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「アンカー」フランス廃炉原発視察から見えた福島原発のこれから

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■3/7放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

福島原発のこれから 廃炉の真相を青山解説

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 海外出張のため2週間にわたり「アンカー」を欠席された青山さん。
 久しぶりの“ニュースDEズバリ”は、フランスの廃炉原発を視察された青山さんのレポートです。

 2月29日のRKB「中西一清スタミナラジオ」ニュースの見方コーナーで青山さんが語られた内容と少しダブリますが、今回は写真付きでより詳細な解説となっています。ぜひご覧下さい。
 (PCのスペック低くて粗い画像ですみません<(_ _)>)

 なお、山本浩之キャスターは被災地の取材に行かれています。そのためスタジオのメインキャスターは岡安譲さんが務めています。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
※山本浩之キャスターの被災地リポート(岩手県宮古市)のあと

岡安譲
「さあ、それでは、続いてまいりましょう。このあとは3週間ぶりになりますね、“ニュースDEズバリ”のコーナーです。えー、今日は色々お伝えすることがあっていつもより短めなんですが、よろしくお願いします」

青山繁晴
「はい。えー、間もなく、さっきヤマヒロさんの話にもありましたけど3・11が巡ってきて、えー、福島原子力災害は今日もなお続いてるわけですけれども。ま、野田総理が冷温停止とおっしゃったのは嘘であるということを『アンカー』で何度も申しました。冷温破壊の状態であって、人類が今まで経験したことのない事態に私たちは立ち向かわなければ、ねばならないんですけれども、やっぱり当面一番大きな問題はこれから廃炉、壊れちゃった原子炉をどのように安全に、まあ、廃止していくかと

岡安譲
「役目を終えさせるかということですね」

青山繁晴
「はい、いうことが最大の問題で。で、そのためにはその廃炉の先進国であるフランス、えー、そしてその、フランスは、単に廃炉の先進技術を持ってるだろうっていうことだけじゃなくて、皆さんご承知だと思うんですが、その、冷温状態、福島の冷温状態を作ってる技術の中に、フランスのアレバっていうまあ実質的に国の会社、えー、国有の事業と言っていいと思うんですが、そこの技術も入ってるわけですね。で、その技術が信頼できるかどうかも含めて、やはりこれは現場に行かなきゃいけないと思いまして、えー、今日、番組の冒頭でも話ありましたけど、フランスに行って、実は帰ってきてまだ間がないんですけれども、えー、今日はそのお話を皆さんと致したいんですけれども。実はまあ、奇跡のようなこともあってですね、つまりその、廃炉の現場とかその、原子炉、格納容器の中っていうのは当然、撮影が一切できないんです」

岡安譲
「あ、ま、見たことないですもんね」

青山繁晴
「ええ。ところが今回その、中に入ってるうちに、現場の技術者で意気投合して、突然、じゃあ、私たちが撮ってあげるって言って、僕らのカメラは没収されたんですけど、そのカメラで、映像が撮れました」

岡安譲
「格納容器の中まで撮れたっていうことですか」

青山繁晴
「格納容器の中を歩き回ったんですが、そこの映像、僕ごと撮ってくれましたので、ま、あの、動画じゃなくてスチール写真ですけれどね。あの、ま、本邦初公開っていうか、世界的にももちろん珍しい写真だと思うんですけど、それをお見せしながら、一緒に考えたいんですが、今日のキーワードは実はこれです(フリップ出す)」

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岡安譲
『不変の日本への信頼』

青山繁晴
「えー、この、撮影を突然、してくれたってことも含めて、あの、遠いフランスの最前線の技術者の中にも、福島原子力災害を経てもなおというよりは、福島に立ち向かってる、その現場の作業員たちの様子も実は世界でかなり知られていて、日本に対する信頼だけじゃなくて期待がどれほど強いかってことを、もう本当に熱い気持ちで感じることができましたので、いわば今日は一緒に考えるだけじゃなくて、その証拠写真を、皆さんと一緒に見ながら、考えたいと思います」

岡安譲
「分かりました。コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「青山さんは、原子力発電所の廃炉の様子を見るために、フランスまで足を運ばれていたわけですが、今日は貴重な写真を交えながら、一体現実はどういうものなのか、解説していただきます。ではよろしくお願いします」

青山繁晴
「はい。今日ほんとに普段より時間が短いんで」

岡安譲
「申し訳ありません」

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青山繁晴
「もうどんどん急いで行かなきゃいけないんですが、まずこのフランスが今回僕を受け入れてくれたんですが、僕は世界の原発を歩き始めて、14年ぐらいになるんですけれど、今までフランスが一番壁厚かったんですよ」

一同
「ほぉー」

青山繁晴
「ていうか、あの、フランスは自国民に対してはすごい説明するけど、外国には説明しないっていう、一種の、対外的な秘密主義、えー、民主主義の国ですが、それだからよけいに、外国に安直に情報渡さないって国なんですね」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「ところが今回さっき言いました理由で、つまり福島に関わってるし、その、廃炉の先進国だということで、おたくの原発見せてくれって言ったら、突然扉が開いて、来て下さいっていう話になったんで、どうしてですかと現地に入ってから聞きましたら、何と、正確に言われたんですが、去年の4月22日に、あなた自身が、福島第一原発に作業員以外では初めて入りましたねと、それだから来てもらったんですと言われて、あー、あの、世界はけっこう正確に情報見てるんだなあと思ったんですが。どこに行ったかというとですね、まず一つはこのパリ市内にある、ま、フランス語で言うとウデエフ(EDF)ですね、英語だとイーディーエフ(EDF)、当然。フランス電力公社。えー、今、8割ぐらい政府が株を持っててですね、いちおう民営化って言ってますけど、ま、本当は国営企業みたいなもんですね。そこの本社で、ま、長時間、かなり激しい議論を致しました。で、そういう議論も踏まえながら、このベルギーとのもう国境の近くなんですが、ここにシューっていうですね、ちょっと変わった、シュークリームじゃないけれども、えー、僕はシュークリーム好きなんです、すぐにそれが頭に浮かんだんですが(一同笑)、シュー原発ってのあってですね、これあの、ちょっと見ていただくと意外だと思うんですけれどもね、これ、ま、A、Bと2つあるんですね。古いAと新しいB。Bは今稼働中ですけれども。ちなみにその、ここの原発の型っていうのは、この関西の、関西電力の原子炉と同じ型です。加圧水型軽水炉って言うんですが。その古い方のAを今、廃炉にしてるわけですが、これ見ていただくと、67年から91年まで運転、つまり、24年しか、運転してないわけですね」

岡安譲
「短いですよね」

青山繁晴
「ええ。で、何でこんな短く廃炉にしたんですかと言ったら、いや実は寿命はもっともっと長いけれども、もう廃炉は、その、例えばこの炉は、その、例えば電気を起こす量がちっちゃかったり、ちょっと型が古いなと思ったらどんどん廃炉をやって、新しい炉に置き換える方が、国民のためにもなるんだと、いう説明で、ま、極めてはっきりしてるわけですね。で、そういう考え方のシュー原発に行ったんですけれども、はい、じゃあもう、実際のVTRからまず見ていただけますか」

村西利恵
「これは原発に向かうところですね」

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青山繁晴
「はい。これあの、皆さんご存知のフランスの新幹線とも言うべきTGVに乗って、えー、そしてさらに駅に着いてから、タクシーに乗り換えて1時間弱走ったんですが」

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青山繁晴
「まあ、こういうあの、町をいくつか抜けて行くんですけれども、あの、例の詩人のアルチュール・ランボーの生まれ故郷にすぐ近い所まで行くと…」

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青山繁晴
「この原発が姿を現すんですが、さっき川が見えましたね、あの川から水を取って、川のそばに建ってるこのシュー原子力発電所…」

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青山繁晴の声(VTR)
『えー、シュー原発に着きました。今、このインフォメーションセンターでレクチャーを受けて、議論を始めるところです』

青山繁晴
「なんか(VTRの)声が暗いけど別に暗い気持ちじゃなくて(一同笑)、あの、今あの、ちょっと最後に映りました、そのPRセンターみたいなとこですね、インフォメーションセンターって言ってましたけど、あそこは、ま、地元の方とか、普通の、中学生高校生が来てレクを受けたりする所で、あそこまでは、こう撮影可能なんですけれども」

村西利恵
「誰でも入れると」

青山繁晴
「ええ。で、まずあそこで、あの、技術者たちともかなりの時間かけてじっくり議論をして、そもそも福島で何が起きてるかっていうことも僕から話をして、つまり僕は全く民間人の自由な立場ですから、自由に物を言いました。ちなみに僕は民間人であると同時に、内閣府の原子力委員会の専門委員ですけれども、これは、びた一文、お金出てません。ていうか、原子力委員会は、基本的に出張する人は、もうはっきり申しますけど、原子力ムラの住人だけであって、つまり本当に日本の困ってることとか、あるいは日本にとって都合の悪い情報を明らかにする人間だと、出張なんか全然、もうテーブルにも載っからないんですよ。僕の方も求めませんし」

岡安譲
「じゃあ自費だったってことですね」

青山繁晴
「ええ。全くの自費です。もちろん関西テレビとも契約関係一切ありませんから、関テレからも何も出てません(笑)、いやそれは当然です」

岡安譲
「(一同笑&ざわ)……今回お金は出せませんでしたが(謝罪)」

青山繁晴
「えー、だから全くの自費で行ったんですが、自費で行くってことは、自費って独立総合研究所の自費って意味ですけどね。僕の個人のカネじゃなくて。でもそれは意味があって、だから自由に物が言えるわけですよ。その福島の例えば総理大臣の冷温停止って発言は間違いだよってことも、当然言いました。で、フランスは、そういう話を聞きたかったと、いうふうに言って、えー、そしてやがて、中に入っていくんですが、まずこの写真見ていただけますか」

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青山繁晴
「はい。まずですね、これ(人物の後ろの丸い物)が何なのかを、考えながら見てほしいんですが、まずこれ全員、今、防護服を着てますが、こっち(左)から3人がフランス側ですね。で、こっち(右)がいちおう日本側っていうか、これ(右から2人目)私ですけど、これ(右端)青山千春博士です。独立総合研究所の自然科学部長、彼女はもうプロの科学者ですけど。この中で原子力の専門知識のない人は、この青山千春博士と、このフランスの、この(左端)事務方なんです、電力公社のですね。そして、こういうふうに現場を視察したあとに、2人だけいわば異変があってですね。青山千春博士は、もう40度を超える高熱が出たんですね。で、このフランスの事務系の人は、実はこっからなかなか出られなかった。線量計で赤ランプが出てしまって、なかなか出られなかった。で、これはやっぱり、相当な現場だったということですが、但し青山千春博士は、この現場があまりショックだったんで、そこは、いやさすがに女性なのかなと思いますけど、ショックで熱が出たんだと思います、被曝ではないと思いますが。この人(フランスの事務方)については、僕は水に触ったんじゃないかと思ってるんですね」

一同
「水……?」

青山繁晴
「ええ。つまり、この中はこの、空間線量は極めて低い、っていうか一生懸命頑張って低くしてるんですが、これあの、下に水がけっこう流れてるんですけど、専門知識がないとそこに安直にこう足を踏み入れたりすることがあって、高くなったんじゃないかと思うんですが、今の話も踏まえて、さぁこれ(後ろの丸い物)何でしょう?」

岡安譲
「これは林くんに……」

林弘典
「見たことないんですけど、格納容器とかなんですか?分からないです」

青山繁晴
「格納容器、なかなかいい答えが出たんですが、ちょっともう1枚の写真を出してくれますか」

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青山繁晴
「これさらに、あえて僕1人になって、これ指さしてんですが、これさっきと違うでしょ。つまりここ(左の写真)はこうやって文字書いてありますね、このブツの上に。さらにこの囲いもありますけど、こっち(右の写真)はありませんね。つまり、これ同じ物なんですが、これ実は全部で4つあってですね、これ何かというと、実はこれは蒸気発生器なんです。えー、今あの、林さん、林ちゃんが言ってくれた、格納容器の中にあるんです。ちょっとこれ見てくれますか(フリップ出す)、ちょっと写してくれますか」

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青山繁晴
「えー、これ今言いました、関西電力と同じ加圧水型の軽水炉なんですね、ここの原発は。そして、これ格納容器があってですね、これ原子炉ですね、いわばお釜。そこで、その、蒸気を、えー、熱でもって、蒸気を作ってですね、そして、この加圧水型の場合はこの蒸気発生器から、タービン建屋に送ってこのタービンを回して、電気にするわけです。福島の場合は沸騰水型なんで、これ(蒸気発生器)がなくて、えー、この原子炉から直接タービン建屋に蒸気送りますから、従ってこっち(右側)も放射線量あるわけですけど、加圧水型はここはありません。逆に言うと、この格納容器って言うから何となく皆さん小さい物だと思ってるでしょうが、実は今写真で見てもらった通り、巨大な構造物なわけです」

岡安譲
「要はそれ、格納容器の内部に今、青山さんがいらっしゃる写真ですか」

青山繁晴
「格納容器の中に、実は入ってしまったわけですね。こんなの全然予定にはなかったんですよ。で、中には、(フリップには)これ1個しか書いてないけど、この蒸気発生器が4つあるわけですね。その4つがですね、外されてゴロンと転がってて

一同
「へえー」

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青山繁晴
「転がってて、で、(右の写真の)僕が指さしているとこは、だから、こっからタービン建屋につながってて、このお尻の部分は原子炉に直接つながってたわけです。だから当然、本来は非常に線量の高い所になるんですが」

村西利恵
「人が入れるまでに線量が今は下がってると」

青山繁晴
「えーっと、これ、さっき言いました通り、この空間についてはそうです。但しですね、この防護服も普通だったら服の上に着るんですけれども、服の上じゃなくて、これあの、男、女も、それぞれ分かれて、真っ裸になってですね、つまりほんとに最低限の下着だけになって、真っ裸になって、靴なんかも全部専用の物を着て、着るわけです。非常に厳重であって、ここ(左の写真の4人の腰あたり)にちょっと赤い物、オレンジ色が見えてますが、これは中で、その、火災が起きたりして、緊急事態になった時に被るマスクまで持って入るわけですね。で、次の写真見てくれますか」

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青山繁晴
「次の写真見ていただくと、さっきの、その、先端部分がこの辺(画像左端よりさらに左の写ってないあたり)なわけですね。で、こうやってドーンと胴体があって、こう後ろにつながっていってるんですが、この、途中の所をつまり、やがて切り離していくための準備作業をしてる場面なんですね。で、さっき言った緊急事態に備えた、マスクなどはこれですね(腰にぶら下げている赤い物)。はい、そして次、出していただけますか」

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青山繁晴
「はい、次出していただくと、これ、何だかこれよく分からないと思いますけど、ここ(中央のツブツブ状の箇所)見て下さい。ここはですね、実はここに原子炉あったんですよ。お釜そのものが。で、お釜そのものを取り外した、その下の部分、つないでた所がこれ写ってるわけで。えー、これは僕は長年原発見てきました。作りかけの原発は実は日本で、東通りってとこで見ましたが、原子炉を外したその現場を直接見たっていうのは、一度も例がなくてですね、これさっき言いました通り、えー、現場のフランスの技術者が意気に感じて、突然、ある男性は、We Love You!と、私たちみんな、あんたのこと好きになったぜってこと言ってくれて(一同笑&ざわ)、意気に感じて、そしてその中の女性の技術者が撮ってくれたんですが、やっぱり彼女ね、恐怖と緊張でやっぱり手が震えてるわけですよ」

村西利恵
「ここに近づく時……」

青山繁晴
「そうです、それであの、このようにブレてるんですけども。えー、そしてさらに次の写真見ていただけますか」

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青山繁晴
「これあの、僕が指さしてるんですが、これ何さしてるかというと、本来はもう、このような配管がもうむちゃくちゃにこう複雑にあるわけです。それどんどん外していくわけですよね。どんどんっていうか丁寧に外していくんですが、赤い印ついてるパイプあるでしょ。これだけは、その、中の機能を最低限維持するためにまだ使ってるよ、外すなよ、外したら危ないよと」

村西利恵
「あ、その印……」

青山繁晴
「他のやつは外していくんだよってことなんですね。はい、さらにその次の写真見てくれますか」

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青山繁晴
「次の写真見ていただくと、これさっきの蒸気発生器ですね。蒸気発生器のお尻の方、つまりお尻から原子炉につながってるわけですね。そこの所に近づきながら、こうやって、これ(左から2人目)僕ですが、フランス側とこう議論をしていってるわけです、技術的なことも含めて。で、これ(奥の赤い四角い物)何でしょう。これ防護テントなんですね。これ何で防護テントなのか。はい、次の写真出して下さい」

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青山繁晴
「これがぐるっと回り込んで、まさしくその、一番底の部分から見てるんですが、これぼんやりしか写ってないけど、これ中に人間がいるんですよ」

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村西利恵
「人の影ですね(中央)」

青山繁晴
「人がいて、そして、あの、でっかいフランス人がですね、あの、僕らの防護服よりもはるかに重い、つまり、鉛を詰めた30キロぐらいの重さの物で、こうゆっくり動きながらですよ、これはほんと動作再現すると、こうやってね…」

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青山繁晴
「(コーナーの)時間はないんですが、ゆっくりとこうやって動いて、そうやって、もうじっくりやって、これで何か、ちっちゃいパイプ取り出すでしょ、取り出してきたら、こうやってこのテントの中に戻ってきて、周りのパイプとこうやってね、見にくい中、照らし合わせるわけです。それで、合っていたらそれでいいけど、ちょっとでも違ってたらもう一回こういったん元に戻して、もう一度手探りで、ちっちゃいそのパイプを外していくと、いう作業。気が遠くなるような作業をして。で、しかも、次の写真を見てくれますか」

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青山繁晴
「次の写真見ていただくと、これ実は天井部分なんですよ。ちょっと見にくいでしょうが。天井部分にもたくさんの部品があってそれを外して、ここも防護テントありますが、中で何やってるかというと、化学剤と水を使って、こんなちっちゃな物からこういう巨大な物まで全部、除染していってるわけです

一同
「はあー、へぇー」

青山繁晴
「一つ一つですね。だから、床に、水も溜まることになるんですけれども。はい、次、出して下さい」

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青山繁晴
「パッと見ていただくと、何だこれ普通の壁だ、に見えるでしょ。で、僕は、これ指さしてるのは、この穴を日本の方にも見て下さいねって意味なんですよ。つまりここにはたくさんの構造物がくっついてたのを、今言ったテント被せて、除染しながらようやく外していって、進んだ場所は、何気ない壁に見えてるけれども、実際はこういうことですよということなんです。従って、この格納容器の中から出る時にどうしたかというと、こうです、出して下さい」

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青山繁晴
「これはまずですね、これ(左の写真)後ろに蒸気発生器がもう一度見えてますね。フランスの技術者がたくさんいて。えー、僕はこの特製の靴に線量計を当てて、その、水にどれぐらい触れたかを私が測ってるところですね。そして、それだけじゃなくて最後に、この(右の写真)、全身にどれぐらい浴びたかってことを測りまして、えー、僕は当然専門知識が多少あるから、水に気をつけてましたから大丈夫でしたが、フランス側でも、専門知識ない人はここで赤ランプが出てしまって、まあ、非常に困ったことになったわけです。そうするとですよ、今のお話で1個やっぱり重大なことにもう気がつかれてる方いらっしゃると思いますが、その外した、高レベルの、放射線量を持つ廃棄物を一体どうするのかということですよね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「この廃炉作業で出てくる高レベルの放射性廃棄物をどうするのか。日本が直面するこの問題については、CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「高レベル放射性廃棄物をどうするんでしょうか。青山さん」

青山繁晴
「はい。これは皆さんご存知の通り、これから福島第一原発、あるいは場合によっては第二原発からも含めて、これどんどん出ていくわけですよね。しかも、溶けた異常な状態で出ていく。そして事故が起きてない、例えば関西電力の原発であっても、北海道から九州まで、日本の原発、いずれにしろ、その、今後増設するしないと関係なく、今ある物はやがて全部、この高レベル放射性廃棄物の塊になるわけですね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「で、日本が、それどこに持ってくか決まってないってことは、ご存知の方多いと思います。じゃあフランスはどうしてんのか。こうです」

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村西利恵
「フランスの場合は2025年に、ビュール最終処分場が稼働する予定です」

青山繁晴
「はい、これあの、ついビューレって言っちゃうんですけども、ま、フランス語を日本語で正確に言い換えるのは無理ですけれども」

村西利恵
「難しいですね」

青山繁晴
「どっちかと言えばやっぱりビュールの方が近いみたいですね、言い方としては。で、いずれにしろですね、これあの、パリから、それは近いわけじゃないけどそう遠くないわけですね。遠くないような場所なんですよ。で、ここはもう決まってて、で、パリからすっごい遠い所に離してるわけでもなくてですね。あの、どうやって決めましたかというとですね、これは実は今回だけじゃなくて前からフランス原子力庁に詳しく聞いてたんですが、このフランスの全土で、何をしたかというと、もうとにかく全土くまなく、一番地面の中の粘土層、粘土の層、つまり、その、廃棄物であったり汚染水であったり、通さない、粘土層が一番分厚い場所はどこですかってことを公平に、第三者も使って全部調べていったら、ここが一番分厚いってことになったと。ということは、この高レベル放射性廃棄物ってのは最終的には土の中深くに埋めるしか、手段はありません。ね。バラバラにして消え去るってことはできないんです、最後まで残るんで、埋めるしかない。埋めた時に、それ以上下に行かないっていうことが一番大事なので、まあつまり10万年100万年の単位で、その、いちおう学説としてはその粘土層が防いでくれると、いうことが必要だから、ここにしたいと言って、フランスの中で、もうワンワン議論をして、これをあの、受け入れて、これを決めたっていうことなんですよ」

岡安譲
「住民、付近住民の合意は得てるということですね」

青山繁晴
「もちろんです。ね。それでそこが実は大事なところで、この廃炉の話っていうのは実は技術的なこと、あるいは作業のことじゃなくて、根本は、民主主義ってのは一体何なのかっていうことなんですね。で、例えばですね、この廃棄物の処理について、えー、一般の方からも、あるいは、ある県の知事さんからも僕に意見や問い合わせがあってですね。そんなわざわざさっき僕が説明したような、その大変な作業をやって外したりしないで、どっかに持っていくんじゃなくて、その原発のその場でコンクリートを被せたりして閉じ込めればいいじゃないかと。ね。そうする方が合理的だって意見を実はたくさんいただいてるんで、僕の個人の意見は実は元々違うんですが、フランス側に、あえて、日本国内で福島も経て、こういう意見があるんですかって聞いたらですね、あの、色んな人に聞いたんですよ、技術者とかあるいはフランス電力公社の幹部にも聞いたんですが、みんなこういう反応なんですよ(欧米人がよくやる両手のひらを上に向ける『理解不能』のポーズ)。ね。え?何の話ですかそれ?って。それって裏切りでしょう?と。それって、反民主主義でしょうと。民主主義と違うでしょうと。例えば発電所はそこで電気を起こすって約束で、地域住民や、あるいはフランス国民全体と合意したのに、何か事故が起きたり、都合が悪くなったら、いや、廃棄物もそこに置きますというのは、民主主義じゃないと

岡安譲
「最終処分場までそこという合意は得てないわけですよね」

青山繁晴
「得てないと。で、そのかわり逆にですね、あるいは同時に、ここが最終処分場って決まったならば、福島でどんな悲劇が起きようとも、私たちフランス国民は変えることはしませんと。それが民主主義でしょうと。だから大事な原則2つ言ってるわけですよね。約束を、国民と守るのが民主主義だと。そして決まった以上は国民の中に新たな異論反論があっても、どんなに抵抗があっても貫き通そうとするんだと。で、それが、全部いいと言ってるわけではないけれども、実は世界には大きな課題があって、その時にこの民主主義の問題ってのは、実はよく考えなきゃいけないんですね。はい、それちょっと出してくれますか」

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青山繁晴
「えー、これはですね、まずこの写真出してもらったのは、これ現場で、その、僕とフランスの技術者がこう、議論してるところなんですけど、これあの、僕を受け入れた理由とも関係あるんですが、要するに既得権益に染まってないってことを、フランスは情報の国ですから、その、インテリジェンスも使って徹底的に調べ上げていて、こいつ(青山)は、その、ほんとに自分の考えてることを言うと、ので迎え入れたんですね。で、こういう議論が必要で、これは実は私たちの共通する民主主義なんですが、世界の原発でこれから懸念されるのは、実は民主主義じゃない所で懸念されるんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
中国、インドで今後、100基以上の原発建設の見込み

青山繁晴
「中国、インドだけで今後100基以上原発を造る見込みになってるんですよ?そしてですね、特に中国ですね。これは公平に言って民主主義じゃありませんね。共産党の独裁です。そしてフランスはこの中国と協力をして、その原子炉を造ってますから。特にパリの、EDFの本部で議論をした時に、例えば中国に、すでに大きな事故があったのに公開されてないっていう懸念も、てか説もありますがって言ったらですね、そのフランスの幹部の人は、かなり興奮して、わがフランスが協力してやってるので、今までは、そんな事故はなかったと信じていると。ね。但し、今後は、えー、これフランスの人って英語苦手なんですが、この英語だけは何度も言ったのはtransparency(トアレスピアレンシー)、transparencyって透明性ってことです。それは確かにあるんだと。だからその透明性を持ってる民主主義の日本で、福島の教訓から、インドや、そしてさらに中国で、過酷な事故が起きた時にどうするかを、世界に先駆けて、日本が技術を蓄積してる、あるいは労働モラルをどうやって高めるのか、労働者、作業員が、高い線量を避けながら、どうやって仕事するのか、その経験に期待してるっていうことなんですね。そしてここで話やめなきゃいけないみたいですが、でもあえて申しますが、日本は最終処分場、何で決められないかというと、手を挙げた自治体は、調査するって言っただけでお金あげますという行政をやってきたから決められないんですよ。それを、例えば日本全土で、粘土層はどこにありますかという、調査をしてみるのも、やり方だと思いますし、もう一回最後に言えば、フランスの民主主義と日本の民主主義が違うのは、お金儲けと表裏(おもてうら)一体がフランスやアメリカの民主主義です。日本はもともと、アメリカに民主主義を教わったんじゃなくて、古い時代から民が一番大事って民主主義ですから、お金儲けとは違う民主主義を世界にあためる(与える?広める?)ことが、僕は、えー、原子力問題の今後にも大事なことだと思ってます。はい」

岡安譲
「はい、ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 この日は他に以下のニュース(レポート)で青山さんの解説がありました。

・米大統領選 共和党ロムニー氏VSサントラム氏候補者争い激戦
・山本浩之キャスターの被災地リポート(岩手県宮古市) がれき処理に悩む被災地現状
・政府がEZZの拠点となる離島23カ所を昨年8月に国有財産化していたことを明らかに(尖閣周辺4島は含まれず)

 これら拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。


 さて、青山繁晴さん、3月はイベント盛り沢山だそうです。
 青山さんのブログの3/2付からまとめると、こうなります。

3/16(金)
ニッポン放送「ザ・ボイス そこまで言うか!」トークショーが、横浜高島屋8階の催事場で午後1時スタート。その後は「ぼくらの祖国」の即売会&サイン会。

3/17(土)
新刊「救国 超経済外交のススメ」(PHP)の発売日。Amazonではすでに予約受付が始まっています。

3/20(祝)
「救国 超経済外交のススメ」のための講演会。会場は紀伊國屋書店(新宿)で会費1500円。3月6日からすでに電話予約開始してます。

 いずれも詳細は青山さんのブログをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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