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「アンカー」原発事故議事概要…権力側は“保身どろどろ”吉田前所長は“決意清らか”

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■3/14放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

原発事故議事録の未作成問題~政府の“情報隠し”の真相を青山がズバリ!

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 今月9日に政府が公開した震災関連会議の議事概要のうち、「原子力災害対策本部」の会議の議事概要に、青山繁晴さんの名前が実名で取り上げられていました。
 そこから見えてきた権力側の保身とは?そして吉田昌郎前所長が手術前に青山さんに語った決意とは?

 なお、被災地レポートを終えた山本浩之キャスターが約1ヶ月ぶりにスタジオ復帰です。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
山本浩之
「さ、このあとは“ニュースDEズバリ”のコーナーになります。今日は青山さん、どのようなお話を」

青山繁晴
「はい。えー、皆さん御承知の通り、福島原子力災害、あるいは東日本大震災全体が始まって、3月11日で、えー、この11日で1年を過ぎました。それに合わせるかのようにその直前に、いー、震災全体あるいは福島原子力災害に焦点を合わせた、会議の、議事概要ってやつが公表されたんですよね。で、そもそも公表に1年かかること自体、不思議な話ですが、その、議事概要って皆さんこれあの、まあはっきり言うと、適当な言葉であってですね、本来は議事録でなきゃいけない」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「当然録音してあって、その録音に基づいて、その、起こして、しかも出席者に、この、言葉勘違いして聞いてませんかってことを確認する。これ『アンカー』で申しましたね。僕は今、原子力委員会の専門部会の委員ですが、その議事録もいちいちそうやって確認してます。それが公開されないで、なぜか議事概要っていうものが出されて、ということは都合良く書き換えられてる恐れがあるんですね

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「で、今までこの『アンカー』でも、あるいは、あの、僕は他の発言でもですね、必ず当事者に聞いたことだけを、確認したことだけを、お話してんですが、実は今日はその議事録の中に、僕自身も出てきます。それは僕が会議に出てたって意味じゃなくて、会議で、僕のことが実名で取り上げられて、えー、あの、議論されてることになってるんで。ということは僕も当事者の一人なんで、いかに巧妙な嘘というものを、権力がつくことがあるかっていうそのいわば、絶好の証拠が今日ありますんで、それを踏まえて皆さんと一緒に具体的に見ていきたいんですが、今日のキーワード、最初はこれです(フリップ出す)」

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山本浩之
「『保身どろどろ』」

青山繁晴
「ええ。これその、議事概要なるものの中に、どれぐらい、私たちの祖国が、この、政治家や官僚の保身によって、どろどろの保身によって、ここまで、自分を守るためには何でもするのかっていうことが、あるかという、ことなんですが、同時に、保身に染まらない人もいるっていうことを、最後には見ていきたいと思います」

山本浩之
「分かりました。えー、それでは、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)
山本浩之
「ま、政府のあきれた震災対応の数々、目の当たりにしてきましたけれども、だけど実際に、具体的に、この今回、公開された、えーこの、議事概要ですね、ここから、じゃあ具体的にどこが、うーん、問題なのかということころを、青山さんに解説していただきたいと思います。よろしくお願いします」

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青山繁晴
「はい。じゃ、まずこの議事概要ってやつなんですが、どういうものか。まず全体をちょっと見ましょう。出して下さい」

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村西利恵
「今月9日に政府が公開しました。震災関連会議の15のうち10の会議で、議事録が作成されなかったということで、今回、議事概要として公開されたものです。『原子力災害対策本部』会議というのが23回行われましたが、この議事概要は、会議1回あたりA4用紙3枚ほどで、全部で76枚あります」

青山繁晴
「はい。この、震災に関連した大事な会議で政府の会議のうち、15のうち、10しか議事録ないっていうのは、要するに、3分の2ないってことですよね」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「ね。3分の1しか議事録がないと。で、しかも、その議事録がなぜか作られてないっていうその奇怪な会議の中に、福島原子力災害の中で一番大事な、原子力災害対策本部の会議、これも、議事録ないんですと、いうことで、えー、これが、えー、関係者の記憶とか、関係者っていうか出席者の記憶とか、その、手書きのメモとか、そういうもので、その、作っていったっていうものなんですが、これあの、インターネットでどなたでも見られますから、この放送のあと是非見ていただきたいと思うんですが。それあの、プリントアウトしたらですね、えー、この原子力災害対策本部の会議で言うと、76枚っていうのは、大体これぐらいになるんですよね」

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青山繁晴
「で、これあの、一見分厚いように見えますけど、これウラがないですからね(紙の裏面はプリントしてない)。で、ちなみにアメリカの核規制委員会、NRCの作った、この議事録っていうのは、3,000ページ以上ありますから。76枚でこれですから、3,000ページってのは当然、ものすごい膨大なんですが、それが世界の、普通なんですね。それで、この、議事録じゃなくて議事概要ってことは、誰が普通に考えても、つまり時の権力者にとって都合の悪いところは書き換えられてんじゃないかと(一同同意)。肝心な部分が、省かれちゃってんじゃないかっていうことが、誰でも心配になるわけなんですが、これ何とですね、えー、これ頭のいい、特に東大卒の人たちが中心になって作ったやつなんですが、これバレバレなんです。はい、それ見て下さい」

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村西利恵
「3月12日、去年の3月12日、夜10時過ぎから行われた、『第4回原子力災害対策本部』の議事概要です。その概要の最後の部分なんですが、こういう記述があります。『菅直人内閣総理大臣から、「チェルノブイリ型はありえるのか。スリーマイルの様なメルトダウンがありえるのか」との発言』。で、そのすぐ下に、『枝野幸男内閣官房長官から閉会を宣言』これほんとにそのまま…」

青山繁晴
「そのままなんです。今、お見せしますけど、これあの、決して笑ってはいけない深刻な話なんですが、やっぱり思わず、もう苦笑せざるをえないんです。というのはですね…」

村西利恵
「あの、総理大臣の発言を、無視して、閉会を宣言したっていう(笑)…」

青山繁晴
「ってなってるわけですね」

村西利恵
「…ことですよね、要は」

青山繁晴
「しかもですよ、皆さんこれ、もう一回見ていただくと、3月12日土曜日の夜10時過ぎっていうのはですね、どういうタイミングかというと、そもそも原子力災害始まった翌日ですね。そして、この日の朝7時11分に、菅さんが自衛隊ヘリで、余計な視察をして、そのおよそ7時間ぐらいあとの、この日の午後3時台に、最初の水素爆発が起きたんですよ(一同同意)。だからその夜の会議ってのはどれだけ重大かっていうことで、だからこそ菅さんは、現職の内閣総理大臣が、おい、ひょっとしたらチェルノブイリ型になっちゃうんじゃないかと。つまり、原子炉そのものが爆発したりしないのか、あるいはそこまで行かなくてもアメリカのスリーマイル事故のように、核燃料棒が溶けちゃうメルトダウンがありえるんじゃないかと発言した。さあここに、例えば、原子力安全委員長の斑目さんも出てたわけですから、あるいは担当大臣の海江田さんも当然いたわけなんで、どういう答えをしたのかが重要なのに、それが何も書いてなくて、今、村西さんがおっしゃった通りですよ、その、これ、ちょっと、カメラ、何とか映してくれますか?これ実物ですよ。ね。何も僕ら編集してないんです」

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青山繁晴
「内閣総理大臣が、チェルノブイリ、スリーマイル、メルトダウンあるのかと、発言して、ここに、答えがあるはずでしょ?斑目委員長とか。それ全くなくて、いきなり官房長官が、はい終わりと言ったことになってるんですよ。ね。だからこれは、その、改めて苦笑せざるをえないのは、いや、ごまかしてますよってことを、自分で言ってるのと同じなんですね。そしてこの、えー、問題について、実はこういう重大な証言もあるんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
経済産業省幹部によると、『それなりの議事録はありますよ』

山本浩之
「ああー、やっぱりね」

青山繁晴
「これあの、1回じゃなくて、しかもほんとは複数なんです。えー、僕なりに経産省のなか歩いていきまして、そして、何度も言ってますが、日本社会のいいところは、あの経産省の中にも良心派の人いるんです。で、ちなみにここまではっきり言ったのはこれノンキャリの幹部なんですが、えー、彼は覚悟を決めて、僕が何度も聞くうちに、はい、そうです、それなりの議事録ありますと言ったわけですよ。ね。従ってそれをもとに、公平にやってるんじゃなくて、作り変えられたんじゃないかという疑いは非常に濃いんですが、えー、今日最初に言いました通り、この問題の議事概要なるものの中に、僕のことを、指した、青山繁晴の動きを指した部分が実はあります。はい、それ出して下さい」

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村西利恵
「それがこちらです。去年の4月22日、夜7時から行われた、政府・東京電力統合対策室の全体会議の議事概要です

青山繁晴
「はい。えー、で、これは、あー、えー、ちょっとここ読んでいただけますか」

村西利恵
「はい。東京電力の吉田所長が、『原子力委員会・青山繁晴先生が視察に来られて、こちらの対応、受け答えを逐一ビデオで撮られている。テレビタックルに出ている先生である』と発言されました。そうすると海江田大臣が、『今の話を承ったので、取り扱いにご留意のこと、先生にお願いしておく』と、あります」

青山繁晴
「はい、これあの、まず吉田さんの発言、えー、福島第一原発の闘うリーダーだった吉田昌郎所長の発言は、これはかなり書き換えられてると思われますが、その話はあとで致します。で、これ、何のことか皆さんもう、思い出されたと思うんですが、去年の4月22日に、作業員以外では初めて、僕が福島第一原発の構内に入りましたね。えー、その、その日の夜の会議です、これ、22日の夜7時ですからね。そのことを言ってるんですが、えー、これは、その後『アンカー』で放送致しました。はい、ちょっと見ていただけますか」

村西利恵
「はい。去年4月27日の『アンカー』で放送したVTRを一部ご覧下さい」

 …………………………VTR開始…………………………

【福島第一原発 初公開 去年4月27日放送(22日撮影)撮影:青山氏】

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青山繁晴
「福島第一原子力発電所の正門に近づいてます」

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青山繁晴
「ちょっと中に入れていただきます。皆さん、お疲れ様です。お疲れ様です…」

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【N:出迎えてくれたのは、福島第一原子力発電所の所長、吉田昌郎さん】

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【N:ここで作業する社員や、協力会社の作業員たちを全てまとめ、日本の命運を握るとまで言われる人物です】

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東電社員
「これ正面の道路が2号機と3号機の間の道路になりまして…」

青山繁晴
「いやー、凄まじいなー、ここの現場は」

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東電社員
「えー、右手にあの、上がひしゃげた形の3号機が見えてます」

東電社員
「今あの、機械を使ってですね、使用済み燃料プールに、あの、水を供給している作業の最中です」

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【N:3号機では、使用済み核燃料プールへの注水作業が、この日も行われていました。】

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青山繁晴
「これはもう中が全部むき出しですね」

東電社員
「ええ、あの、たぶん津波で……」

 …………………………VTR終了…………………………

青山繁晴
「これ、あの、皆さん思い出していただきたいんですが、まず、最初に僕の方から入りたいと言ったというよりは、東京電力の、今もいらっしゃいますけど、若手の良心派のエンジニアたちからですね、これも一人じゃないんですが、専門家だったら今は実は入れるぐらいにはなってますって話があって、えー、そして、政府高官から、実は専門家で入ろうという人が本当はいないんですと。大学の先生も、原子力委員会、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、そして、東電本店、みんな実は専門家になればなるほど入ろうとしないという話があって、青山さんは本当は入りたいんじゃないのって言われて、それで僕は初めて、入れるなら入りたいと、国民に真実伝えたいと申しましたら、吉田昌郎所長から、正式な許可が出て、入り、そして入るまでにですね、車の中ですでに東電のエンジニアとか、事務系の方々に、この、持ってた古いビデオカメラですね、ホームビデオカメラ、20何年前のやつ、これ撮ってもいいですか?と聞いて、意外にも、いいですと、撮って下さいって話があったんですが、それだけじゃなくて構内に入ったあとに、吉田昌郎所長ご本人、つまり、指揮権を持ってる吉田さんに、このカメラで全て撮っていいですかと。全部撮って下さいと。むしろどんどん撮って国民に伝えて下さいってことを、吉田さんに言われて、その上で撮ったわけですね。で、それをもう一度思い出していただき理解された上で、あの議事録もう一回見て下さい」

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青山繁晴
「はい。これ見ていただくとですね、えー、まずこの吉田さんの発言、これあとでどういうふうに変えられたか、あの、言いますが、とにかく吉田さんは、この全体会議、全体会議ってこれ実際はテレビ会議なんですよ。吉田さんは福島第一原発の構内にいて、他の人ははっきり言うと安全な東京にいたわけですが、その、現場も僕は見ましたけど、テレビで結んで、そして吉田さんがその4月22日、去年4月22日の重要な出来事として、原子力委員会専門委員の青山が来て、そしてビデオも撮っていったと。念のためテレビにも出てる人だと言ったらですね、海江田大臣、当時の担当大臣の海江田さんが何て言ったかというと、『取り扱いにご留意のこと、先生にお願いしておく』って、これ何を言ってるかというと、取り扱い留意っていうのは、例えば、映像出すんじゃないよと(一同同意)。ね。もうあの、個人で見ただけにしておけと。それを外に出したりすんなよというふうに、青山に圧力をかけるよという意味なんですよ、これ。ね。ところが、実際には海江田さんから何にも言ってきたことがありません。今に至るまで。えー、ちなみに、時間はないけど、ちょっとお話ししておくと、このあと、この中を見た様子を、国会で僕は証言いたしましたが、参考人として証言したけど、あの、えー、国会の部屋でこうやって証言してますね。そしてここ(青山の右隣り)に当時の東電の清水社長がいて、ここ(青山から少し離れた右の方)に海江田さんがいたんですが、もうちっちゃい声でブツブツと、ね、俺にばっかり責任あるんじゃないよ、そういうことばっかり言うんじゃないと、こうブツブツブツブツ言ってらっしゃるわけですよ」

一同
「はあー…えー?」

青山繁晴
「もうはっきり言って、正常な精神とは僕あんまり思えなかった、当時の海江田さんは。そしてこのあたり(青山の正面)に菅総理がいて、僕が、これ人災ですと。津波・地震はきっかけで、あくまで人災なんだと、根本はと言い出したら、証言し出したら、あの、菅さんは、関係ない書類を出して、それを読むふりして、してる、わけですよ(笑)。菅さんも、海江田さんも、僕は元政治記者ですから、昔から知ってますが、その時は、呆れました。反論があるなら立って言えばいいじゃないですか、僕を指さして。ね。そして、この会議に戻りますとですね、えー、中略っていうのは別に、あの、他の話が、あの、間に入ったって意味なんですよ。あの、興味ある人はインターネットで見て下さいね、実物を。あの、変な編集したんじゃありません。ところが話がまた戻ってですよ、海江田さんからまた発言があって、『原子力委員会の近藤委員長に確認したところ、オフィシャルな対応ではないとのこと』。こんなの当たり前なんですよ。僕は原子力委員会の委員長から指図される立場じゃありませんから。原子力委員会の委員はそうですよ。しかし専門委員というのは、むしろここが間違ってると、原子力委員会も政府もここがおかしいと指摘するのが立場なんで、指示される立場じゃないから、指示されて行ったんじゃないのは当たり前のことなんですよ。それなのに、海江田さんは、どういう経緯で、サイトに入ったのか確認しなきゃいけないと言ってて、そして、見て下さい。『所長の判断で、安全の観点からお断りして良いものと考える』ってことは、おい吉田、お前がOK出したからいけないんだよと。ね。要するに、余計なことすんなっていうことを圧力かけてて、そして、えー、『また、相談等あれば対応したいので、よろしくお願いする』って、つまり、これで終わりじゃないぞと。取り扱いに注意、つまり表に出ないようにしろよと、いうこと言ってるんで、東電から来てる人は、武黒(たけくろ)さんっていう、あの、元副社長だったと思いますが、この人は、いや、本店でも確認いたしますというふうに、要するに、あの、東電が圧力かけられたわけです。皆さんこれで分かりましたね。つまり、海江田さんはこう言っておきながら、本人は保身のために、つまり、僕に直接言ったりしたら、僕はもちろん全部公開しますよ。『アンカー』でもどこでも。特に『アンカー』は生放送ですから、『テレビタックル』と違って編集ないですから、ね、どんどん公開するから、海江田さんそれ避けて、東電にやらせたわけですよ。結果何が起きたか。はい、出して下さい」

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村西利恵
この同じ日の夜9時14分に、東京電力の幹部から、青山さんにメールがありました

青山繁晴
「はい。皆さんここもう一回見ていただくと、もう一度申しますね、4月22日金曜日の日中に僕が、福島第一原発に入り、そして、その日の夜ということですよね。その日の夜に、東電の幹部からメールが来ました。大変地位の高い幹部です。そしてえらい長いメールだったんですが、要はポイントは、もう入ったものは仕方ありませんと。うちの吉田が許可出してるんだからと。しかし撮影した映像を、パブリックなもの、つまり、パブリックなものって、これ巧妙な言い方しますが要するに、国民に向けて出さないでね、そういうふうな利用・転用、しないでいただきたいと言ってきたんで、えー、僕は、もう即座に、はっきり言うと大憤激して、メールを返しましたが、ちょっと長いですが、あー、入った目的は、評論家とかそんなことで入ったんじゃありませんよ、あくまで実務家として、どうやってこの災害鎮めるのかっていうことを考えるために、それが国民に対する責務だから、それを果たすために構内に入ったんですと。一旦許可を出しておきながら、あとから利用・転用、まるで評論家の商売みたいに言うんじゃないと。なぜそのように貶めるのか、それ全く、不正義な言い方じゃないかと。そして、原子力委員会の専門委員というのはさっき言った通り、指図を受けない立場であって、国民の側の立場なんですってことを言いまして。そして、この方に申したのは、メールを通じて申したのは、私は福島第一で、作業員の方たちの高い労働モラル、あるいは揺るぎない士気、そしてそれを束ねる吉田所長の現場を大事にする、保身じゃない、現場の作業員の立場に立った誠実な姿勢を見て、胸を打たれた。その感動を、こんな汚いアンフェアな介入で汚すんじゃないと思いますよと、言ったら、この方は、実はこのあと返信が来て、申し訳なかったっていうのが来たんですよ

一同
「ほうー」

青山繁晴
「ところがそれで終わる、なんて甘い世の中ではなくて、次こうなりました。はい、出して下さい」

村西利恵
「その22日以降も圧力が続きます」

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青山繁晴
「はい、これ見ていただくと、東電は、そうやって、こうお詫びしちゃったんですよね。そうすると、海江田さん東電に投げたけど、ね、海江田も東電も使えないことになったから誰が出てきたかというと、総理官邸が出てきたわけです。総理官邸の高官から、これ何とアンフェアなことに、独立総合研究所の秘書さんに電話してきて、おたくの青山社長は、なぜ構内に入ったりしたのって。ね。社長に言っときなさいって言って電話切れたんですよ。それを僕は秘書から聞いて、もうこの辺(頭)からほんとに、あの、大噴火して(一同笑)、何が噴火したかというと、これ来るとは予想してたんですよ。ね。東電も海江田もダメだ、海江田さんもダメだったら官邸から来ると予想してたけど、なぜ秘書に言うのかと(一同同意)。この人に電話をして、あなた卑怯ですと。僕に言いなさいよと、電話で。何で秘書に対して言うのかと。ね。言ったら、いや、申し訳ございませんでした、私が悪かったと、言われて、そしてそのあと2日後に、『アンカー』の生放送で、もう全部ありのままに放送したんですよ。そしたらですよ、放送の2日後に、同じ人なんですこれ、全く同じ人から、また電話があって、実は最初、なぜ構内に入られたんですかって。僕は、あなたどうしたの?って言ったんですよ(一同苦笑)。あなたこないだ4日前に、この話終わってるじゃないって。いや、青山さん、実は、副大臣の平野達男先生がお怒りなんですって言うから、それ誰ですかって。僕知らなかったですよ、(元)政治記者なのに。ね。そして、その、とにかく平野副大臣っていう人に僕は電話するから、電話番号教えてとって言ったら、いや、横にいらっしゃいますからと言って、電話に出てきました。これ、『アンカー』でお話ししましたね。そして平野さんのやりとり、パソコンに、あの、打ち込んだ記録のまま全部、お話ししましたが、ま、一言だけ皆さんに思い出していただくとですよ、僕は、平野達男、今、復興庁の担当大臣になられましたが、あなたは、原子力委員会担当の副大臣だけれども、僕に対して指揮命令する権限ありませんねと。何の法的根拠をもって僕にこういう圧力かけるのかと言ったら、根拠はありませんと言われたんですよ。ね。ところがですよ、実際は、僕も大きな声出しましたよ、今みたいな感じです。平野さん、もっと大きな声で、ね、私は副大臣です!(声が裏返ってる)って言われたんですよ。あなた副大臣って言ったって、権限ないって言ったじゃないですかって言ったら、ああ、じゃあもうお詫びしますよ!お詫びしますよ!って言われたわけですよ。ね。そして、もう何でも、何でも公開していいですよ!って言われたわけです。ということは、ま、皆さん何言ってるかというと、首相官邸や副大臣もダメだったっていうことなんですよ。そして最終局面が来たのは、このわずか、あとにですね、えー、警察の中にも、警察にも困った人はいっぱいいるし、色んな変なこともするけど、良心派がちゃんといて、その良心派の人から電話があって、青山ちゃん、あんたを逮捕しろと官邸から言ってきたよと、いうのがあったんですよ。ついには逮捕しようとしたけど、警察庁、あるいは警察としては、正式な許可が出てることが明々白々だから、逮捕なんかできるわけがないと

村西利恵
「理由がないですもんね」

青山繁晴
「いうことで、実は突き返したと。こういう経過があったんですね。で、このように、私が福島第一原発に入ったことは、この『アンカー』の視聴者やヤマヒロさんや皆さんだけ喜んでくれたように見えますが、実はそうじゃない。いわば、えー、権力側というか、東電とか、保安院とか、官邸の側の中に、ものすごく喜んだ人は何人もいて、その一番喜んだ人は、誰よりもこの人です

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村西利恵
「それが、吉田昌郎前所長」

青山繁晴
「はい。一番いわば責められた、実は、このあと詳しくお話ししますけど吉田さん自身が、何で青山入れたんだと、何で撮らせたんだと責められたんですが、この人自身が、今も、一番喜んで評価されてるんです。そのことを、このあとお話ししたいと思いますが、それに向けて、向けてのキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『決意清らか』。最初のキーワード『保身どろどろ』とは対照的なこの言葉。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、原子力災害と闘ってきた吉田昌郎前所長。そう言えば、近況をあまり報じられていませんけれども、今、どのような思いでいらっしゃるのか、含めて、よろしくお願いします」

青山繁晴
「はい。えー、実は吉田昌郎さん、えー、前所長、今、食道ガンと闘病中ですけれども、ずっと対話を続けてきました。今、その対話の中身を初めて、一部、皆さんにお伝えしたいと思うんですが、皆さん、これひとつ了解していただきたいのは、それがメールなのか、電話なのか、あるいは直接顔を合わせて話したことなのか、これについては、今、明らかにしません。ただ、吉田さんの言葉としては、あの、たくさんの言葉の中から、本物の言葉をこれからお伝えします。で、それ理解していただくためにも、まず、皆さんお気持ちを、去年の4月下旬にちょっと戻していただきたい。そうすると、3月11日に始まった福島原子力災害、そのあと水素爆発3回起こして、今もみんな苦しんでるけれども、まだまだ本当にショックが大きかった頃です(一同同意)。従って構内も、本当に、惨劇そのままでしたけれども、その4月22日に構内に入った時に、吉田さんは例えば僕が、今(先ほど流れた構内の映像が)出てますけども、車を降りて、あの、被曝を避けるために作業車で回るんですけれども、車を降りて3号機4号機の様子を見たいと言った時にも、その現場の判断で許可を出してくれた。そして、真実をそのまま見て下さいと。今、(映像が)これ車から降りてるところですけど。そのようにほんとにフェアな、何も隠さない、全て、僕の見たいように見て、全てを映像に撮って、どっか切り取ってじゃなくて、全部ありのままにして下さいっていう、すごいフェアなお立場だったです。そして、えー、その日、予定をすっかり過ぎちゃって、もう真っ暗になってから、僕はタクシーに乗って、福島の郡山駅に向かってる時にですね、さっき電話番号を交換したばかり、つまり携帯の電話番号を交換したばかりの吉田さんの番号から、僕の携帯にタクシーの車内で電話かかってきたんです。吉田さんからかかったと分かった瞬間に僕が思ったのは、あ、これは映像の件だなと。当然、東電の本店に報告するから、青山さん、今日見てもらったのはいいけども、映像だけはやっぱりやめてくれませんかと、あの吉田さんでも言わざるをえないんだろうなと、ね、そう覚悟しながら電話に出たら、吉田さんの言葉は全く違ってたんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「『今日は意義のあるよい議論ができました。色々あるけれども、お互い頑張りましょう』」

青山繁晴
「はい。今、村西さんから静かに冷静に読んでいただいたんですが、ちょっと吉田さんの真似をして言うとですね、ほんとはこういう感じだったんです。『青山さん!今日は意義のあるよい議論ができましたなあー!色々ありますよ、色々あるけど、お互いに、さっき約束した通りに、お互いに頑張りましょうな!以上!』って、がちゃっと切れたんです。これ皆さん分かりますね。吉田さんは何を伝えたかったか。圧力かかりましたよと。映像を出すなと来ましたよ。私は負けなかったよ。あなたもさっきの約束した通り、(映像を)外に出して下さいよってことなんですよ(一同同意)。その上で皆さん、えー、これね、もう一回あの、時間を考えていただくとですよ、4月22日のこの電話ってのは、夕方の6時過ぎなんですよ。そしてそのあと7時から、さっきの、議事概要の会議があって、そしてその会議のあとの、22日の夜9時過ぎに、東電からのメールが来たんですね。全部つながってることを理解してしていただけますね。その上で、その夜7時からの議事概要、もう一回見て下さい」

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青山繁晴
「はい。これ見ていただくと、東電、吉田所長の発言として、これ書かれてる通りですが、『原子力委員会・青山繁晴先生が視察に来られて、こちらの対応、受け答えを逐一ビデオで撮られている』と。『テレビタックルに出てる先生である』と。この書きぶりからすると、嫌なことを撮られちゃったんだよと

山本浩之
「ですね」

青山繁晴
テレビに出てるから警戒しなきゃいけないよと話したがごとくになっていて、だから海江田さんは今の話を聞いたので、取り扱いに注意するように青山にお願いするぞと言ったと、いう流れになってるわけですよ。これは、ここの部分、一瞬はもちろん推測ですけれども、吉田さんがこの言葉を言ったとは、とても思えない。そして、推測とは申しましたが、実は、証拠と言うべき吉田さんの言葉があります。それを見て下さい」

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村西利恵
『万が一のことも考え、青山さんの支援に感謝を示したい。あの戦場のような最前線に自ら来ていただき、テレビで状況を報告していただいたことが、現場の環境改善や国民の皆さんの環境変化に繋がりました。必ず病気から復帰し、すべきことがなかなか進まないこの国に、何らかの貢献ができないかと考えています

青山繁晴
「(少しこみ上げる)皆さんね、この、吉田昌郎っていう男の中の男の言葉が、いつこれ僕に来たかというとですね、吉田さんの、中からいつ出たかというと、これ手術の直前なんです」

村西利恵
「そういうことですね」

青山繁晴
「ええ、さっきヤマヒロさんがおっしゃった通り、なぜか最近の様子は全然伝えられないけれども、実は食道ガンの手術をなさいました。えー、僕らが思ってたよりも、もっともっと大手術でありましたが、その手術を間近に控えて、万が一のことも考え、つまりその手術から蘇れないことも考えて、青山さん、最後にあんたにほんとのことを言うよと。あんたの支援には感謝してるんだと。あの戦場だった、最前線、4月22日、戦場でした、その最前線に自分から来て、そしてテレビで、圧力に負けずにみんなに状況を出してもらったために、作業員の環境も改善され、あるいは仮設の、とはいえ防潮堤もでき、津波への備えもできて、国民が、みんなでこれ取り組まなきゃいけないと思ってくれたと。だから、自分は必ず病気から復帰して、なかなか、保身のために進まない国のために、何らかの貢献したいっていう言葉を寄せられたんです。その吉田さんが、あの会議で、自分の保身のような発言をなさると皆さん思われますか?そして今日、清らかな決意って書いたのは、ここのところです。この国に何らかの貢献ができないかと。病と闘うのは、自分のためじゃなくて、祖国のために、吉田さん自身も津波への備えが甘かったていう問題があるわけですから、自らの反省も込めて、その清らかな決意を、自分だけいい子にするんじゃなくて、自分の誤りも含めて、克服しようとする決意がはっきり感じられます。これは、私たちの日本の、私たちの、僕らの祖国の希望そのものです

山本浩之
「ありがとうございました。えー、いったんコマーシャルです」

 ____________________________内容紹介ここまで


 青山さんも吉田さんも「漢」やなぁ。・゚・(ノД`)・゚・。
 お二人の友情にも感動しました。まさに戦友って感じですよね。
 吉田さんが一日も早く快復されることをお祈りしています。
 (青山さんも去年はガンの手術されてますし、その後もずーっと忙しく仕事されてますから、お身体が心配です……)

 今日は過去の「アンカー」に関連するお話がたくさん出てきましたので、拙起こし記事をリンクしておきます。

11/4/28付:「アンカー」福島第1原発構内と所長を青山が取材 最大の問題は5・6号機
11/5/5付:「アンカー」原発取材続報 - 政権からの圧力!しかし現場には成果も
・(おまけ)11/5/13付:青山繁晴さんが参議院予算委員会に参考人として出席
11/7/8付:「アンカー」平野達男の圧力&菅・鳩山献金問題&新政権が目指すべきは?


 この日は他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。

・民主党が消費税増税法案の事前審査をスタート、国民新党の亀井代表「閣議決定にはサインできない」
・中国のレアアース輸出規制がWTO協定違反にあたるとして日米EUが共同で提訴
・別府の看護師殺害事件で無期懲役判決

 これら拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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