になるんですけれども、これを全部やめちまおうっていう話、が、実は進行してるから、一票の格差の話も進まないってことが実はあるんです

中西一清
「ああー、はい」

青山繁晴
「これもっと具体的に言うとですね、えー、民主党、幹事長代行、に、樽床伸二さんっていますね、若手の。幹事長輿石さんですが。ま、実働部隊、輿石さんはほとんど動かないので、実働はこの樽床さんって若手なんですけれども、この樽床幹事長代行が、主に公明党とこっそり交渉してるんです。で、公明党は現在の制度になってから、小選挙区比例代表並立制になってから、どんどん議席を減らしていって、党勢は、党勢って、党の勢いは衰えるばかりと言われてますね。で、さらに、えー、かつてはキャスティングボートを握る立場にあったんですけれども、今度総選挙やったらそれを、維新の会に完全に奪われてしまうんじゃないかって恐れもあります」

中西一清
「うーん、そうですね」

青山繁晴
「で、従って公明党は前から選挙制度を、中選挙区に戻したいってことをやってるんですけれども、これに実は、樽床さんを中心にした民主党の、いわば、裏交渉部隊が乗っかっていて

中西一清
「乗っかって、うん」

青山繁晴
「で、まだ、あの、具体的な制度、新制度が全部固まってるわけではもちろんないんですけれども、但しその根っこ、根っこっていうかそのコアになってる部分はですね、中選挙区、に戻すんですが、その中選挙区、かつてのような中選挙区じゃなくて、えー、全ての中選挙区の定数を同じにする、1選挙区3人にするんです。えー、それを100作りまして、従って、選挙区から出てくる議員は、300人ってことになるわけですね」

中西一清
「ですね」

青山繁晴
「3人かける100で。で、そうすると、今の小選挙区の、小選挙区から選ばれる議員と、数が同じってことになるんですが、今はその300の上に180の比例代表の議員が乗っかってるんですけれども、それを150に減らすと。つまり30人の…」

中西一清
「マイナス30ですね」

青山繁晴
「ええ、国会議員が減ると。で、場合によっては、この、比例代表もっと減らして、えー、例えば、比例代表もう100にすると、合計で400ですから今より80減ると」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「そうすると、国民にもかなりウケがいいんじゃないかっていう計算があるんですね。で、しかも中選挙区が、3人の定員になると、公明党は小選挙区ではほとんど勝てなくても、中選挙区に戻るとかなり勝てると。で、これについてその、民公の、秘密交渉が先行してて、自民党がいわばそれに決心できない、乗れないでいるわけですね」

中西一清
「ああー、はいはい」

青山繁晴
「で、ところが、その、野田さんの、今の裏の読みはですね、とにかく6月の、6月21日の国会会期末を乗り越えて、そのまま国会を延長するか、あるいは、早々に臨時国会を秋に開けばですね、9月の自民党総裁選挙で、今の谷垣さんが首になって、石原伸晃総裁になるであろうと。で、石原さんは、いわば、森喜朗さんなどの長老たちと仲が良くて、この森喜朗さんたちは消費増税論者なんですよね、はっきりした。従って、自民党の首が変われば、この中選挙区制の復活に自民党も乗っかってくる。そうなると、小沢さんが反対しようが何しようが関係なくなるっていう計算なんですよ

中西一清
「ああー、なるほど」

青山繁晴
「で、これあくまで裏交渉であって、今後、本当にこのように進んでいくかは、誰にも分かりませんけれども、但し、少なくとも私たち有権者の側に言えるのは、これから消費増税を、デフレ下で、上げていいのかどうかを考えるだけじゃなくて、選挙制度を絡めてきた時に、今の小選挙区の手直しで行くのか、それとも中選挙区に戻すのか、それ、まさしく私たちが当事者ですから、それについての意見を一人一人が予め考えておく必要はすでにあると、僕は思います」

中西一清
「そうですよね、だから、中選挙区だった時代の弊害というのを、もう一回ちょっとチェックしておかなきゃいけないっていう感じはしますよね」

青山繁晴
「その通りですね。ま、それを、あの、前と変えるっていうのがいちおう味噌になってるんですけど、僕はあんまり信用できませんね、それは」

中西一清
「そうですか。はい、どうもありがとうございました」

青山繁晴
「はい」

中西一清
「えー、独立総合研究所の青山繁晴さん、『インサイドSHOCK』でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 この放送の数時間後、小沢さんの控訴が決定したというニュースが飛び込んできました。
 検察官役の指定弁護士3人が、9日に改めて協議した結果、控訴を決めたとのことです。

 これで小沢さんの裁判は今後も続くことになりました。

 控訴はないんじゃないかという事前の報道が多かったので、私はちょっと驚きました。

 永田町でもそういう観測が流れていたようですが、こんなこともあろうかと、輿石幹事長は控訴される前に小沢さんの党員資格停止処分を解除しておいたってことなんでしょうね。

 逆に言えば、控訴されないのが確実だと分かっていたら、控訴期限が切れるのを待って堂々と処分を解除したんじゃないでしょうか?


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった「アンカー」青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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